なんとか誕生記念SSを書き上げる事ができました。
ま、内容としては誕生日にはあまり関係ないのですが。
書く時間さえあれば、ある程度の文章なら書くことができますが、さすがに直前に知ると厳しいです。
それでもなんとか形になったかな・・・
せっかくなので、いつもとは違う形式で書いてみました。
30のお題+10+1より、”インタビュー”です。
ま、内容としては誕生日にはあまり関係ないのですが。
書く時間さえあれば、ある程度の文章なら書くことができますが、さすがに直前に知ると厳しいです。
それでもなんとか形になったかな・・・
せっかくなので、いつもとは違う形式で書いてみました。
30のお題+10+1より、”インタビュー”です。
―「本日のゲストは、今躍進を続けている女子プロレス団体NEW WINDの、看板タッグチーム『NEW WIND師弟タッグ』のお二人、伊達遙選手と永沢舞選手です。お二人とも本日はよろしくお願い致します。」
永沢「はい。よろしく、よろしくです!」
伊達「・・・・(コクンと頷く)」
―「まず、師匠の伊達選手にお伺いします。最近の、永沢選手は伊達選手から見てどうですか?」
伊達「・・・・よく・・・なってる。」
―「そ、そうですか。具体的にはどんなところがよくなっていると思いますか?」
伊達「・・・全体的に・・・」
―「そ、そうですか。では、お二人にお伺いします。お二人は師弟ということですが、どのような経緯でそのようになったのでしょうか?」
伊達「・・・社長に・・・言われたから。」
永沢「会社が決めた事なんですよ。デビュー戦が近くなってから『伊達が永沢の専属コーチになったから。』と風間社長にいきなり言われてびっくりしました。」
―「なるほど。会社の方針だったのですね。では、お互いの印象はどうでしたでしょうか。」
伊達「・・・苦手・・・」
永沢「あ、遙さんひどーい。私は、入団する前から遙さんの事、尊敬していましたよ。」
伊達「・・・だって・・・最初の印象・・・だから。」
―「な、なるほど。伊達選手から見て、永沢選手はどんな選手に見えますか?」
伊達「・・・うるさいぐらいに・・・元気。」
永沢「ま、元気があればなんでもできますから。元気ですか~~!!なんちゃって。」
―「は、はあ。えっと質問を変えますね。伊達選手から見て永沢選手の戦いぶりはどうでしょうか?」
伊達「・・・こだわりすぎ・・・もっとバランスをよくしないと・・・」
永沢「あはっ。私は投げ技が好きなんで、投げを中心に試合を組み立てちゃいますからね。遙さんみたいにバランスよく技を使えたらいいんですけど。」
―「でも、永沢選手の投げ技は、団体でもトップクラスですよね。それにこだわるのは悪くないんじゃ?」
伊達「・・・(フルフルと首を振る)」
永沢「遙さんは、私の幅が狭くなる事を危惧してくださっているんですよ。投げが得意だからってそればかりになると、攻撃も単調になってしまって、相手に読まれてしまいますからね。」
―「なるほど。確かに伊達選手は打撃・・・特にヒザが得意ではありますけど、投げ・関節・飛び技・パワー技とどれも高水準で使いこなせますものね。」
永沢「だって、遙さんはエースですから。エースはみんなの憧れであり目標なんです。遙さんを倒すのは簡単じゃないんですよ。」
伊達「・・・簡単には倒れない・・・」
―「確かに伊達選手はタフですよね。体力もあるし、回復も早いですし。でも、永沢選手は伊達選手に勝った事もありますよね?」
伊達「・・・」
永沢「あはっ。あるにはありますけど、遙さんに勝つのは大変ですよ。投げても投げても、何度だって立ち上がってきますからね。まさに『不死鳥』ですよ。」
―「なるほど。伊達選手は“ヒザ”にこだわりを持っているような気がするのですが。」
伊達「・・・はい。」
永沢「遙さんのヒザ・・・痛いんですよ。パートナーとしてみているときには頼もしく感じますけど、対戦相手になると、あのヒザもらいたくないですね。遙さんはこだわりを持っているので、何種類ものヒザを結局もらう羽目になりますけど。」
伊達「・・・ごめ・・・ん。」
永沢「謝らなくていいですよ。私だって対戦する時はきつい角度で投げちゃいますし(笑)」
―「伊達選手のヒザにまつわるエピソードって何かありますか?」
伊達「・・・」
永沢「そうですね。フェニックスニー(変形ニーリフト)って技があるんですけど、アレはボディにガツンと入るんです。初めてもらった時は、晩御飯食べられませんでした。」
伊達「・・・ごめん・・・」
永沢「いいんですよ。楽しみにしていたおかずだったなんていいませんから。」
―「言っていますけど・・・」
永沢「あっ!」
伊達「・・・ごめん・・・」
永沢「あはは・・・」
―「お二人にお伺いしますが、それぞれの必殺技をどう思いますか?」
伊達「・・・効くと思う。」
永沢「さっきもいいましたけど、味方の時は頼もしいです。相手が『片ヒザをついた瞬間、勝機見え』ますよ。」
