今回はロト3部作です。
プレイしたことある人なら考えたことあるんじゃないかなと思います。
なお各世代の主人公はすべてルーザーで統一してあります。
ややこしいのでご注意を。
プレイしたことある人なら考えたことあるんじゃないかなと思います。
なお各世代の主人公はすべてルーザーで統一してあります。
ややこしいのでご注意を。
勇者ロトの血を引く者ルーザーは、竜王を倒すための戦いに明け暮れていた。
「勇者ロトの使っていた伝説の装備品がある。」
その噂を聞いてルーザーはドムドーラの町(というかドムドーラの廃墟)へと来ていた。
「このおおっ!」
ルーザーはメルキドの町で買った炎の剣で、勇者ロトの鎧を守っていた悪魔の騎士を撃破した。
「やった…ここにロトの鎧が…」
隠されていた宝箱をあけるとそこにはまばゆい光を放つ鎧が…入っておらず、ボロボロになった皮の鎧が入っていた。
「なっ!なんだこれは!!!」
呆然とするルーザー。
「勇者ロト…」
そうこの皮の鎧には、ロトのサインが記されていたのである。
「石版と同じ…だよな…」
そう旅に出た直後にロトの洞窟で見た石版とまったく同じサインが入っていたのである。
「…どういうことだ?」
さすがに皮の鎧を身につけるきにはなれず、道具袋に放り込んでルーザーは旅を続けた。
そして竜王の城でルーザーはついにロトの剣を見つけたのであった。
「嘘だろう!?」
唖然とするルーザー。
「こ、これが…ロトの剣だと??」
どうみても単なる銅の剣にしか見えない。だが、やはりロトのサインが入っている。
「どういうことだ?」
ルーザーにはその謎は解けず、結局炎の剣で竜王を倒すことに成功したのだった。
それから百年の後…
ローレシアの王子ルーザー一行は、百年前に先祖ルーザーが味わったのと同じ感覚を味わっていた。
「これがロトの剣なの?」
ムーンブルクの王女ベルノは不思議そうな顔をしていた。どう見ても銅の剣にしか見えない。
「それにこれがロトの鎧?どう見ても皮の鎧だよね?」
サマルトリア王子トンヌラは首を捻る。
「ロトの盾は皮の盾で、ロトの兜は鉄兜だよね…どういうことなんだろう??」
ローレシア王子ルーザーは首をひねるしかなかった。
そして……シドーを倒し世界に平和を取り戻した数年後に意味がわかった。
そう、勇者ロトの日記が発見されたのだ。
それによれば、勇者ロトこと初代ルーザーは、とことん自分を鍛えそして仲間を鍛えあげ、銅の剣・皮の鎧・皮の盾・鉄兜という軽装で、大魔王ゾーマを撃破したとのことだった。
「さすがは伝説の勇者ロトだな。スケールが違うぜ。」
王家をつぎローレシア王となったルーザーは感心するしかなかった。
「もっと鍛えないとなあ。」
力こぶを作るルーザーを優しく見守る王妃ベルノ。
「でも、ちゃんと呪文の練習もしてくださいね。」
「わかっているよ。」
さて、ここから先は本当の真相を話そう。
これはアレフガルドが闇にとらわれていたころの話である。
「覚悟しろ、大魔王ゾーマ!!」
先ほど記載した軽装に身を包んだ勇者ルーザーは自信満々に言い放った。
「そんな軽装でこの私に勝てると思うてかっ!」
ゾーマは激昂するが、ルーザーは相手にしない。
「光の玉があれば貴様相手に武器はいらん!!」
「なんだとっ!」
初代ルーザーは光の玉を掲げ、ゾーマの闇の衣を払った。
「ぐはっ…き、貴様~~~~っ!
ゾーマは激しい攻撃を仕掛けるが勇者たちは顔色一つ変えない。
「いくぞ!対ゾーマ用秘密兵器!」
勇者の声に「おう!」と仲間達が呼応する。なおパーティは勇者を除いて女性ばかりである。
「賢者!!」
「任せて!ベホマ~~~~!!!」
賢者はゾーマに向かってベホマを唱えた。
「ぐうううううっ…」
悶絶するゾーマ。明らかにダメージを受けている。
「元僧侶の戦士!」
「まっかせろよ!ベホマ~~~!!!」
もともと僧侶だっただけにベホマはお得意である。
「ぐああああああっ…」
「元賢者な武道家!!」
「はいよっ!ベホマ~~~~!!!」
通常は回復させる呪文なのだが、闇の衣を取り払ったゾーマには最大の攻撃呪文である。
「ぐああああああっ!」
「それじゃ俺も!ベホマー~~~!!!!」
ベホマの連発に体力を消耗するゾーマ。
「ぐあああああっ…」
その後もベホマを唱え続ける一行。
「とどめよ、勇者!」
「最後は任せる!」
仲間の声援を受け、勇者ルーザー(後の勇者ロト)はとどめの呪文を唱えた。
「ホイミっ!!」
「ぐあああああああああああああああああああっ!」
ゾーマは断末魔の叫びを残しこの世から消滅したのだった。
「ホイミは偉大な呪文だ。冒険の初期から最後まで俺達を助けてくれたんだ。」
「そうね。」
こうして勇者ロトとなった初代ルーザーは、そして伝説になったのであった。
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しかし、銅の剣とはまた良心的ですね~
自分が昔、妄想した時は『ひのきのぼう』でした(爆)