「誰か、私に挑戦してくる奴はいないの!」
市ヶ谷を下し、王座の防衛に成功したマイティ祐希子はマイクを掴むとそう叫んだ。
市ヶ谷を下し、王座の防衛に成功したマイティ祐希子はマイクを掴むとそう叫んだ。
すでに祐希子はパンサー理佐子、クリス・モーガン、ビューティ市ヶ谷、サンダー龍子といったそうそうたる面々を下し、絶対王者としての風格を漂わせはじめていた。
「随分と威勢がいいわね」
沈黙を破って場内に響いたのは南利美の声であった。
「へえ、意外ね。利美はそういう欲はないのかと思っていたけど」
「悪いけど、貴女の事はいつも傍でみさせてもらっているわ。だから、貴女の欠点はよくわかっているわ」
南はそういうと静かにほほ笑んだ。それは、勝利を確信している者の笑みであった。
「面白いじゃない。利美のその自信、打ち砕いてやるわ!」
--次回興行 にて MY Revolution シングル対決実現ーー
「という夢を昨日見たんだけど……」
「社長、そんな夢みたいなこと言ってないで、豆腐を作って売って来てくださいよ」
「わかったよ。”ゆっこどうふ”と”としみんどうふ”売ってくるよ」
「そうよ。次回のオンリーで売り出すんだから、完璧な仕上げにしてきてね」
「はいよ~~」
今日も仕事に打ち込む哲社長であった。
「帰りは打ってこないでくださいよ」
「放送あるんですから~~」
「最近サボリ気味でしたし~~」
「まあ、頑張ってきておくれよ。お姉さんは豆腐で一杯ひっかけて待ってるよ」
「天使の囁きの放送をリスナーもメンバーも楽しみにしているのですよ!」
というわけで、禁断の対決を書こうかなと思ったんですが、時間的に無理なのでこういう形にしてみました。
祐希子VS南はサバイバー2リプレイでちょっと書いた事があるんですが、試合SSとしてきちんと書いたわけではないので、いつかは書いてみたいカードなんですけどね。
ANGEL MANIA2009で、書こうかな? と思った事はあるんですが、あえて外して市ヶ谷VS南にしたんですよね。
ま、今回はお誕生日祝いということで、さわりだけということで。
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でも、その反面、読むのが怖いような・・・
まあ、Nさんの書く話なら、どっちが勝っても負けても、スッキリ読めそうな気がしますけどね
ちなみに、この2人が戦った場合、社長としては中立の立場
個人的には南さんを応援って感じです(笑)