谷口めぐさんが出演したベートーヴェン/届かなかった手紙の観劇レポです。
チケット発売日のジャニファンとの争奪戦に完敗し諦め、追加販売も平日10時からという無理ゲー。
この段階で完全に諦めたはずでしたが、若干枚の当日券が存在するとの事。
若干という表現からあって一桁枚数と予想された。
行かなければ、観れる可能性はない。
お仲間報告によれば、金曜日平日昼間で枚数は僅かに3枚。キャンセル待ちで4人入れ、あわせて7人しか入れなかったそう。
諸々の都合によりチャレンジできるのは土曜日夜の回しかない。僅かな可能性に賭ける事にする。
私の予想は多くて5枚。20人ほど並び4分の1で入れる。キャンセル待ちは3枚くらいで入れて半数以下と考えていた。
ただし、幸い雨で気温低いので、チャンスは広がるだろうとは思った。
受付開始30分前には着いたので、久しぶりの紀伊国屋を巡り、16時45分開始10秒で2人目に並んだ。
(列増えるな! )と願いながら。
元々観れなかったのだから、ハズレてもまあ、諦めはつくかな。基本ハズレると思っていればダメージは少ない。期待せずに期待する。
少しずつ列が増えていく。後何分……と思いながら増えるなと願う。
そして、長い15分が経過し、受付嬢が人数を確認しはじめた。現在10人程並んでいる。
祈るようにカウントする姿を見ていた。
さあ、何人入れる? 抽選になるのか?
「全員入れます。そのまま受付いたします」
この言葉に思わず拳を握った。素直に嬉しい。
もう無理だと諦めていた、めぐの朗読劇を観れる。これだけで十分だった。諦めずに来て良かった。
だが、まだツキは終わらない。
チケットを購入し確認すると……
なんと、E列の記載。
プロレス脳だと、後楽園ホールのように、いろはにABCと考えがちだが、基本演劇にそれはない。
素直に5列目。
関係者席を解放と書いてあったことからの良席と思われる。これは幸運すぎる。
チャレンジ成功確実。まず間違いなく細かい表情まで見えるよ。
それにしても、並ぶ人達見事に女性ばかり。
お目当ては、主演のジャニの方だろうね。
私自身は徳永英明ライブで、9対1くらいの環境には慣れているとはいえ、99対1は記憶にない。
完全アウェイだなぁ。
客席に入る前に一人、座ってから二人。後ろは分からないけど、ほぼいないね。
席について暫くすると、左隣の女性が「当日券並んでました?」と。
その方は一番に並んでいた方でした。
並んでいた事を告げると、その方は昼間入れなかったそう。
席も良く幸運でしたねと話をする。
席はセンターブロック下手より。
舞台下手端の椅子に座ればほぼ正面に見える位置だろう。キャストは四人。おそらく女性二人が外側だろうと思っていた。その椅子に座るのは格からして多分めぐだな。という予感はあり、実際下手にめぐが着席することになる。
完全アウェイだが、逆に男性少なく目立つわけで、確実に視界に入るよなぁ。
経験上芝居をやる時ある程度は客席見えるわけだから。あ、そこに居るとか見えたよね。
さて、めぐの丁度視線の先に私は座っている。こちらからは、表情がしっかり見えるし目線がクロスしたらわかってしまうくらいの位置。
今回観劇しためぐ推しの中で、かなりの良席だった人……なのかもしれない。
朗読劇が始まると、見える範囲の客席の目線が中央上手よりに向く。私は下手側を(笑)
少なくても見える範囲にはめぐ推しはいないようだ。最前の男性二人も知らない顔だし、違うな。ジャニーズファンばかりか。
主演が予想以上に芝居上手で驚いたよ。正直知らない人だったけど。経験豊富なのかな?
もう一人の男性は声渋くて、いいね。ああいう自分とは違う声には憧れるよ。
女性の一人、蓮城さんだけが、私の理想とする本の持ち方してる。
分かりやすくいうと、アテレコをする時の感じかな。声出やすいと思うし、表情も見えるからよいね。
基本話してる人をチラ見しつつ、めぐを見る。
開幕から出番まで時間あるから、一言目話すまではどこか緊張しているようにも見えた。
本を読んだり顔をあげたりしながら出番を待つ、めぐ。
暗くなったとこで、水飲んだりしてるよね。見えないように気を使ってるんだろうなぁ。もちろんバッチリ見えてますが。
そして、めぐの出番が来る。何となく身内の舞台を見守るような気持ちで、祈るように見てしまうよね。身内じゃないけど(笑)
赤を基調としたドレスが、よく似合う。写真は見ていたけど、実際に見るとよりお嬢様よね。
今日のめぐは、とても綺麗。もうチケット代は回収したなと思う。
怒るシーンや叫ぶところなど、感情が揺れる役柄。もともと曲ごとの感情表現が上手なめぐだけに、とても上手に演じていた。去るベートーヴェンへの台詞は秀逸。心揺さぶられるよね。
多分、観客の大多数はめぐを知らない。若手の知らない女優さんという認識じゃないかなと思う。
こちらが主演をジャニーズの人……だよね?と認識してるように。
でも、女優と思わせたら勝ちよ。だってアイドルの演技ではないのよね。
4日間5公演だと約2000人強。そのほとんどが知らないで見てたわけで、その人達が谷口めぐを覚えてくれたらいいよね。
合間合間に音楽が演奏されるんだけど、私苦手なんよね、クラシック。寝ちゃうタイプ。ただ演奏は素晴らしかったね。
一つ気になるとすれば、バイオリンの人の鼻息がマイクに乗ること(笑)
めっちゃ気になる〜。
さすがに目の前で寝るわけにはいかないので、頑張れる目を開いていたよ。
第二幕
めぐの役は、発表されていた令嬢役から宿屋のマダムへ。まあ、話からして二度の出番はないからね。
怒りを見せるとこと冷静なとこのギャップいいよね。こういう表現の変化見るの好き。
声もまるで変わるし、個人的にはこちらの役の方が振り切れてて好きかな? 似合うのは令嬢の方だけど。
カーテンコール
通常なら2回くらいなんだが、長かった。私はめぐを観に行ってるわけで、途中から辞めたわ。ジャニの遊びには付き合えんよ(笑)
3回目の時ニヤニヤが隠せないめぐ。やっぱりめぐ!だね。
一応頭下げるまでは真顔のつもりなんだろうけど、隠せてないよー。帰りも笑ってたし。
総評として、当たり舞台。良かったよ。
舞台観るのは久しぶりだけど、いい舞台観ると板に戻りたくなるよね。
主演の方、あれだけの朗読量を噛まないのは凄いね。蓮城さん噛んでしまってたけどカバーできてたな。
かえって本がある分噛みそうよね。読んじゃうと。
それにしても一つ注文つけたいのは、チケットに関して。
せっかくいい舞台なのに、めぐ推しさん達9割方観れなかったと思う。勿体ないよ。
さすがに枠欲しいよね。ジャニ先行終わった後からだしこれは不利すぎる。
自力で取れた人少なかったし、後は譲り譲られよな。当日券もわずかだったし。
私は幸運にも観れたことに感謝し、終わりとしたい。
めぐ、お疲れ様でした。とても良かったよ!