編集部より。
これは連載126回にて終了した、『NEW WIND社長風間新手記』を加筆・修正した改訂版です。
無駄な部分をそぎ落とし、表現にも手を入れてあります。
印象が変わるかもしれませんが、NEW WINDの歴史を再度振り返っていただければと思います。
これは連載126回にて終了した、『NEW WIND社長風間新手記』を加筆・修正した改訂版です。
無駄な部分をそぎ落とし、表現にも手を入れてあります。
印象が変わるかもしれませんが、NEW WINDの歴史を再度振り返っていただければと思います。
☆風間新よりご挨拶
みなさん、初めまして。
私の名前は、風間新(かざま・しん)と言います。
今回から女子プロレス団体『NEW WIND』社長 風間新手記として連載を持つことになりました。
右も左もわからない新参者ですけれど、よろしくお願いいたします。
私は急遽プロレス団体の社長をやることになった新米社長です。
プロレスは昔から大好きでしたし、今でも毎週欠かさず週刊誌を買うプロレスファンですけど、まさか自分がプロレス団体を経営する事になるとは思いもしなかったですね。
私が生まれてまもない頃、私の両親は事故で亡くなったそうです。
私は当然物心つく前だったわけですから、両親の記憶はありません。
まだ赤子だった私を叔父が引き取って、実の子のように愛情を注いでもらって、育てられてきたのです。
でも、その叔父も昨年末に他界。
叔父は今後の事業としてプロレス団体を経営するつもりでいたらしく、誰も足を踏み入れた事のない、真新しい道場とスカイブルーのリング、そして選手の為の寮を残していました。
私はその道場に足を踏み入れた時、叔父の情熱を感じました。
道場には最新のトレーニング機材を揃えてあり、叔父の力の入れ方が伝わってきます。
「叔父さんは、これからどんな団体を経営しようとしていたのだろう・・・」
私はスカイブルーのリングを見つめながら、叔父の理想の団体を想像してみました。
「叔父さんの夢、微力ながら私が継承します。叔父さんが理想とした団体とは違うかもしれませんが、私なりの理想の団体を経営していくことを誓います。」
こうして私は、叔父の遺志を継いでプロレス団体経営を経営する事になったのです。
スカイブルーのリングが似合う団体名をと私が考えた団体名は・・・
『NEW WIND』
新風・新しい風というところでしょうか。
女子プロレス界、いやプロレス界に新風を巻き起こしてみせます!
最初は南から(福岡が本拠ですから)の風って事で『南風』にしようかなとも思いましたが、団体名としてはふさわしくないですね。喫茶店の名前なら合っていると思いますが。
団体のコンセプトとしては『全てにおいてNO1を目指す!』で行きます。
女子プロレスですから、アイドルレスラーを揃えて芸能活動に力を入れるやり方もありだとは思いますけど、私は好きなプロレスは王道路線ですので、リング上での試合で魅せる団体にします。
うちの団体は引き抜きをしません。
そしてすでにデビューしているフリーの選手も使いません。新人だけでやっていきます。
ただし、新人の手本になるので海外団体とは提携を結び、選手を招聘します。
当面はAACとの提携を予定しています。
今は所属選手もいない状態ですが、ここで大きな夢を一つ語っておきます。
「10年以内に、九州ドームを超満員札止めにしてみせる。」
もちろん、今は何の実績もありません。
ホラ話と思っていただいて結構ですが、私は本気です。必ず達成してみせますよ。
その為にも地元九州出身のスター選手を育てないといけないと思っています。
ちょうといいお手本(プロ野球チーム)が地元にあるので、それを参考にしたいですね。
もちろん素人社長の私に出来る事には限界があるし、旗揚げもしていない団体では知名度がないです。でもそれを補う事は出来るのです。
叔父の友人で、九州出身の元プロレスラー『ダンディ須永』通称ダンディさんが、現場監督として携わってくれることになっています。
ダンディさんの知名度は高いし、それに何人もの弟子を育てている人ですから。
コーチとしての手腕、知名度を生かしての広報活動を私は期待しています。
私は一人誰もいない道場へと足を踏み入れました。
道場ではまだ誰も使った事のないリングが静かに出番を待っています。
私は、スカイブルーのリングへと右手を伸ばしました。指先から、ひんやりとしたマットの感触が伝わってきます。
「よろしくスカイブルーのリング。女子プロレス、お世話になります。」
これからこのリングで数々の激闘が生まれ、感動が生まれていくはずです。
私はそれをサポートしていきたいと思っています。
こうしてNEW WINDの物語は始まったのです。
みなさん、初めまして。
私の名前は、風間新(かざま・しん)と言います。
今回から女子プロレス団体『NEW WIND』社長 風間新手記として連載を持つことになりました。