伊達「・・・ポッ(照れる)」
永沢「でも、相手にするともらいたくない技ナンバー1じゃないですか?遙さんの、閃光鳳凰弾・・・シャイニングフェニックスは意識飛びますよ。ボディにもらったら、ご飯食べられなくくらいの威力なんですよ。それが頭に入りますからね。返せるのが不思議なくらいです。」
―「なるほど。合体技についてはどうでしょうか?」
伊達「・・・」
永沢「そうですね。二人同時のデスバレーボムとか、W閃光弾なんかは前から使っていますけど、最近は新技を考えました。」
伊達「・・・すごい・・・技。」
―「おお、どんな技なんでしょうか。」
伊達「・・・秘密。」
永沢「うんと、教えてあげたいけど、まだ駄目ダメ。そのうちね。一応名前だけ教えておくと、『NEW WIND』って技。」
―「おおっ、団体名をつけるなんて大胆ですね。」
伊達「・・・ポッ(照れる)」
永沢「社長が、『お前たちなら許可する』って言ってくれたんですよ。」
―「なるほど。それは素晴らしいですね。では、ちょっと話題を変えますが、お休みの日はどのようにすごしているのでしょうか?」
伊達「・・・メール。」
永沢「あはっ・・・私は遙さんとメールしたり、遙さんとおしゃべりしたり、遙さんと一緒に買い物に行ったり、動物めぐりしたり、チダネとムトメと遊んだりしています。」
―「チダネとムトメ?」
永沢「遙さんが飼っているチンチラの名前ですよ。」
伊達「・・・」
―「チダネといえば結城千種選手の愛称で、ムトメといえば武藤めぐみ選手の愛称ですよね?」
伊達「・・・」
永沢「遙さんは先輩なので、お二人とも反論できなかったようですよ。ちなみにムトメはツンツンしていて、チダネはトロいです。」
―「あはは・・・それはぴったりですね。」
伊達「・・・コク(頷く)」
永沢「でしょ?記者さんもそう思います?」
―「納得です・・・さて最後の質問なのですが、お二人は最近軍団にも登録していますよね。」
伊達「・・・コク(頷く)」
永沢「はい。軍団の方針で、現在はアジアレベルで戦ってます。」
―「軍団においてのお二人の目標はなんでしょうか?」
伊達「・・・」
永沢「そうですね。アジア・タッグでの決勝リーグ進出ですね。第1回は決勝リーグで敗退、第2回は2次リーグで敗退でしたから。」
―「確か、同じブロックだったチームが2チームともベスト4まで進出したんですよね。レベルの高いブロックだったってことだと思いますが。」
伊達「・・・」
永沢「確かに。もし仮にですが、私たちが進出したとしたらいいところまでいけたと思います。私はまだ弱いですけど、遙さんがいますから。今後の目標としては第3回アジアタッグの大会で決勝リーグ進出し、上の階級に上がりたいと思っています。」
―「期待しています。今日はありがとうございました。最後にお二人の写真が欲しいので、一枚取らせてください。ポーズ、つけてくださいね。」
永沢「任せて、マカセテ!」
伊達「・・・ポッ(照れる)」
―「ではいきます。」
カシャ
―「どうもありがとうございました。」
伊達「・・・ありがとう・・ございます。」
永沢「どうもありがとうございました。またよろしくお願い致します。」
― 後記 -
人見知りの伊達選手を元気印の永沢選手がフォローしていたのが印象的だった。
リングの上では伊達選手がグイグイ引っ張っているが、プライベートな空間では永沢選手が上手く伊達選手をフォローしているのだろう。
師弟の絆は強く、信頼で結ばれているのがよくわかった。
最後に二人の写真を掲載しておこうと思う。
リングでも天使と呼ばれる彼女たちだが、リングを降りても可愛らしいと思う。
そして仲の良さがよく出ている一枚だ。
(聞き手:仲谷 カメラ:玉倉)
(終)
ということで、お題SSインタビューです。
伊達遙誕生日記念として書いたはずなんですが、どうも永沢の出番のほうが多いです。
ま、それがこの二人らしさなんですけれど。
なお文中に先週の銀賞川柳『片ヒザを ついた瞬間 勝機見え』を入れてあります。
そして、今週分に投稿した川柳も密かにバラして投入しました。
採用されるといいけれど。
トップにも飾っている、玉倉かほさんからいただいたイラストを二人の写真として使わせていただきました。
うちの師弟タッグなら、試合以外だとこんな感じだろうなあと思います。
PR
トップだけでなく、こんなところにまで祝絵が。
そしていつの間にかカメラマンになってますね、私。(笑)
それにしても二人は仲が良いですねー。
舞ちゃんが伊達ちゃんを上手く立ててるのが良い感じです。
良いコンビっぷりが伝わってきますねv
でもチンチラの件ではむとめが不機嫌になってそうです。(笑)
ともかく伊達ちゃん、お誕生日おめでとうございましたv
でも写真なのに文字が乗ってると変ですかねー。
文字なしバージョン、URLに置いておきます。
(使うか分かりませんが……;)