この話のメインであった伊達遙VS南利美の再会試合が終了いたしました。ここまで読んでくださった方々に感謝いたします。
まだ最終回ではありませんが、ここで一区切りとなるので、書きたいことを書いておきますね。
このお話は、GUYさんから頂いた10万HIT記念イラストが全ての起点になっています。
きっかけをいただいたので、ものすご~く気軽に書き始めたのですが…
まさか、ここまで長くなるとは思ってもみませんでしたね。
当初のプランではせいぜい10話(ダンディ須永主人公の外伝と同じくらい)だと思っていたのですが、まさか39回になっても終わっていないとは思いませんでした。
何度か書いているのですが、こうなったのは…HIGEさんのサイドストーリーの存在ですね。
まあ…あちらも、ここまでの長編を書く予定ではなかったそうですが(笑)お互いに刺激し合っているうちに、ここまでボリュームアップしました。
いや~競い会うようにハードル上げあってしまったので…あはは。
17周年記念興行での現役選手の試合は、2話でまとめ、再会試合を4話程度でまとめるつもりでいたのですが…そのプランはどこへ消えたのやら(苦笑)
まず再会の大会がはじまるまでに14話。おやおや…この段階で10話程度にまとめるプランは消えてますね(苦笑)
マスターシュ黒沢をぎゃふんと言わせるため(笑)&現役選手の意地を見せるためにさらに6話を費やしています。
当初の倍の20話をかけて、再会試合への導入部を作る形になったわけです。
いやあ…長い導入だこと(苦笑)だけどこれは必要なことでした。
ただ再会という試合を書くのは簡単ですが、それでは試合を書いただけで終わってしまう。
導入部分をしっかり書くことで、話に厚み・重みを持たせることができたと思っています。
その上で、5話分をかけて試合開始前を描きました。
これは、今までの20話分を踏まえた上で、試合へともっていくための助走部分です。
たんなる大会ではなかっただけに、この部分も外せませんでした。なお、煽りVTRについては『ハッスル』のものを参考にしています。
そして、再会試合。これはある意味無謀な挑戦でした。リング上の二人と同じく、書き手である私自身も限界へ挑戦しています。
リアルタイム進行…つまり一つの試合を丸々書く。それもプロレスを知らない人でも試合をイメージできるように…そういう挑戦です。筆力の限界への挑戦でした…挑戦の結果は…読んでくださった方に委ねます。
私自身としてはレベルアップできたかな?と思っていますが…なぜ、こんなことに挑んだのか?というと、私が海外テレビドラマ『24』に嵌っているからです(笑)(この原稿段階でようやくシーズン3まで観終わりました。)
「24時間を書けるのなら、試合の数十分は書けるだろう!」というねすっごい単純な考えでした(苦笑)いや、思いつきはいいけど、大変でしたね。多分もうやらないですよ(笑)
最初に書いた試合原稿はいつものクオリティの試合原稿でしたが、ようは試合の流れを荒く作っただけ。
この段階では4話分程度の原稿だったわけですが…これを元に今回の再会試合を書き上げていきました。
最初に書いた骨組みをそのままに、シーンを書き加えたり、試合描写の精度をあげていくという作業です。
3月あたりから書き始めて、4月上旬頃には一旦完成。何度か修正を加えながら、UP直前まで手を入れていました。
なお3月はじめの段階では入れたいシーンがいくつか決まっていただけでした。
その時決まっていたのは、『入場シーンでのロープ越しのにらみ合い』『力比べ』『相羽へのヒザ誤爆』の3シーンです。
相羽へのヒザ誤爆が早々に決まっていたのは、ハッスルマニアのエスペランサーVS坂田亘の影響だったり。
そう、相羽が受けたヒザはNEW WIND版レーザービターンなわけですよ(笑)カメラマンさんみたいに死んではいませんが。
なおこの相羽へのヒザ誤爆で、相羽は何かを気づいたようです。そのあたりはまた書きますね。
結末と試合時間は3月中には完成していたので、コメントなどでの結末の変更はなかったことをお伝えしておきます(笑)
ただし、いくつか描写に加えたものはあります。南のシャイニングフェニックス発動は元々決まっていたことですが、その描写の中に豆腐屋の哲さんから頂いた拍手の内容を盛り込んでいます。
