飲み屋の中で二人の男が自慢話をしていた。
A「いやーうちの”あいば”がようやく勝ったよ」
B「おーおめでとうございます。次はどこを使うんですか?」
A「春の東京を考えているんだけどね」
B「おおそれは楽しみですね。うちの”あいば”はこの間も負けてしまいましたよ」
A「ああ、見たよ。いやー惜しかったね」
B「ええ。あとひと押しだったんですけどねえ」
A「でも、そこそこいい素質を持っているみたいだから、きっと勝ち上がれるでしょう」
B「そう願います。ちょっとだけ根性が欠けているみたいだからそれ次第でしょうね」
C「あ、どーもどーも。”あいば”自慢ですか?」
A&B「あ、Cさんこんにちは!」
C「どーも。うちの”あいば”も頑張ってますよ。色々あったけど障害を乗り越えて頑張ってますよ」
A「そうかあ。Cさんのところも大変だよな。でも、意外とそっちの素質があったみたいだから、これから楽しみなんじゃないの?」
C「はは、まあそうですね。でも”あいば”はやっぱりいいもんですよね。可愛いし」
P「よーよーみなさんおそろいで。なに、なに? もしかして”あいば”自慢?」
A&B&C「どうもPさん。そうですよ”あいば”自慢です」
P「じゃあ、俺も混ぜてくれよ。”あいば”自慢なら負けないぜ」
B「おお、ついにPさんも”あいば”を手に入れたんですね」
P「ばっかやろ、照れるじゃねえかよ。”あいば”を手に入れるなんて」
A「へえ、どんな”あいば”なんですか?」
P「なにいってんだ。”あいば”っていったら、根性で頑張る子に決まってるじゃん」
C「おお。勝負根性があるんですな」
P「っていうかね~”あいば”は凄いよ。根性で頑張るし、なりより素直だし」
B「おお、いいですねえ~~」
A「うちのあいばは手がかかるんですよ~」
P「それにね、聞いてくれよ。おれの”あいば”はショートカットがよく似合うんだよ。いやー可愛くって仕方ないよ」
A「ショートカット? たてがみが短いってことですか?」
P「とーぜんじゃん」
C「それは可愛らしいですねえ。ちなみにタイムはどれくらいなんですか?」
P「そうだな……平均して10分くらいじゃねえの? よくわかんねえけどさ」
A「10分!? かかりすぎじゃないですか?」
C「だいたい1000メートルが60秒だから、1万メートル走っている計算になるけど…」
P「へっ? そんなに走らねえよ。せいぜい道場の周りを5周とかじゃねえの?」
A「道場?」
B「あの、さっきから何の話をしているんですか?」
P「だから相羽自慢だろ? うちの相羽和希はかわいいんだぜ」
C「愛馬カズキ? それはぼ、牡馬ですか?」
P「なんつー質問すんだ。そりゃボインじゃねえけど、れっきとした女だよ」
B「誰もそんな事聞いてないです。じゃあ牝馬なんですね?」
P「そこまで貧弱じゃねえけど、女だって。お前らこそさっきから何の話をしてるんだよ」
C「だから愛馬自慢です」
P「相羽自慢だろ? スターライトジャーマンが得意な」
B「スターライトジャーマン? 馬の名前ですか?文字数オーバーですよ」
P「馬?」
A「私たちは持ち馬……つまり愛馬を自慢しているんですよ。競走馬のね」
P「なに、馬? つまり愛馬自慢!? 相羽自慢じゃねえのかよ!」
D「そういうことですな」
P「なんで最後だけダンディ須永なんだよ、しかも内容下らねえしっ!」
駅のエスカレータを上りながら、急に思いついたネタです。
なんでおもいついたのかもよくわかりませんが、せっかくなので書いてみました。
うーん。内容としては某日記帳ぽいネタですね。
なお作品中のPさんは、PONさんとは関係ありませんので、誤解のございませんように(笑)
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馬の事だとは思いましたが、”愛馬”と書くとは思わなかったw
相羽だと、むしろいじり自慢が始まってしまう・・・(オイ)