NEW WIND社長 風間新 手記「新たなる夢のはじまり~飛翔編~」より
※こちらはレッスルエンジェルスサバイバー2のリプレイとなります。
旧作版NEW WINDとはお話上のつながりはありませんが、登場人物などは一部同じものを使用しています。
※こちらはレッスルエンジェルスサバイバー2のリプレイとなります。
旧作版NEW WINDとはお話上のつながりはありませんが、登場人物などは一部同じものを使用しています。
そしてこの日のメインでは……
「これで終わりだっ! 大将おさえとけ~っ!」
「おう。任せておきな」
朝比奈の指示に小鳥遊が応じ、場外へと南を叩き落とした。
「越後っ!」
南は場外で小鳥遊と乱闘を繰り広げながらパートナーの越後に声を飛ばす。
「黙ってみていろ! EXタッグ優勝なんて価値がないって事を教えてやるよ!」
朝比奈は越後を担ぎあげると、最近フィニッシュとして使用しているマッスルバスター!
「越後おおおおおっ!」
ファンの悲鳴が場内に響き渡る中、3カウントが入った。
「ただいまの試合は、26分55秒、26分55秒……マッスルバスターからの体固めで、勝者オーガ朝比奈!」
朝比奈はマイクをひったくると、ダウンしている越後とそのそばに駆け寄った南へ向かてメッセージを送る。
「どうだ! EXタッグ優勝チームなんてこんなもんさ! オレと大将に勝とうなんて10年はえーんだよ!」
「Boooooooooo!」
盛大なブーイングが巻き起こるが、朝比奈は涼しい顔だ。最近はベビーのような歓声を受ける立場だが、元々はヒールだ。この程度のブーイングなど気にもしない。
「南っ! 越後っ! お前らが勘違いしないように一言いっておくぞ!」
「Boooooooo!」
「うるせえ! ブーブー言ってるお前らもよーく聞いておけ!」
「Boooooooo!!」
「だいたいお前らが勘違いしているから、こいつらが調子に乗るんだよ」
「Booo…」
「うるせえ!」
朝比奈が一喝すると、場内がシーンとなる。
「よーし、いい子だ。そのまま、耳の穴かっぽじってよ~く聞けよ。……いいか、新女が一番じゃねえんだ! いいか、もう一度言うぞ! 新女が一番じゃねえんだよ!」
随分と意外な事を言い出したな。
「そう、新女は今じゃ日本で2番目なんだよ!」
「……じゃあ、一番は?」
黙っていた小鳥遊が絶妙な合いの手を入れた。
「チッチッチッ……」
朝比奈は舌打ちをしながらマイクを持たない方の手の人さし指を立てて、それを横に振り、黙って足元のリングを指さした。
「いいか、一番はこのNEW WINDなんだよ。このスカイブルーのリングが一番輝いているんだよ! NJWPチャンピオン……新女のベルトを巻いているオレさまがいうんだ、間違いないんだよ。 自分で言うのもなんだが、オレよりもすげーやつはこの団体にいっぱいいるんだよ。NEW WINDがナンバー1なんだよ! いいか、お前ら忘れずによ~く覚えておけよ! バッドイブニングだ!」
大歓声が沸き起こる中、朝比奈はマイクを放り投げて意気揚々と引き上げていった。
それに従って引き揚げる小鳥遊。どうやら師弟コンビも朝比奈が引っ張る形に進化したようだな。
「……一本取られたわね。越後、引き上げるわよ」
「はい。今は何を言っても無駄ですからね。悔しいですけど」
朝比奈のあの言葉は、団体の所属選手としての本音はもちろんのこと、先輩として越後の気を引き締める意味合いもあったのかもしれないな。
第4戦……
第3戦で一躍注目を浴びた朝比奈は、ゼロをパートナーにして十六夜&桜崎のカラミティ&メイデンと対戦する。
「ゼロ、決めろっ!」
「……はいっ!」
朝比奈は指示を飛ばして、第3戦とは逆に自分がエプロンに控えている十六夜へと突っ込んでいく。
「なめないでもらいたいわね!」
リングに残されたTWP王者桜崎は怒りを隠さずにゼロに向かっていく。
「……ヤッ!」
桜崎の打撃を素早くよけたゼロは、カウンターのサイレントナックル!
「ああっ!」
そのままゼロはTWP王者桜崎からフォールを奪ってしまった。
「オイ、チャンピオン! ちょっとだらしないんじゃねえのか?」
マイクを掴んだ朝比奈は桜崎を挑発する。
「くっ……」
「おい、桜崎、ゼロが言いたい事があるそうだ。聞いてやってくれよ」
朝比奈はニヤニヤしながらゼロにマイクを渡す。
「えっ……うん……そんな……でも……わかった」
なにやらゼロに耳打ちをする朝比奈。ゼロが小声で何か反論していたが、結局朝比奈の言うことを飲んだようだ。
「……桜崎さん」
「なによ!」
桜崎は凄い形相でにらみ返す。
「……いつでもシングル組んであげますよ」
「むき~っ! 上等よ、ちょっと社長! 次の京都でシングル組んで。この借りは必ずお返しいたしますわ!」
「わかったわかった。組んでやるよ」
こうして急きょ次回京都大会の対戦カードは変更になった。
「じゃあ、そういうことだ。バッド……」
「「イブニング」」
最後の決めゼリフだけ声をそろえ、朝比奈とゼロは悠々と引き上げていった。
「それにしても朝比奈がここまでマイクができるとは思いませんでしたな」
「マイクがオハコの小鳥遊の弟子だからね。これくらいはできて当然かもしれませんけどね」
これはこれで面白い。やはりマイクというのも使いようだからね。
「これで終わりだっ! 大将おさえとけ~っ!」
「おう。任せておきな」
朝比奈の指示に小鳥遊が応じ、場外へと南を叩き落とした。
「越後っ!」
南は場外で小鳥遊と乱闘を繰り広げながらパートナーの越後に声を飛ばす。
「黙ってみていろ! EXタッグ優勝なんて価値がないって事を教えてやるよ!」
朝比奈は越後を担ぎあげると、最近フィニッシュとして使用しているマッスルバスター!
