「いよいよ始まるのね。」
とある建物の前に少女は立っていた。少女の名は南利美、年齢は16歳である。
「完璧なレスラーを目指す第一歩…これから私は踏み出すわけね。」
とある建物の前に少女は立っていた。少女の名は南利美、年齢は16歳である。
「完璧なレスラーを目指す第一歩…これから私は踏み出すわけね。」
ぶるっと身震いする南。
「らしくないわね。これから厳しい練習が待っているし、多くの試練もあると思う。でも、私はこの日を忘れない。今日この日は私のプロレスラーとしての第一歩なのだから!」
南は深呼吸をすると、その建物へと入っていった。
「あっ…」
背の高い細身の少女が建物の中にいた。
「あなたも、入門するの?」
南はそう尋ねた。
「………はい。」
少女は顔を真っ赤にしながら、かろうじて聞こえる程度の声で答えた。
「そう、私もよ。南利美よ、よろしく!」
南は右手を差し出した。
「あっ……あっ……だ、伊達…は、遙で…す。」
伊達はしどろもどろになりながら、手を洋服で拭いてから握手に応じた。
「よろしく。」
こうして同じ日に入寮した二人は、その後エースの座を巡り凌ぎを削ることになるのだが、当時の二人がそれを知るはずもなかった。
そして…一度引退した後に長い、長いブランクを経てもう一度、試合をすることになることも、当然知る由もなかったのである。
そして伊達遥と南利美…いよいよ、伝説の二人が再会のゴングを迎える。
次回…NEW WIND編アフターストーリー もう一度あの日のように~再会~その26「再会」
遙、あの日のことを覚えている?もちろん私は忘れていないわ。
もう一度あの日のように、熱い試合をしましょう。今度こそ完璧な試合をお見せするわ。
豆腐屋の哲さんの銀賞句を元に、次回予告につなげてみました。
いよいよ次回、再会のゴングが鳴ります。お楽しみに。
なお現在 もう一度あの日のように~再会~に関するアンケートおよびクイズを実施中です。
こちらから、気軽にご投票ください→アンケート
「らしくないわね。これから厳しい練習が待っているし、多くの試練もあると思う。でも、私はこの日を忘れない。今日この日は私のプロレスラーとしての第一歩なのだから!」
南は深呼吸をすると、その建物へと入っていった。
「あっ…」
背の高い細身の少女が建物の中にいた。
「あなたも、入門するの?」
南はそう尋ねた。
「………はい。」
少女は顔を真っ赤にしながら、かろうじて聞こえる程度の声で答えた。
「そう、私もよ。南利美よ、よろしく!」
南は右手を差し出した。
「あっ……あっ……だ、伊達…は、遙で…す。」
伊達はしどろもどろになりながら、手を洋服で拭いてから握手に応じた。
「よろしく。」
こうして同じ日に入寮した二人は、その後エースの座を巡り凌ぎを削ることになるのだが、当時の二人がそれを知るはずもなかった。
そして…一度引退した後に長い、長いブランクを経てもう一度、試合をすることになることも、当然知る由もなかったのである。
そして伊達遥と南利美…いよいよ、伝説の二人が再会のゴングを迎える。
次回…NEW WIND編アフターストーリー もう一度あの日のように~再会~その26「再会」
遙、あの日のことを覚えている?もちろん私は忘れていないわ。
もう一度あの日のように、熱い試合をしましょう。今度こそ完璧な試合をお見せするわ。
豆腐屋の哲さんの銀賞句を元に、次回予告につなげてみました。
いよいよ次回、再会のゴングが鳴ります。お楽しみに。
なお現在 もう一度あの日のように~再会~に関するアンケートおよびクイズを実施中です。
こちらから、気軽にご投票ください→アンケート
PR
嬉しい限りです
再会試合楽しみにしています
頑張れ南さん!!