NEW WIND社長 風間新 手記「新たなる夢のはじまり~飛翔編~」より
※こちらはレッスルエンジェルスサバイバー2のリプレイとなります。
旧作版NEW WINDとはお話上のつながりはありませんが、登場人物などは一部同じものを使用しています。
※こちらはレッスルエンジェルスサバイバー2のリプレイとなります。
旧作版NEW WINDとはお話上のつながりはありませんが、登場人物などは一部同じものを使用しています。
第5戦……
「がはっ……」
先日のリプレイのようにサイレントナックルがさく裂し、桜崎がフォール負けを喫してしまった。
「あっはっは。どうしたTWPチャンピオンさんよ」
勝利したゼロのセコンドについていた朝比奈がマイクを掴むと、それだけで歓声があがった。……ファンの人たちも順応が早いなぁ……
「くっ……」
「ベルトに挑戦してあげてもいいですよ?」
ゼロは朝比奈の指示通りにマイクでアピールする。
「くっ……その挑せ」
「……そこまでよ」
おどろおどろしい曲が流れると同時に、花道から十六夜が姿を現した。
「なんだてめえ!」
十六夜は朝比奈の問いかけを無視して、リングへと歩み寄る。
「……桜崎……貴女には少々失望したわ」
「美響お嬢様……」
ロープを挟んで睨みあう二人。
「少々……お仕置きが必要なようね」
十六夜はロープ越しに桜崎の首を絞めると、そのまま桜崎を持ち上げてロープをこえさせ、災厄降臨で花道に叩きつけた。
「お……嬢さま……」
意識を失った桜崎を放置し、十六夜は姿を消した。
「な、なんなんだいったい……」
「……十六夜選手からファンの皆様に伝言があります」
リングアナがいきなり書状を読み上げ始める。
「桜崎がふがいないファイトをお見せしたこと、チームリーダーとして恥じております。よって、桜崎に対し実力行使し、災厄の力を持って制裁を加える。このシリーズ最終子新日本ドーム大会にて、災厄降臨……なお、この試合はTWP選手権試合となることを予めお伝えさせていただきます。 十六夜美響……」
「ちょ、ちょっと待てよ。ゼロが挑戦ってのが流れじゃねえのかよ!」
朝比奈が反論しようとするが、場内は先ほどの十六夜の行動と突然読み上げられた書状に気を取られ反応がない。
「くそっ……これは十六夜の策だぞ、眼を覚ませよ! あいつは身内でベルトをまわしたいだけなんだぜっ!」
この時朝比奈の後ろに黒い影が……マイクアピールに夢中な朝比奈は気づかない。
「身内だからって、安心していいわけじゃねえぜ!」
朝比奈に襲いかかったのは、なんと小鳥遊だった。
「た、大将! なんのつもりだっ!」
「決まっているだろう! お前の腰に巻かれているベルトが欲しいんだよ。私が、頂点へと返り咲くためにっ!」
小鳥遊は朝比奈をボコボコと殴りつけ、朝比奈がダウンするとマイクを掴む。
「朝比奈っ! 次の大阪で私の挑戦受けるだろうな」
「上等だ……このやろう! なんなら今やってやるよ」
朝比奈は来ていたTシャツを脱ぐ。
「アホかお前は。今やってもつまらないだろうが。お客さん、そういうことだからよ、打次の大阪来てくれや。チケットは現在好評発売中だ。いい席はお早目に!」
「このやろう……上等だ。大阪やってやんよ!」
「決まりだな。社長さんよ、たびたびで悪いがカード組んでおいてくれや」
やれやれ。どいつもこいつも……
「わかった、やっておく」
「悪いな。それと、岩城」
「なんだい、小鳥遊さん?」
「この試合はお前さんが裁いてくれや」
「別にいいけど……」
「頼むわ。じゃ、そういうことだからよ……ごきげんよう!」
小鳥遊のあいさつにみなややずっこけたが、観客のハートはがっちりと掴んでいったようだ。
「十六夜の行動のインパクトを上手く消してきましたな」
「さすがは小鳥遊……千両役者ですね……」
第6戦 NJWP選手権試合 (王者)オーガ朝比奈 VS ガルム小鳥遊(挑戦者)急遽決定!
第8戦 TWP選手権試合 (王者)メイデン桜崎 VS 十六夜美響(挑戦者) 急遽決定!