「越後おおおおおっ!」
ファンの悲鳴が場内に響き渡る中、3カウントが入った。
「ただいまの試合は、26分55秒、26分55秒……マッスルバスターからの体固めで、勝者オーガ朝比奈!」
朝比奈はマイクをひったくると、ダウンしている越後とそのそばに駆け寄った南へ向かてメッセージを送る。
「どうだ! EXタッグ優勝チームなんてこんなもんさ! オレと大将に勝とうなんて10年はえーんだよ!」
「Boooooooooo!」
盛大なブーイングが巻き起こるが、朝比奈は涼しい顔だ。最近はベビーのような歓声を受ける立場だが、元々はヒールだ。この程度のブーイングなど気にもしない。
「南っ! 越後っ! お前らが勘違いしないように一言いっておくぞ!」
「Boooooooo!」
「うるせえ! ブーブー言ってるお前らもよーく聞いておけ!」
「Boooooooo!!」
「だいたいお前らが勘違いしているから、こいつらが調子に乗るんだよ」
「Booo…」
「うるせえ!」
朝比奈が一喝すると、場内がシーンとなる。
「よーし、いい子だ。そのまま、耳の穴かっぽじってよ~く聞けよ。……いいか、新女が一番じゃねえんだ! いいか、もう一度言うぞ! 新女が一番じゃねえんだよ!」
随分と意外な事を言い出したな。
「そう、新女は今じゃ日本で2番目なんだよ!」
「……じゃあ、一番は?」
黙っていた小鳥遊が絶妙な合いの手を入れた。
「チッチッチッ……」
朝比奈は舌打ちをしながらマイクを持たない方の手の人さし指を立てて、それを横に振り、黙って足元のリングを指さした。
「いいか、一番はこのNEW WINDなんだよ。このスカイブルーのリングが一番輝いているんだよ! NJWPチャンピオン……新女のベルトを巻いているオレさまがいうんだ、間違いないんだよ。 自分で言うのもなんだが、オレよりもすげーやつはこの団体にいっぱいいるんだよ。NEW WINDがナンバー1なんだよ! いいか、お前ら忘れずによ~く覚えておけよ! バッドイブニングだ!」
大歓声が沸き起こる中、朝比奈はマイクを放り投げて意気揚々と引き上げていった。
それに従って引き揚げる小鳥遊。どうやら師弟コンビも朝比奈が引っ張る形に進化したようだな。
「……一本取られたわね。越後、引き上げるわよ」
「はい。今は何を言っても無駄ですからね。悔しいですけど」
朝比奈のあの言葉は、団体の所属選手としての本音はもちろんのこと、先輩として越後の気を引き締める意味合いもあったのかもしれないな。
第4戦……
第3戦で一躍注目を浴びた朝比奈は、ゼロをパートナーにして十六夜&桜崎のカラミティ&メイデンと対戦する。
「ゼロ、決めろっ!」
「……はいっ!」
朝比奈は指示を飛ばして、第3戦とは逆に自分がエプロンに控えている十六夜へと突っ込んでいく。
「なめないでもらいたいわね!」
リングに残されたTWP王者桜崎は怒りを隠さずにゼロに向かっていく。
「……ヤッ!」
桜崎の打撃を素早くよけたゼロは、カウンターのサイレントナックル!
「ああっ!」
そのままゼロはTWP王者桜崎からフォールを奪ってしまった。
「オイ、チャンピオン! ちょっとだらしないんじゃねえのか?」
マイクを掴んだ朝比奈は桜崎を挑発する。
「くっ……」
「おい、桜崎、ゼロが言いたい事があるそうだ。聞いてやってくれよ」
朝比奈はニヤニヤしながらゼロにマイクを渡す。
「えっ……うん……そんな……でも……わかった」
なにやらゼロに耳打ちをする朝比奈。ゼロが小声で何か反論していたが、結局朝比奈の言うことを飲んだようだ。
「……桜崎さん」
「なによ!」
桜崎は凄い形相でにらみ返す。
「……いつでもシングル組んであげますよ」
「むき~っ! 上等よ、ちょっと社長! 次の京都でシングル組んで。この借りは必ずお返しいたしますわ!」
「わかったわかった。組んでやるよ」
こうして急きょ次回京都大会の対戦カードは変更になった。
「じゃあ、そういうことだ。バッド……」
「「イブニング」」
最後の決めゼリフだけ声をそろえ、朝比奈とゼロは悠々と引き上げていった。
「それにしても朝比奈がここまでマイクができるとは思いませんでしたな」
「マイクがオハコの小鳥遊の弟子だからね。これくらいはできて当然かもしれませんけどね」
これはこれで面白い。やはりマイクというのも使いようだからね。
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いい感じです。
結構あうとおもうんですが