右も左もわからない新参者ですけれど、よろしくお願いいたします。
私は急遽プロレス団体の社長をやることになった新米社長です。
プロレスは昔から大好きでしたし、今でも毎週欠かさず週刊誌を買うプロレスファンですけど、まさか自分がプロレス団体を経営する事になるとは思いもしなかったですね。
私が生まれてまもない頃、私の両親は事故で亡くなったそうです。
私は当然物心つく前だったわけですから、両親の記憶はありません。
まだ赤子だった私を叔父が引き取って、実の子のように愛情を注いでもらって、育てられてきたのです。
でも、その叔父も昨年末に他界。
叔父は今後の事業としてプロレス団体を経営するつもりでいたらしく、誰も足を踏み入れた事のない、真新しい道場とスカイブルーのリング、そして選手の為の寮を残していました。
私はその道場に足を踏み入れた時、叔父の情熱を感じました。
道場には最新のトレーニング機材を揃えてあり、叔父の力の入れ方が伝わってきます。
「叔父さんは、これからどんな団体を経営しようとしていたのだろう・・・」
私はスカイブルーのリングを見つめながら、叔父の理想の団体を想像してみました。
「叔父さんの夢、微力ながら私が継承します。叔父さんが理想とした団体とは違うかもしれませんが、私なりの理想の団体を経営していくことを誓います。」
こうして私は、叔父の遺志を継いでプロレス団体経営を経営する事になったのです。
スカイブルーのリングが似合う団体名をと私が考えた団体名は・・・
『NEW WIND』
新風・新しい風というところでしょうか。
女子プロレス界、いやプロレス界に新風を巻き起こしてみせます!
最初は南から(福岡が本拠ですから)の風って事で『南風』にしようかなとも思いましたが、団体名としてはふさわしくないですね。喫茶店の名前なら合っていると思いますが。
団体のコンセプトとしては『全てにおいてNO1を目指す!』で行きます。
女子プロレスですから、アイドルレスラーを揃えて芸能活動に力を入れるやり方もありだとは思いますけど、私は好きなプロレスは王道路線ですので、リング上での試合で魅せる団体にします。
うちの団体は引き抜きをしません。
そしてすでにデビューしているフリーの選手も使いません。新人だけでやっていきます。
ただし、新人の手本になるので海外団体とは提携を結び、選手を招聘します。
当面はAACとの提携を予定しています。
今は所属選手もいない状態ですが、ここで大きな夢を一つ語っておきます。
「10年以内に、九州ドームを超満員札止めにしてみせる。」
もちろん、今は何の実績もありません。
ホラ話と思っていただいて結構ですが、私は本気です。必ず達成してみせますよ。
その為にも地元九州出身のスター選手を育てないといけないと思っています。
ちょうといいお手本(プロ野球チーム)が地元にあるので、それを参考にしたいですね。
もちろん素人社長の私に出来る事には限界があるし、旗揚げもしていない団体では知名度がないです。でもそれを補う事は出来るのです。
叔父の友人で、九州出身の元プロレスラー『ダンディ須永』通称ダンディさんが、現場監督として携わってくれることになっています。
ダンディさんの知名度は高いし、それに何人もの弟子を育てている人ですから。
コーチとしての手腕、知名度を生かしての広報活動を私は期待しています。
私は一人誰もいない道場へと足を踏み入れました。
道場ではまだ誰も使った事のないリングが静かに出番を待っています。
私は、スカイブルーのリングへと右手を伸ばしました。指先から、ひんやりとしたマットの感触が伝わってきます。
「よろしくスカイブルーのリング。女子プロレス、お世話になります。」
これからこのリングで数々の激闘が生まれ、感動が生まれていくはずです。
私はそれをサポートしていきたいと思っています。
こうしてNEW WINDの物語は始まったのです。
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コメント
お久しぶり♪(^∇^)
新たな展開に"NEW WINDの歴史"ですか!? 拝見しますた♪ 団体名の由来って、新しい風・・・・こりゃ斬新しすぎですぬ。(笑)
posted by 樋蔵(TOY's=SWORD)at 2007/07/11 08:22 [ コメントを修正する ]
おお、ついに改訂版がスタート!お待ちしておりましたっ
ダンディ須永さんの物語が進行中なことで、「過去に活躍した名レスラー」としての人物像にさらに深みが増してますね~
厚みを加えた本編とサイドストーリー、どちらも楽しみにしております!
ダンディ須永さんの物語が進行中なことで、「過去に活躍した名レスラー」としての人物像にさらに深みが増してますね~
厚みを加えた本編とサイドストーリー、どちらも楽しみにしております!