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「一本いっとく?」の巻

 この間、某うなぎちゃんと会話しながらリアルタイムアタックで書き上げた読みきりです。
 なお創作時間は20分。マッスルブラザーズの2人の話になります。

「ぷはああっ。」
 ボンバー来島は手に持っていた小ビンを飲み干した。
「それはなんだい、来島?」
 控え室に戻ってきた朝比奈は来島に尋ねた。
「これか?新しいサプリメントだ。」
「へえ。効くのかい?」
 朝比奈と来島はヒールとベビーであり本来ならこうして同じ控え室になることはないのであるが、ある試合をきっかけに意気投合し、筋肉兄弟というタッグを結成している。
 お互い筋肉を鍛えることが好きで競い合うように肉体をビルドアップし、当然サプリメントなどの情報交換はほとんど毎日のようにしている。
「うーん、まだわからないな。スポンサーから試しにもらった試作品だからな。」
「試作品かよ。そんなの飲んで大丈夫なのか?」
「うーん。スポンサーとの契約にはこういう条項も含まれているからなあ。」
 来島はがははっと笑った。
「スポンサーをつけるってのも大変だな。」
「何いってやがる、お前も飲め。」
 来島は小ビンを朝比奈に投げた。
「おっとっと。急に投げるなよなあ。」
 朝比奈は文句をいいながらも目を輝かせながらサプリメントをみている。
「相変わらず好きだなあ。一本いっとけ。」
「一本いっとく?」
「いっちゃえ。」
 来島と朝比奈にしかわからない阿吽の呼吸。朝比奈はグイッとサプリメントを飲み干した。


 そして…

 試合中に異変が起きた。
「ぐっ…」
「ぐおっ!」
 二人の体が火照る。
「体が熱い!」
「なんだこれっ!!」
 
 このあと二人の動きは精彩を欠き、鏡とSA-KIの関節技にさんざん悶絶した後ギブアップ負けを喫したのだった。

「おいおい来島なんだよあのサプリメント。」
「しらねーよ。」
 控え室に戻った二人は小ビンを拾い上げラベルを見た。

”マッスルホテール”
 筋肉が適度に火照り、脂肪の燃焼を助けます。

「なんだか微妙…」
「…だな。」
 二人は首をかしげるのだった。


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2008/10/25 18:00 | Comments(0) | マッスルブラザーズ

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