なお第8戦のメインイベントは南のMAX WINDの防衛戦の予定。
対戦相手は第7戦 WWCA選手権試合 (王者)カオス VS 越後(挑戦者)の勝者が挑む事になっている。
「がはっ……」
先日のリプレイのようにサイレントナックルがさく裂し、桜崎がフォール負けを喫してしまった。
「あっはっは。どうしたTWPチャンピオンさんよ」
勝利したゼロのセコンドについていた朝比奈がマイクを掴むと、それだけで歓声があがった。……ファンの人たちも順応が早いなぁ……
「くっ……」
「ベルトに挑戦してあげてもいいですよ?」
ゼロは朝比奈の指示通りにマイクでアピールする。
「くっ……その挑せ」
「……そこまでよ」
おどろおどろしい曲が流れると同時に、花道から十六夜が姿を現した。
「なんだてめえ!」
十六夜は朝比奈の問いかけを無視して、リングへと歩み寄る。
「……桜崎……貴女には少々失望したわ」
「美響お嬢様……」
ロープを挟んで睨みあう二人。
「少々……お仕置きが必要なようね」
十六夜はロープ越しに桜崎の首を絞めると、そのまま桜崎を持ち上げてロープをこえさせ、災厄降臨で花道に叩きつけた。
「お……嬢さま……」
意識を失った桜崎を放置し、十六夜は姿を消した。
「な、なんなんだいったい……」
「……十六夜選手からファンの皆様に伝言があります」
リングアナがいきなり書状を読み上げ始める。
「桜崎がふがいないファイトをお見せしたこと、チームリーダーとして恥じております。よって、桜崎に対し実力行使し、災厄の力を持って制裁を加える。このシリーズ最終子新日本ドーム大会にて、災厄降臨……なお、この試合はTWP選手権試合となることを予めお伝えさせていただきます。 十六夜美響……」
「ちょ、ちょっと待てよ。ゼロが挑戦ってのが流れじゃねえのかよ!」
朝比奈が反論しようとするが、場内は先ほどの十六夜の行動と突然読み上げられた書状に気を取られ反応がない。
「くそっ……これは十六夜の策だぞ、眼を覚ませよ! あいつは身内でベルトをまわしたいだけなんだぜっ!」
この時朝比奈の後ろに黒い影が……マイクアピールに夢中な朝比奈は気づかない。
「身内だからって、安心していいわけじゃねえぜ!」
朝比奈に襲いかかったのは、なんと小鳥遊だった。
「た、大将! なんのつもりだっ!」
「決まっているだろう! お前の腰に巻かれているベルトが欲しいんだよ。私が、頂点へと返り咲くためにっ!」
小鳥遊は朝比奈をボコボコと殴りつけ、朝比奈がダウンするとマイクを掴む。
「朝比奈っ! 次の大阪で私の挑戦受けるだろうな」
「上等だ……このやろう! なんなら今やってやるよ」
朝比奈は来ていたTシャツを脱ぐ。
「アホかお前は。今やってもつまらないだろうが。お客さん、そういうことだからよ、打次の大阪来てくれや。チケットは現在好評発売中だ。いい席はお早目に!」
「このやろう……上等だ。大阪やってやんよ!」
「決まりだな。社長さんよ、たびたびで悪いがカード組んでおいてくれや」
やれやれ。どいつもこいつも……
「わかった、やっておく」
「悪いな。それと、岩城」
「なんだい、小鳥遊さん?」
「この試合はお前さんが裁いてくれや」
「別にいいけど……」
「頼むわ。じゃ、そういうことだからよ……ごきげんよう!」
小鳥遊のあいさつにみなややずっこけたが、観客のハートはがっちりと掴んでいったようだ。
「十六夜の行動のインパクトを上手く消してきましたな」
「さすがは小鳥遊……千両役者ですね……」
第6戦 NJWP選手権試合 (王者)オーガ朝比奈 VS ガルム小鳥遊(挑戦者)急遽決定!
第8戦 TWP選手権試合 (王者)メイデン桜崎 VS 十六夜美響(挑戦者) 急遽決定!
なお第8戦のメインイベントは南のMAX WINDの防衛戦の予定。
対戦相手は第7戦 WWCA選手権試合 (王者)カオス VS 越後(挑戦者)の勝者が挑む事になっている。
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