NEW WIND特別興行 セミファイナル”GGJ対決・決め技限定マッチ 時間無制限一本勝負”
オーガ朝比奈 VS レインボー岩城(フリー)
この試合は、決め技限定ルールで行われ、決められた技以外でのフィニッシュは認められません。
オーガ朝比奈選手は”フィニッシュバスター(旋回式スクラップバスター)”、レインボー岩城選手は”プリズムフォール(岩城式ノーザンライトSH)”が決め技となります。
なお、朝比奈選手フィニッシュバスターにはフィニッシュバスター・バーニングエンド(逆旋回式スクラップバスター)も含みます。
オーガ朝比奈 VS レインボー岩城(フリー)
この試合は、決め技限定ルールで行われ、決められた技以外でのフィニッシュは認められません。
オーガ朝比奈選手は”フィニッシュバスター(旋回式スクラップバスター)”、レインボー岩城選手は”プリズムフォール(岩城式ノーザンライトSH)”が決め技となります。
なお、朝比奈選手フィニッシュバスターにはフィニッシュバスター・バーニングエンド(逆旋回式スクラップバスター)も含みます。
「スリ」
岩城もこれをカウント2.9で跳ね返してみせる。
「そう簡単にはやらせはしないよ」
岩城はニコッと笑ってみせる。
「チッ、思ったよりもやるじゃねえの」
朝比奈の顔にも自然と笑みが浮かんでいた。相手が手ごわいほど燃えるのがプロレスラーだ。
「それはこっちのセリフ。たかなしさんの腰巾着じゃなかったんだねっ!」
岩城はいうが早いか打点の高いドロップキックを朝比奈の顔面へ叩き込む。
「っ! このっ!」
朝比奈は倒れずに踏みとどまり、一回転して前受け身で着地した岩城の背中へ膝を落とす。
「おっと!」
岩城は素早く体を捻りそれをよける。
ここからは岩城がスピードを生かして朝比奈を攻め込み、朝比奈は持ち前のパワーで岩城の体力を削っていく。決め技限定マッチということを忘れさせる熱い攻防に場内は盛り上がりを見せた。
「いっくぜえええ」
岩城の腹部に膝を打ち込み動きを止めた朝比奈は意表をついて、パワーボムの体勢に入った。
「おらああああああっ!」
高々と岩城の体を持ち上げ、一気に叩きつける。
「よっと!」
岩城はそれをウラカン・ラナで切り返す。
「ぬんっ!」
それを予知していたのか朝比奈は腕力で岩城の体を再度持ち上げると、クラッチを変えてフィニッシュバスター!
「ぐげっ!」
予期せぬタイミングで決められた岩城は大きなダメージを負ってしまった。
「よっしゃ!」
朝比奈はフォールにいかず髪の毛を引っ掴んで無理やり立たせるとアルゼンチンバックブリーカーで担ぎあげる。
「うあああああああああっ」
腰を強打したばかりの岩城にとってこの攻撃はきつい。
「おらおらおら!」
ぐいぐいと岩城の体を反らせ、ダメージを与えていく朝比奈。
「くっ!」
岩城は朝比奈の腕を極めて技をはずそうとするが、朝比奈はクルンと岩城の体を回転させつつ自らも旋回し、変形のフィニッシュバスターへと移行する。
「ぐはっ!」
いつもよりも高さのある一撃が決まり、朝比奈は片エビでがっちりと押さえ込んだ。
「ワ~ン! ト~ゥー! スリ」
「ぬあああああっ!」
カウント2.99 ギリギリのところで岩城は肩を上げる。
「ぷは~っ。危ない危ない。あの体勢からボムに来るのはみたことあったけど、まさかスクラップバスターへつないでくるなんてね。驚いた~」
「くそっ。手ごたえ十分だったのに」
「あれが貴女の奥の手だったのなら、今度は私の番ね」
言うが早いか、岩城はトラースキックを朝比奈の顔面に打ち込み、そこから素早く組みつく。
「ぶいっ!」
ぶいっ!の掛け声とともに放たれる必殺のプリズムフォール。試合開始直後のものと比べると、説得力のある一撃が完璧に決まった。
「フォール!」
「ワ~ン!」
「ぬおおっ!」
朝比奈まさかのカウント1で返す。
「げっ、マジ?」
「マジだぜっ!」
一瞬気が抜けた岩城に組みつくと、朝比奈は旋回式のスクラップバスターの体勢に入った。
「スクラップになっちまいなっ!」
先ほどまでとは逆に回転する朝比奈のフィニッシュバスター・バーニングエンドがさく裂!
「よっしゃ!」
朝比奈が押さえ込みにかかるが岩城はその朝比奈の腕を掴んでラ・マヒストラル! もっとも当然カウントは数えられないが…。
「ノーフォール」
ミスターDENSOUレフェリが大げさなジェスチャーでアピール。
「わかってるってばっ!」
岩城もう一度プリズムフォール! 今度は捻りを加えて急角度で叩きつける。
「ぐはっ!」
「ワ~ン! トゥ~! スリ~!」
カウント3が入り、岩城の勝利をつげるゴングが打ち鳴らされた。
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