~NEW WIND社長 風間新 手記より~
「OK、GO!」
トニー館の掛け声とともに、MAX WIND女王戦のはじまりをつげるゴングが打ち鳴らされた。
「いきます! いきます!」
試合開始のゴングとともに挑戦者永沢が突っ込んでいく。
「でえええええい!」
師匠伊達そっくりのフォームから、いきなりの左フック掌打!
「ふん!」
南は伊達のそれを避ける時と同じようにダッキングでかわす。
「もらいました!」
が、永沢はそれを読んでいたようで、素早く南の後方に回り込み南の両腕を独特のクラッチに固めた。
「まさか、いきなり!?」
「ですな!」
「おおおおっ!!」
会場にいる全ての者がこの体勢から放たれる技は一つしかないことを理解している。
「いやあああああああっ!」
永沢の必殺技テキラーサンライズが、試合開始十秒で炸裂!!
「ワ……」
カウントを数えようとしたレフェリーのトニー館だったが、永沢は反動をつけてもうテキーラのロックのまま起き上がる。
「なっ……ロコモーション!?」
「とああああっ!」
先ほどよりも急角度で南の体がマットに突き刺さり、場内からは歓声と悲鳴が入り混じった声に包まれた。
「ワンッ! トゥ! ス」
「おおっ!!」
カウント3寸前で南の肩がかろうじてあがった。
トニー館の掛け声とともに、MAX WIND女王戦のはじまりをつげるゴングが打ち鳴らされた。
「いきます! いきます!」
試合開始のゴングとともに挑戦者永沢が突っ込んでいく。
「でえええええい!」
師匠伊達そっくりのフォームから、いきなりの左フック掌打!
「ふん!」
南は伊達のそれを避ける時と同じようにダッキングでかわす。
「もらいました!」
が、永沢はそれを読んでいたようで、素早く南の後方に回り込み南の両腕を独特のクラッチに固めた。
「まさか、いきなり!?」
「ですな!」
「おおおおっ!!」
会場にいる全ての者がこの体勢から放たれる技は一つしかないことを理解している。
「いやあああああああっ!」
永沢の必殺技テキラーサンライズが、試合開始十秒で炸裂!!
「ワ……」
カウントを数えようとしたレフェリーのトニー館だったが、永沢は反動をつけてもうテキーラのロックのまま起き上がる。
「なっ……ロコモーション!?」
「とああああっ!」
先ほどよりも急角度で南の体がマットに突き刺さり、場内からは歓声と悲鳴が入り混じった声に包まれた。
「ワンッ! トゥ! ス」
「おおっ!!」
カウント3寸前で南の肩がかろうじてあがった。
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