NEW WIND社長 風間新 手記「新たなる夢のはじまり~飛翔編~」より
※こちらはレッスルエンジェルスサバイバー2のリプレイとなります。
旧作版NEW WINDとはお話上のつながりはありませんが、登場人物などは一部同じものを使用しています。
第3WIND
フリー参戦の桜井千里を、ジャーマン永原が迎え撃った。
強烈な打撃を何度も何度も食らっても永原は必殺のジャーマンを狙い続けたが一度出すのが精一杯だった。
○桜井(14分32秒 逆押さえ込み)永原×
第4WIND
フリー参戦の外国人選手アフロで有名な“ミス・ブロッコリー”ことイザベラ・スミスが初参戦。
“運命”を感じる相手はいなかったようだが、ディアナが迎撃。
カウント2.8の応酬の末、スモールパッケージホールドでディアナが勝利!
「よくやった。」
引き上げるディアナに声をかける。
「社長…一つ聞きたいデス。」
「なんだ、ディアナ?」
「アフロの真髄は…なんでバックロドップなんデスカ?」
「…本人に聞いてくれ。」
きっとあのアフロがバックドロップに肝なんだろう。そういうことにしておこう。
第5WIND
強豪リリィ・スナイパーに挑むのは、若手の中でも成長著しい零だ。
「上位を目指すには必ず乗り越えないといけない壁ですからな。先輩たちはみなリリィの壁を乗り越えることでメインイベンターにのし上がったのです。」
リリィの実力は今も衰えてはいない。以前ほど目立たないのはうちの選手たちが成長したから。まだまだ若手選手にとっては強大な壁なのである。
「ぐうっ…」
幾多の選手たちが沈んだダイヤモンドカッターが完璧に決まり、零がうめく。
「この程度で…」
零も反撃にでるがすぐに強烈な反撃をもらってしまう。
「イヤッ!」
「あううう…」
零がダウンするシーンが増えてきた。なんとかフォールは返しているものの明らかに追い込まれている。
「イクゾッ!」
リリィが決めにかかる。当然狙うのはドラゴンスープレックスだ。
「くッ!」
これをうまく丸めこんで回避した零はここで必殺のサイレントナックル(高速裏拳)を叩き込んだ。
「14分12秒…零選手の勝ち!」
「か…勝った…」
零は勝利を確認するとガックリと崩れ落ちた。
「これで零も立派なメインイベンターですな。」
「ええ。ただ上はひしめいていますからね。これからですよ。」
リリィには悪いが、今のNEW WINDではリリィに勝っただけでは頂点へは届かない。より一層の成長を期待したいところだ。
第6WIND
外敵VS若手の3番勝負が終わり、ここからは所属選手同士の対戦になっていく。
目新しさはないかもしれないが、内容の濃さには自信がある。
まず第6WINDでは祐希子とソニックが激突。
両者ともにさらに上を目指すもの同士だけに負けられないと意地が、より熱い試合になっていく。
激闘を制したのはソニック。ちびっ子ファンの声援に応え、必殺のプラズマソニックボムで粘る祐希子を沈めた。
第7WIND
20分の休憩を挟んで、セミ前のカードには小鳥遊&朝比奈、十六夜&桜崎の人気タッグチームが登場。
セミで行われるWWCAタッグ挑戦を視野に入れる両チームだけに白熱した一戦となったが、20分31秒フィニッシュバスター・バーニングエンドで朝比奈が十六夜を沈め勝利を収めた。
セミWIND
カオス&コーディが持つWWCAタッグ王座に挑むのは、市ヶ谷&越後の“地名コンビ”。
普段タッグなど組まない両者ではあったが、思いのほかスムーズな連携を披露し、王者チームを脅かす。
「イヤッツ!」
「美しく散りなさい!」
越後のスーパーミサイルヒップから市ヶ谷のビューティサンダーという豪華な連携を決めるがカオスはフォールを許さない。
「フンッ!」
ダークスターハンマーがうなりを上げる。
「まだまだですわ!」
しかし地力をつけている市ヶ谷と越後も一撃では沈まず次々と攻撃を繰り出していく。
コーディがほぼ戦闘力を失い、1VS2の状況にまで追いこんだが、ここでカオスが大爆発。
二人を強烈なパワー殺法で粉砕し、1人で二人を戦闘不能にしてしまった。
「コーディ!」
最後はコーディも加わってのダブルパワーボムで市ヶ谷をKO。38分を超える激闘に終止符を打った。
PR