NEW WIND社長 風間新 手記「新たなる夢のはじまり」より
※こちらはレッスルエンジェルスサバイバー2のリプレイとなります。
旧作版のNEW WINDとはお話上のつながりはありませんが、登場人物などは一部同じものを使用しています。
「なんだって!大将が!!」
大声をあげたのは筋肉質な体格で一見あんちゃんにも見えるオーガ朝比奈こと朝比奈優香だ。
「ああ。ガルム小鳥遊選手はうちの所属になったんだ。それで朝比奈を迎えにきた。」
「マジかよ!やったぜ、また大将と一緒に暴れられるなんて最高だぜっ!ほんとにほんとだな?」
朝比奈の興奮度はこちらの想像以上だった。
「ああもちろん。うちに来てくれるかい?」
「もちろんだぜ!今すぐにでもいくよ。」
凄い意気込みだ。小鳥遊と朝比奈の絆の強さがよくわかるな…
「そんなに慌てなくても…」
「あっそうだよな。悪ィ興奮しちまってよ。」
朝比奈はテレながら頭をかく。こいつ可愛い奴だな。
「逃げやしないからさ、友達に頼まれたPCは作ってからおいでよ。」
「あっああ。そうだよな。あはは…」
ちなみに朝比奈を発見したのは青森のジャンク屋で、朝比奈は友人に頼まれた自作PCのパーツを買いにきていたところだったのだ。
「じゃ福岡で待ってるぞ。」
「おう。荷物まとめたらすぐに行く。大将によろしく伝えといてくれよ。”朝比奈は再会を楽しみにしていますってさ”」
「ああ。必ず伝えておくよ。そのはしゃぎっぷりと一緒にね。」
「えっ!あっちょっと待てよ…」
もちろん私は足をとめることはなかった。
すでに崩壊したプロレス団体GGJの最後の所属選手だったのがガルム小鳥遊とオーガ朝比奈の二人だった。
崩壊後小鳥遊はフリーランスとして暴れ、朝比奈は機会を待つということで故郷の青森に戻った。その二人が新団体NEW WINDの所属選手として再会…予定では再びタッグを結成することになるはずだ。
「こういうドラマが人を引き付けるんだよな。さて、ダンディさんはうまく発見できたかねえ。」
私は運命の再会を彩るもう一人の人物に思いを馳せた。
「ま、ダンディさんなら問題ないと思うけどね。さて次は四国か…」
私は空港へと急いだ。
有望な新人をスカウトするために私は四国へと向かわなければならない。
今から会いにいく娘は、デビューしてすぐにエースとなることはないだろうが未来のNEW WINDを背負って立つ逸材といえるだろう。
第4話へ
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しかし、あのスカウトが失敗した時の「PC作らなきゃいけないから」というのは何度見ても笑ってしまいます(^^;。そんな時間のかかるものなのか~。
そして、次は四国というと……いよいよお嫁さんの登場ですか?(笑)