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2017/12/17 03:26 |
「ある日の出来事」
 このお話は、サバイバー1リプレイNEW WIND編の設定を使用していますが、リプレイとは違うお話となります。

 


「南、ちょっとつきあえや」
 南の行く手を阻むようにマッキー上戸が仁王立ち。
「……邪魔なんだけど」
 南はマッキーを一瞥し、さっさと脇をすり抜けて先へ行こうとする。
「いかせねえよ」
「通してもらうわよ」
「うるせえ。いいからツラかしな」
 マッキーは持ち前のパワーで南の右腕を捻り上げる。
「……甘いわね」
 だが南はそれを脇固めで切り返す。
「うぎゃっ……」
 マッキーは身動きできずただ呻く事しかできなかった。
「ああ、こんなことだろうと思った。まったく人一人連れてこれないのね」
 ラッキー内田が駆け寄って技を外させる。
「……なにか?」
 南はキッ! と内田を睨みつける。
「ごめんね。ちょっと付き合ってもらってもいいかな?」
 マッキーよりも丁寧なお願いの仕方に南のこわばった表情も少しだけ緩んだ。
「……急いでいるんだけど……」
「お願い。ちょっとだけでいいからさ」
「悪いけど……」
 南は先へ進もうとする。
「こんなふうにはしたくなかったんだけどな。紫月!」
「これもまた……運命……」
 気配もなく姿を現した氷室は内田と二人がかりで南の腕を固め、強制的に連行していく形になった。
「ちょっと、離しなさい! どこへ連れていくつもり!?」
「いいから、大人しくついてきて!」
 内田と氷室は抵抗する南を道場へと引きずりこんだ。

「ちょっと、どういうつもりよ!」
「どうもこうもねえよ。南さん、最近調子に乗ってるんじゃねえのか?」
「そうそう」
「いくら運命とはいえ、ちょっと許し難いです」
 3人は口々に言いながら南をリングへと押し上げた。
「ここで一発わからせてやらねえとな」
「そうそう」
「これもまた運命……」
 3人がかりで南へと迫る。
「ちょ、ちょっと!」
 3人の放つただならぬ気配に後ずさりする南。
「へへ……悪く思わないでくれよ」
「ごめんね」
「運命……」
「や、やめなさい!」
 南が必死に抵抗しようとしたとき、伊達が何かプラカードを持ってリングに入ってきた。
「遥?」
 南は伊達の持っていたプラカードを見て全てを理解した。
「やられたわ……」
 プラカードには『ドッキリ大成功』と書かれていたのだ。
「ちょっと、貴女達どういうつもり?」
 南が4人に詰め寄った瞬間、リングの外からクラッカーが何発も鳴らされた。
「お誕生日おめでとうございます。南さん!」
「おめでとうございます!」
 リング下に隠れていた後輩達が一斉にリングへとなだれ込む。
「南さん、おめでとうおめでとうなんです。ハイ、ろうそく消してくださいね!」
「まったく……もう」
 南は怒る気力を無くし、ろうそくの火をを吹き消した。




 3月1日は南利美の誕生日ということで急遽書きおろしてみました。
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2010/03/01 00:57 | Comments(0) | レッスルSS

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