10万HITを記念して、書き下ろし新作SSを連載開始いたします。
カテゴリーを見ていただけるとわかりますが、ジャスティス越後率いる正義戦隊ジャスティス5と、フレイア鏡・八島静香・オーガ朝比奈らで構成されているS・H・U(スーパー・ヒール・ユニット)の対決をメインとしたお話です。
☆メインキャスト☆
正義戦隊ジャスティス5=ジャスティス越後、ペガサス藤原、橘みずき、バーニング真田、秋山美姫
S・H・U=八島静香、オーガ朝比奈、フレイア鏡、グリズリー山本、村上千春・千秋、サキュバス真鍋
なおいきなり46話からスタートしますが、この前は色々とあったんです。
その辺りは、ご想像にお任せします
※なおこのお話の団体は、エンタメ路線です。※
カテゴリーを見ていただけるとわかりますが、ジャスティス越後率いる正義戦隊ジャスティス5と、フレイア鏡・八島静香・オーガ朝比奈らで構成されているS・H・U(スーパー・ヒール・ユニット)の対決をメインとしたお話です。
☆メインキャスト☆
正義戦隊ジャスティス5=ジャスティス越後、ペガサス藤原、橘みずき、バーニング真田、秋山美姫
S・H・U=八島静香、オーガ朝比奈、フレイア鏡、グリズリー山本、村上千春・千秋、サキュバス真鍋
なおいきなり46話からスタートしますが、この前は色々とあったんです。
その辺りは、ご想像にお任せします
※なおこのお話の団体は、エンタメ路線です。※
カン!カン!カン!カン!
ゴングを打ち鳴らす音が、後楽園プラザに響き渡る。
「姉ちゃん!」
額を割られ流血しているペガサス藤原を、村上千秋がチェーンをつかったキャメルクラッチで動きを封じ、双子の姉・村上千春を呼び込む。
「おう!」
飛び込んだ千春は足を大きく振り上げ、踵落としを傷口に叩きこんだ。
「ぐううっっ・・・」
呻くペガサス藤原。
額の傷口がえぐられ、鮮血が頬を伝って流れ落ちる。
「くくっ・・・痛いか?」
千春は満足そうに笑った。
千春の足にはチェーンが巻きつけられており、パンフレットには『チェーンスパイク』という技名で載っている。
凶器の使用は反則であるが、そんなルールを守っていたらヒールはやっていられない。
「姉ちゃんが痛いかと聞いているんだ、答えろよ。」
千秋はチェーンで藤原の傷口を殴りつける。
「ぐうううっ・・・」
「おら、痛いか?正義の味方の藤原君よ。」
千春はチェーンを巻いた足で藤原の顔面を踏みつける。
「ぐう・・・い、痛くなんかない!」
藤原は痛さを堪えながら、叫んだ。
「へえ、そうかい。正義の味方さんはさすがだねえ。お前もジャスティス5なんて子供だましに入らず、俺たちのS・H・Uに入ればよかったのにな。そうすればこんな目には遭わなかったのによ。」
千春は再び踵を落とした。
「ぐううっつ!!」
呻く藤原。
「あっはっは。こいつの必死の顔見ろよ。痛くて痛くてしょうがないのに、我慢してるよ正義の味方も大変だな。」
「まったくだぜ。」
「せ、正義の心があれば、この程度の傷なんて痛くないんだあああっつ!」
絶叫する藤原。
「ご立派、ご立派。だけどなあ、そんなのが嘘だって事を、会場の、そしてTVの前のチビッコに教えてやるよお。」
「真鍋!あれ持ってこい。」
千秋に促され、真鍋がなにやら手に持って入ってきた。
「へっへ~藤原あ、強がっていられるのも今のうちだよ~。」
真鍋は両手を藤原の傷口の上に持っていく。
「やれ、真鍋。」
「へっへえ。これでも食らえええ。」
真鍋は手に持っていた何かを気合とともに握りつぶした。
「ぐわあああああああああああああああああ!!!」
藤原の絶叫が会場に響き渡る。
「あれは!俺のあげたみかん?!」
観客の声がする。
試合中、セコンドの真鍋はリングサイドの観客とおしゃべりをしていて、その客からみかんをもらっていたのだった。
傷口にみかんの果汁をすりこまれ、さすがの藤原も堪える事ができなかった。