※掟破りのシャイニングフェニックスの場面です。南の右腕狙いはこのためではなかったのですが、その考えも面白いのでこの部分の描写に加えました。
なおラストのネオ・サザン3連発は、橋本VS蝶野 第1回GIクライマックスの映像をみて採用しました。最後はネオ・サザンではないですけどね。
こうやって、あちこちに私の見た好きなプロレスの動きを詰め込んでいます。
今回は考える試合・頭から落とす危険な技をほとんど使わない試合をイメージしていますが、わかりやすく言えばハッスル的な試合ですね。
TAJIRI選手、アンジョー司令長官、島田二等兵のインタビューを読んだ際に、サイコロジーという言葉が共通して使われていました。
ただ技を出すだけじゃない、頭を使って組み立てる試合…そういうものを書きたかったのです。プロレスには受身があり、表情なども重要な要素です。
デビル雅美選手などは目の動き一つで試合を作ることが出来るわけです。これは簡単には真似ができない部分ではありますが、そういう部分を再会する二人に背負ってもらいました。
危険な技を出し合うだけがプロレスではないということを感じていただければいいなと思います。
なお、24の影響は話の引っ張り方・区切りのつけ方にも出ています。できるだけ次回が気になるように書いていますので。やきもきさせて申し訳ない(苦笑)
本編は再会試合終了後の話などもう少しだけ続きますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。
なお、本原稿UP時点を持って、再会スペシャル期間は終了となります。
すこし休養を頂いた後、再会後のお話に入らせていただく予定です。
最後になりましたが、クイズの正解は『37分17秒 パーフェクト・サザンクロスロックで南利美の勝ち』でした。
もちろんフィニッシュ技の正解はいませんよね(笑)
これは少々意地悪問題だったのですが…豆腐屋の哲さんが、ネオ・サザンで南の勝ちというのが一番近かったですね。
南のネオ・サザンでの勝ちという意見が少なくて少々驚きました。
なお、HNザク吉さん&豆腐屋の哲さんから頂いた、南式シャイニングフェニックス→シャイニングサザンクロスという名称は、本編で使用させていただきました。
なお試合時間ニアピン賞は…
37分33秒 (み・な・み・さん) HN龍斗さん (16秒差)
37分03秒 (み・な・み) HN 豆腐屋の哲さん(14秒差)
2秒差で哲さんが一番近いのですが、だいぶ進んでからの数字でしたので、試合開始前に投稿していただいた龍斗さんがニアピンでしょうか。
でも、お二人ともいい予想でしたね。ちなみに言われるまでその語呂合わせには気づきませんでした。
お二人にはなにかして差し上げたいところですが、哲さんには南さんの勝利を贈ったのでいいよね?(笑)
龍斗さんには、シチュエーションの投稿をいただければそれをSSにするという賞品を用意しておきます。
ちなみに試合時間は37分17秒は、『見な!17周年記念興行を』の37分17秒です………というのは後付けで、偶然です。17秒だけは決めてあったのですが。また引き分けという意見も頂きましたが、30分ならともかく60分は無理でしょう。
60分闘うスタミナは二人にはありません。多分、祐希子と市ヶ谷くらいだと思います。
ただし、60分1本にしたからには30分は超えたかったというのはありましたので、この形です。
というわけで、まだ最終回ではなく、まだちょっとだけ続きます。
試合終了後のお話を楽しみにしていてください。
多くて5話程度で、その後スターライト相羽編をちょっぴり挟むつもりです。
HIGEさんの記事を待ちながらゆっくりと練っておきます。
なお再会編で使用したサブタイトルのうち…
その23「remind」
その24「Positions of life」
その34「情熱」
その39「魂の願い」
の4つは徳永英明さんの楽曲のタイトルです。
そもそも「もう一度あの日のように」自体がそうなんですけどね。
どのような曲なのか知りたい方へ…ファンとしては複雑な心境なのですが、こちらにリンク張りましたので聴いてみてください。
著作権はどうなっているのやら…
