今日はレッスル界にとって重要なキャラの誕生日なんです。
えっ?「誰だ」って?? 「1日と4日はいたけど、2日はいないだろう」って?
いやだなあ、みなさん!レッスル界にとって重要なキャラの誕生日なんですよ!
正解は後ほどってことで、早速誕生日記念SSへどうぞ。
えっ?「誰だ」って?? 「1日と4日はいたけど、2日はいないだろう」って?
いやだなあ、みなさん!レッスル界にとって重要なキャラの誕生日なんですよ!
正解は後ほどってことで、早速誕生日記念SSへどうぞ。
我輩は犬である。名前はまだない。
いや、正確には俺は犬ではなかったはずだし、名前もちゃんとあったはずだ。だが、覚えていない。
とにかく、しこたま酒を飲んだ…という記憶がかすかにあったのだが、俺が犬であれば、酒など飲むはずもない。
とにかく、ある朝気づくと俺は犬だった。いや、犬になっていたというのが正しいのかもしれない。とにかく犬になる前の記憶はまるでないし、今自分が犬になっているという事実を認めたくない。
とにかく今の俺は、真っ白な体の犬で、いく当てもなく川原をとぼとぼと歩いているわけだ。
「ファイト!ファイト!」
遠くから元気のいい少女の声が聞こえた。
ショートカットの似合う、可愛らしい女の子だった。年は俺より若い、18くらいだろうか。
俺はなんとなく、無性に飛びつきたい衝動にかられ、ポン!とその少女の前に飛び出した。
「うわあああっ!」
少女は突然現れた俺に驚き、尻餅をついてしまった。
「な、なんだ犬か。びっくりしたなあ。」
その少女は大きなクリクリした瞳でじっと俺をみた。俺は、その顔を見た瞬間…体に電撃が走った。
「クウン、クウン」
俺は好みだ!と叫んだつもりだったが、哀しいことに今は犬の姿である。可愛らしい泣き声を出すことしかできなかった。
「おなかすいてるの?」
少女はそういって俺の体を両手で軽々と持ち上げた。
「クウン。」
むう、確かに腹はへっている。少なくてもこの数時間、犬の姿になってしまってからはなにも食べていない。
「そっか。ボクもロードワークが終わったらご飯食べるとこだし、連れてってあげるよ。きっと舞先輩が喜ぶだろうなあ。」
「クウン。」
「ボクは相羽和希、今はスターライト相羽って名前で、プロレスラーやってるんだ。君は?」
そうか和希か。いい名前だな…俺の名前は…
「クウン。」
「あは、ごめんね。答えられるわけないよね。そうだな、ボクの前にポンと飛び出してきたから、君の名前はPON吉だ。」
その名前を聞いた瞬間、何かが俺の頭の中をよぎった。PONという名前に聞き覚えがある気がしたのだ。
「さ、いこPON吉。」
俺は少女の腕に抱かれてとある建物まで運ばれたのだった。
その建物は『NEW WIND』と書いてあるプロレス団体の女子寮のようだった。
「和希、お帰り!お帰り!」
なんだか元気な女が俺と和希を出迎えた。
「ただいまです、舞先輩。」
「あ~っかわいい~~!」
舞と呼ばれた女はなれなれしく俺に触れてきた。俺は抵抗しようとしたのだが、この女は妙にツボを抑えていた。気持ちよいところばかり撫でられて、俺は抵抗できなかった。
「さっき川原で…」
和希が一生懸命説明をしてくれているが、この舞という女はほとんど聞いていないようだった。
「とにかくご飯たべさせましょ。」
「うん。」
どうやらこの舞というやつは動物が好きらしい。
温かいご飯を使った上手い飯を出してくれたのだ。なんだいい奴じゃないか。まあ、和希ほどじゃないけどな。
「どうやら、落ち着いたみたいですね。」
「うん。でも、このまま飼うわけには行かないし…」
「どうしましょうか?」
「飼いたいなら構わないが、ちゃんと狂犬病の予防接種などをしないと駄目だな。」
なんだかえらそうな男が出てきた。
「しゃ、社長!」
「まあ役に立ちそうな顔はしてるからな。きっと騒ぐのはうまいだろう。」
なんだと、どういうことだ!
「騒ぐのはって?」
「うん、この犬…どこかでみたような顔なんだよな………そうだ!関東の暴走王と呼ばれた男に似ている。」
社長と呼ばれた男はそういって微妙な顔をした。”関東の暴走王”?その呼び名にも聞き覚えがある気がした。
「ひとまず綺麗にしてやれ。」
「はい!一緒にお風呂に入ります。」
「あっ、和希ずるい、ずるい!舞も一緒に入ります。」
「いいですよ舞先輩、一緒にPON吉を綺麗にしましょう。」
おおっ!これは美味しいシチュエーションだよ。ぐふふ…
「先に中に入って待っててね、PON吉。」
俺はその声を聞きながらむふふと思った。
まもなく、全てをあらわにした和希とオマケが入ってくるのだから。
たまんね~な、オイ。
俺は湯気の立ちこめる風呂場で、二人が入ってくるのをじっと待っていた。
「ふあああ」なんだか、あったかくて眠くなってきたよ。
一眠りしながら、待つとしよう。
「社長、PON社長!」
俺は俺を呼ぶ声で目が覚めた。
「うん?和希か。なんで、服を着てるんだ!全裸で一緒に風呂にはいるんじゃなかったのか?」
俺の言葉に和希は真っ赤になって、「な、なにいってるんですかっ!」と俺の頭を洗面器でひっぱたいた。
「いてっ!」
「なに寝ぼけてるんですか?PON社長?」
「あれ?ここはNEW WINDじゃないのか?」
「大丈夫ですか、社長??ここがNEW WINDなわけないでしょう?ここは、PON社長がボスの『愛・戦士』ですよ。」
和希はそういって不思議そうな顔をした。
なんだ夢だったのか…残念。
というわけでね、本日誕生日のキャラはPONちゃんでした。
キャラじゃねーって?いやいや、大事なキャラの持ち主ですよ。
誕生日おめでとーーー!!! プレゼント代わりにお祝いSSを書いてみました。
まあ、この間の土日は関東連合の集まりに出席(3度目・Jさん邸には2度目のご訪問)をしたわけですけども、その際にPONちゃんが4・2誕生日だといっていたのでね。
それでこういうのを書いてみました。
まあ、喜んでもらえる内容かは謎ですけども、ネタになると喜ぶはずなので。
ではでは、PONちゃん誕生日おめでとー。
PONちゃんにとってこの一年がいい一年になりますように。
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コメント
え、誰の誕生日だっけ?と読み進めていって
「ポン吉」で吹いてしまった。
posted by 浜岡URLat 2008/04/02 23:00 [ コメントを修正する ]
うわあああああああああ
すいません、すいません
せっかくこんなことまでしていただいてたのに
今週は飲み歩いてて拝見するのが遅れました
こんなロクに気遣いもできないバカにありがとうございます
次回、お会いする時はココアでもご用意してお待ちしていますw
すいません、すいません
せっかくこんなことまでしていただいてたのに
今週は飲み歩いてて拝見するのが遅れました
こんなロクに気遣いもできないバカにありがとうございます
次回、お会いする時はココアでもご用意してお待ちしていますw