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2017/10/18 07:33 |
新たなる風の物語 第2部飛翔編ー41「極上の輝き」

NEW WIND社長 風間新 手記「新たなる夢のはじまり~飛翔編~」より 


 ※こちらはレッスルエンジェルスサバイバー2のリプレイとなります。
 旧作版NEW WINDとはお話上のつながりはありませんが、登場人物などは一部同じものを使用しています。

◇6年目4月

「では…行ってまいります。」
「いってくるお。」
「新日本女子プロレス…やってやるぜ!」
 北条、ソニック、越後の3人が新日本女子プロレスへと参戦する。現在売り出し中の越後は新女側が警戒しあまりいいカードは組まれていないが、きっと存在感を示してくれることだろう。
「ダンディさん、新女側からの通知に目は通しましたか?」
「ええ。甘く見られたものですな。」
 ダンディさんは語気を強める。
「ただ…対外的に見れば北条の経歴は誇れるものではないですからね。何しろシングルタイトルには無縁ですから。」
「…トップをとる力もない2流の選手という判断ですかな。しかしそれは北条を甘く見すぎていますぞ。」
 北条は人気選手であり集客力を持っている選手だ。その北条をタイトル戦で起用すれば客は入るというのが新女側の思惑だろう。

☆新日本女子プロレス認定世界ヘビー選手権(NJWP)選手権試合

 北条は開幕戦でいきなり新女の至宝へと挑戦する。
「よう。」
「社長!?」
 私の訪問に北条の顔が驚きの色に染まる。
「北条の晴れ舞台だからな。応援にきたよ。」
「ありがとうございます。正直…驚きましたよ。」
 北条はそういってちょっぴり恥ずかしそうな顔をした。
「相手はこの間ベルトを奪ったばかりのチョチョ・カラスだな。」
「ええ。AACのエースですから決して弱い選手ではありません。ですが、カオスや小鳥遊に比べれば劣るでしょう。」
 北条は冷静に分析しているようだ。
「落ち着いているようだな。」
「…カオスや小鳥遊相手の方がよっぽど緊張しますよ。それに……が来てくれましたし。」
「?」
「いえ…なんでもありません。勝ってきます。」
 北条はガウンを着るとメインの舞台へと歩みを進めた。



「ハアッ!」
「パーフェクトに決める!」
 カラスが華麗なムーンサルトで舞い、北条がパーフェクトキックを繰り出す。試合開始からわずか3分…試合は劇的に動いていた。
「ハアアッ!」
「このおおっ!」
 手数は圧倒的にカラスが上回るが、一発一発が軽い。
「この程度っ!」
 逆に北条は手数が少ないものの一発一発が重い。
「スカイブルーのリングはそれだけハードだってことですな。」
 ダンディさんはニヤリと笑った。
「うううう…」
 手数で上回っていたカラスだったが、北条の張り手が決まったあたりから動きがガクンと鈍くなった。
「ハアアアッ!」
 バチイイイッ!
「クウウ…」
 強烈な張り手に揺らぐカラス。
「ハアアアッ!イヤアアアアアッ!」
 さらに掌底を叩き込みカラスをひるませると北条はロイヤルDDTでカラスの脳天をマットに突き刺した。
「まだまだっ!」
 続いてロイヤルバックドロップを狙うが、これはボディプレスでカラスが切り返す。
「ショッ!」
 続けざまに高速のフランケンシュタイナー!これをカウント2.5で返す北条。
「なめるなっ!」
 高貴なるエルボーからWアームスープレックスを狙うがこれはカラスがリバース。これもカウント2.5キックアウトした北条は先ほど不発に終わったロイヤルバックドロップを今度は完璧に決めた。
「フォール!」
 完璧に決まった!かと思われたのだがカラスはカウント2.9でクリアし意地を見せる。
「パーフェクトに決める!!」
 超満員の場内にアピールした北条が最後に選択したのはロイヤルDDT!
「ワン…トゥ……スリー!!!」
 20分13秒激闘を制し、ロイヤル北条は…初めてシングル王座のベルトを巻いた。それも新女の誇る至宝“NJWP王座”である。
「私がNJWP王者ロイヤル北条だ。」
 北条はマイクで叫ぶと赤コーナーのポストに駆け上がり、両腕を突き上げた。
  NEW WIND旗揚げから丸5年…北条のデビューからは10年近い歳月が過ぎている。やっと掴んだ大きなチャンスを見事ものにして北条は堂々の世界チャンピオンに輝いた。
 この時の北条は極上の輝きを放っていた。私はこの時の輝く北条をけっして忘れはしない。

 さらに北条はソニックとのタッグでAACタッグに挑戦惜しくも時間切れ引き分けで王座奪取はならなかったが、王座奪取が決してフロックではないことを証明してみせた。

 そして…最終戦で北条は…新女のもう一つの至宝…IWWF認定アジアヘビー王者八島静香に挑戦し、50分34秒パーフェクトキックからの片エビ固めで勝利をおさめた。
 これまで無冠だった北条はたったの1ヵ月の間にNJWP&アジアヘビーの2冠王者に輝いた。
「これがロイヤル北条の…そしてNEW WINDの実力ですな。」
 ダンディさんは満足そうな笑みを浮かべていた。
「そして…これが”エース”ロイヤル北条の姿。私が長年待ち望んだ光景ですよ。」
 おめでとう北条。この勢いでMAX WINDをも奪い取ってみせろ!
  


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2009/05/19 18:00 | Comments(2) | サバイバー2リプレイ NEW WIND編

コメント

やったよ、北条さんやったよ!
・・・すいません、読むのが遅れました(涙)

一気に二冠王者とは。
やはり北条さんは魅せるところは完璧ですね!

これで勢いに乗って一気にMAX WINDまで手にして三冠王だw
posted by 泡藻URLat 2009/05/22 15:26 [ コメントを修正する ]
 読めませんでしたよ、アワモさん。

 いやー殴りこんでの挑戦なので、2冠になるなんて思ってもみませんでした。
組まれないかな?とは思っていたけど、向こうも北条なら勝てると思ったんでしょうね。
 でもうちのベビーエースですからね!甘く見すぎですよと。 
posted by Nat 2009/05/22 22:10 [ コメントを修正する ]

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