動画 remindへ
動画 Positions of life へ
動画 情熱へ
動画 魂の願いへ
動画 もう一度あの日のようにへ
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コメント
というのが一番の感想でしょうか。ちょっと的外れのような気もしますが…
30分越えの試合で、序盤の緊迫した小技の攻防から、
中盤ダレることなく段々熱を増していき最後の大技攻勢へ、という流れに加えて
終始一進一退で勝敗の読めない展開。
正に名勝負というやつだと思います。
まさかのドリカンニーサレンダーや盾にされた相羽には笑ってしまいましたが、
ほとんどの場面では手に汗握って読ませてもらいました。
いつの間にか伊達側に肩入れして読んでいたので、
テキーラが返された時はちょっと声が出そうに…
そういうわけでラストは涙を呑むことになりました。
といってもアレを耐えろというのは無理な話でしょうけど。
それと60分時間切れという予想は私です。
2人のスタミナを疑っておいてなんですが、
このお話のどの時点でも勝敗の予想は難しかったですよ。
では、相羽が何に気づいたのか気になりつつ続きを待つことにします。
相羽が何か少しでも報われることを願いつつ(笑)
30分越えの試合で、序盤の緊迫した小技の攻防から、
中盤ダレることなく段々熱を増していき最後の大技攻勢へ、という流れに加えて
終始一進一退で勝敗の読めない展開。
正に名勝負というやつだと思います。
まさかのドリカンニーサレンダーや盾にされた相羽には笑ってしまいましたが、
ほとんどの場面では手に汗握って読ませてもらいました。
いつの間にか伊達側に肩入れして読んでいたので、
テキーラが返された時はちょっと声が出そうに…
そういうわけでラストは涙を呑むことになりました。
といってもアレを耐えろというのは無理な話でしょうけど。
それと60分時間切れという予想は私です。
2人のスタミナを疑っておいてなんですが、
このお話のどの時点でも勝敗の予想は難しかったですよ。
では、相羽が何に気づいたのか気になりつつ続きを待つことにします。
相羽が何か少しでも報われることを願いつつ(笑)
GJ!
陰ながら本編を楽しんでましたよ^^
オイラブログの5/15分記事のタイトル、この試合の終了後のオイラの一言だったりするw
さて、最終話が待ち遠しいわ~
陰ながら本編を楽しんでましたよ^^
オイラブログの5/15分記事のタイトル、この試合の終了後のオイラの一言だったりするw
さて、最終話が待ち遠しいわ~
posted by 秋酔at 2008/05/16 23:06 [ コメントを修正する ]
GJでした。
小説としては面白かったです。
こういう試合で「伝説のエース」が負けちゃうってのはプロレス的にありなのかな?って疑問はありますがw
まあその辺の空気読まなさ加減も南らしいといえばとってもらしいw
この後も楽しみにしてます。
小説としては面白かったです。
こういう試合で「伝説のエース」が負けちゃうってのはプロレス的にありなのかな?って疑問はありますがw
まあその辺の空気読まなさ加減も南らしいといえばとってもらしいw
この後も楽しみにしてます。
posted by 流at 2008/05/17 02:46 [ コメントを修正する ]
まずは、再開試合の一区切り、お疲れ様でした。
とても面白く読ませていただきました。
相羽の被弾は決まっていたのですね。何を学び取ったのかはまた期待しております。
予想は外しちゃいましたねぇ。伊達に勝って欲しかったですがこればかりは真剣勝負でしたしね。南さんおめでとう、と。
後日談も楽しみにしております。
とても面白く読ませていただきました。
相羽の被弾は決まっていたのですね。何を学び取ったのかはまた期待しております。
予想は外しちゃいましたねぇ。伊達に勝って欲しかったですがこればかりは真剣勝負でしたしね。南さんおめでとう、と。
後日談も楽しみにしております。
一言で言うと読んでてシビレマシタ。
一つ一つの動き、技の攻防、すべてがプロレスといった感じで、読みながらもその場面を頭の中で再生が出来て、とても読んでいてプロレスの良さを感じました。