「ペガサスー!!」
可愛い子供たちの悲鳴に似た声援が飛ぶが、ペガサス藤原は気持ちを折られかかっていた。
「ペガサス~~!!お前は子供たちを裏切る気かああ!」
場外のフェンスに手錠で縛りつけられ、身動きができないバーニング真田が叫ぶ。
「そ、そうだ。私は正義戦隊ジャスティス5の、ペガサス藤原なんだ。」
藤原の表情に気合が充填される。
「こんな事で心を折られてたまるかああ! 」
藤原、魂の絶叫。
「チッ、しぶとい奴だ。」
千春がそう呟いた瞬間、南側スタンドから歓声が上がった。
「そこまでだ、S・H・U!」
(続く)
ゴングを打ち鳴らす音が、後楽園プラザに響き渡る。
「姉ちゃん!」
額を割られ流血しているペガサス藤原を、村上千秋がチェーンをつかったキャメルクラッチで動きを封じ、双子の姉・村上千春を呼び込む。
「おう!」
飛び込んだ千春は足を大きく振り上げ、踵落としを傷口に叩きこんだ。
「ぐううっっ・・・」
呻くペガサス藤原。
額の傷口がえぐられ、鮮血が頬を伝って流れ落ちる。
「くくっ・・・痛いか?」
千春は満足そうに笑った。
千春の足にはチェーンが巻きつけられており、パンフレットには『チェーンスパイク』という技名で載っている。
凶器の使用は反則であるが、そんなルールを守っていたらヒールはやっていられない。
「姉ちゃんが痛いかと聞いているんだ、答えろよ。」
千秋はチェーンで藤原の傷口を殴りつける。
「ぐうううっ・・・」
「おら、痛いか?正義の味方の藤原君よ。」
千春はチェーンを巻いた足で藤原の顔面を踏みつける。
「ぐう・・・い、痛くなんかない!」
藤原は痛さを堪えながら、叫んだ。
「へえ、そうかい。正義の味方さんはさすがだねえ。お前もジャスティス5なんて子供だましに入らず、俺たちのS・H・Uに入ればよかったのにな。そうすればこんな目には遭わなかったのによ。」
千春は再び踵を落とした。
「ぐううっつ!!」
呻く藤原。
「あっはっは。こいつの必死の顔見ろよ。痛くて痛くてしょうがないのに、我慢してるよ正義の味方も大変だな。」
「まったくだぜ。」
「せ、正義の心があれば、この程度の傷なんて痛くないんだあああっつ!」
絶叫する藤原。
「ご立派、ご立派。だけどなあ、そんなのが嘘だって事を、会場の、そしてTVの前のチビッコに教えてやるよお。」
「真鍋!あれ持ってこい。」
千秋に促され、真鍋がなにやら手に持って入ってきた。
「へっへ~藤原あ、強がっていられるのも今のうちだよ~。」
真鍋は両手を藤原の傷口の上に持っていく。
「やれ、真鍋。」
「へっへえ。これでも食らえええ。」
真鍋は手に持っていた何かを気合とともに握りつぶした。
「ぐわあああああああああああああああああ!!!」
藤原の絶叫が会場に響き渡る。
「あれは!俺のあげたみかん?!」
観客の声がする。
試合中、セコンドの真鍋はリングサイドの観客とおしゃべりをしていて、その客からみかんをもらっていたのだった。
傷口にみかんの果汁をすりこまれ、さすがの藤原も堪える事ができなかった。
「ペガサスー!!」
可愛い子供たちの悲鳴に似た声援が飛ぶが、ペガサス藤原は気持ちを折られかかっていた。
「ペガサス~~!!お前は子供たちを裏切る気かああ!」
場外のフェンスに手錠で縛りつけられ、身動きができないバーニング真田が叫ぶ。
「そ、そうだ。私は正義戦隊ジャスティス5の、ペガサス藤原なんだ。」
藤原の表情に気合が充填される。
「こんな事で心を折られてたまるかああ! 」
藤原、魂の絶叫。
「チッ、しぶとい奴だ。」
千春がそう呟いた瞬間、南側スタンドから歓声が上がった。
「そこまでだ、S・H・U!」
(続く)
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正義戦隊ジャスティス5、確か全52話でしたっけ?今後の怒涛の展開を楽しみにしております。