正義戦隊ジャスティス5です。
今回のお話は、イラスト化川柳SSチャレンジでもあります。
(※健犬さんのイラスト化川柳を使用しております。)
今回のお話は、イラスト化川柳SSチャレンジでもあります。
(※健犬さんのイラスト化川柳を使用しております。)
「そこまでだ、S・H・U!」
ジャスティス5のリーダーである越後しのぶこと、ジャスティス越後が竹刀を担いで、南側から姿を現したのだ。
「よくも仲間をやってくれたな!たっぷり礼はしてやる。行くぞっ!」
この声をきっかけに、東通路から橘みずきが、西通路から秋山美姫かリングに向かってダッシュ。
橘が真鍋をスワンダイブミサイルキックで蹴散らし、秋山が千春をドラゴンスクリューでダウンさせる。
「千秋っ!」
最後に飛び込んだ、リーダー・ジャスティス越後は、竹刀を担いだままヒップアタック!
千秋は圧力に押され場外まで転落してしまう。
「く、くそっ、覚えていろ!」
「覚えてやがれ!」
お決まりの捨て台詞をはいて退場する村上姉妹と真鍋。
「大丈夫?」
秋山が千春から奪った鍵で真田を手錠から解放する。
「大丈夫か?ペガサス?」と越後。
後から登場した越後らは、インカムをつけているので、この音声は場内にちゃんと聞こえる。
「大丈夫?じゃないっすよ、越後さん・・・いえ、ジャスティス。遅いっすよ。」
イージーなミスに会場から失笑。
ちなみにマイクを持った藤原は、いつの間にか頭にタオルを巻いてもらっている。
「すまないな。オーガたちに邪魔されてしまってな。」
「それよりも、ペガサス・・・あなた人の事言えるの?」と、橘みずきが半ば呆れ顔で言う。
「ど、どういうことだよ、ウイング(※)?」
※橘みずきにはジャスティス・ウイングというコードネームがついている。
「忘れたの?この間のバーニングとのタッグマッチで、あなたパートナーのバーニングがピンチになるまでリングの下でダウンした振りして隠れていたじゃない。」
ここで場内から笑い声。
「『タッグ戦 隠れてピンチを 待つ私』とか言って、あなたバーニングを見殺しにしたじゃないの。」
場内爆笑。
「えっ!そ、そんなことあったっけ?」
「これを見なさい。」
秋山美姫が本部席に合図を送る。
北側スタンドに設置してあるスクリーンに試合映像が映しだされる。
「○.○○後楽園プラザ大会 バーニング真田と組んだペガサス藤原は、フレイア鏡・オーガ朝比奈とのタッグマッチに臨んでいた。」
ナレーションが入る。
「ペガサス藤原は中盤で大きなダメージを受け、リング下に転落。代わってリングインしたバーニング真田が、その名の通りに闘志をバーニングし、孤軍奮闘したのだが・・・」
「オラアッツ!」
パワーで勝る“人間ダンプカー”オーガ朝比奈。
「うふふ、ゾクゾクしますわ。」
頭脳と“夜の”・・・いや、全てのテクニックに長けるフレイア鏡の関節技に苦しめられてしまう。
「お泣きなさい。」
フレイア鏡の妖艶かつ、完璧なサソリ固めを食らって大ピンチに陥るバーニング真田。
「ペガサス~~!」
必死に助けを求めるが、リング下に転がったペガサス藤原は一向に戻ってくる気配はなかった。
最後は、オーガ朝比奈のスクラップバスターから、フレイア鏡のフェロモンたっぷりの、フェロモンスリーパー(鏡式ドラゴンスリーパー)で、バーニング真田はギブアップ負けを喫してしまったのだった。
救援が遅れた理由を問われたペガサスは・・・
「あはは・・・正義の味方は、ピンチに登場するものだから・・・」と苦しい言い訳をしていたという。
ここでスクリーンが消える。
「ほら、これだよ?」
「ヴっ・・・ご、ごめんなさい・・・」
「まったく、何が正義の味方はピンチに颯爽と現れるだ。タッグ戦でそんな事してみろ、単なるハンデキャップマッチじゃないか、この大馬鹿者!」
越後は竹刀で“軽く”藤原のお尻を叩いた。
ここで、お色気たっぷりのダンスミュージックが流れる。
「茶番はそこまでよ、ジャスティス5の皆さん。」
(続く)
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藤原さんの駄目な子っぷりが仲間にバラされてお仕置きされるとは思いませんでした(笑)
次回はついにあの妖艶なお方が登場ですね!47話が待ちきれないな~(録画設定をしながら)