この後の続きも楽しみです。
一つ一つの動き、技の攻防、すべてがプロレスといった感じで、読みながらもその場面を頭の中で再生が出来て、とても読んでいてプロレスの良さを感じました。
この後の続きも楽しみです。
>豆腐屋の哲さん
ありがとうございます。
南のフィニッシュホールドが思い浮かんだので、試合結果はああなりました。
いやいや、あれだけ感情移入してもらえると、嬉しいですよ。
再会のエピローグはだいぶ出来あがっています。相羽編も書き進めております。
時期を見て公開していきますね。
>ライトオさん
ありがとうございます。
結果は最後までわからない緊迫した試合にしたかったので、よかったです。
テキーラでフィニッシュも考えたのですが(結構魂入れたテキーラなので、説得力は十分あると思いますので。)結果的にはあれは返さないとダメ!という南が勝った感じです。
>秋酔さん
ありがとうございます。最終回までもう少々お付き合いください。
>流さん
ありがとうございます。
伝説のエースと、その最高のライバルの試合ですし、南には伊達にないものがありますから。
それが何かは後ほど。
>シローさん
どもです。相羽は確定でした。ただ、どうやってあのシーンを入れるかだけが問題でしたね。
どちらにも勝たせたいという気持ちで書いていたので、予想は難しかったと思います。
>正・品さん
ありがとうございます。
映像が浮かぶ文章を心がけたので、そういっていただけると励みになります。
プロレスはとてもいいものです!
ありがとうございます。
南のフィニッシュホールドが思い浮かんだので、試合結果はああなりました。
いやいや、あれだけ感情移入してもらえると、嬉しいですよ。
再会のエピローグはだいぶ出来あがっています。相羽編も書き進めております。
時期を見て公開していきますね。
>ライトオさん
ありがとうございます。
結果は最後までわからない緊迫した試合にしたかったので、よかったです。
テキーラでフィニッシュも考えたのですが(結構魂入れたテキーラなので、説得力は十分あると思いますので。)結果的にはあれは返さないとダメ!という南が勝った感じです。
>秋酔さん
ありがとうございます。最終回までもう少々お付き合いください。
>流さん
ありがとうございます。
伝説のエースと、その最高のライバルの試合ですし、南には伊達にないものがありますから。
それが何かは後ほど。
>シローさん
どもです。相羽は確定でした。ただ、どうやってあのシーンを入れるかだけが問題でしたね。
どちらにも勝たせたいという気持ちで書いていたので、予想は難しかったと思います。
>正・品さん
ありがとうございます。
映像が浮かぶ文章を心がけたので、そういっていただけると励みになります。
プロレスはとてもいいものです!
posted by Nat 2008/05/18 19:43 [ コメントを修正する ]
ども~。
21話からまとめて一気に読ませてもらいました。
まずは一区切り、お疲れ様でした。
とりあえずの感想としては、「現役食いすぎ(笑)」
ここまでレベルの高い試合になるとは思ってませんでしたわ。
感じたことを全部書くとかなり長くなりそうなんで、
明日にでもウチのサイトに読書感想文として書く事にしますぜ。
21話からまとめて一気に読ませてもらいました。
まずは一区切り、お疲れ様でした。
とりあえずの感想としては、「現役食いすぎ(笑)」
ここまでレベルの高い試合になるとは思ってませんでしたわ。
感じたことを全部書くとかなり長くなりそうなんで、
明日にでもウチのサイトに読書感想文として書く事にしますぜ。
posted by 鷹羽シンat 2008/05/20 02:12 [ コメントを修正する ]
自分も読み始めた時はここまで長い話だと思いませんでした(笑)
もう一度、Nさんの描く南さんの話が読めるってだけで嬉しかったんですけどね
元々、NEW WINDの南さんが好きだったので
しかし、話が進むにつれ、どうしても南さんに勝ってもらいたくなり大量の拍手を送る結果に・・・ちょっと迷惑でしたかね(苦笑)
これが、単なるリプレイとしての話なら勝敗もそんなに気にならなかったんですが
あくまで、創作のアフターストーリーって事で南さんの勝利にこだわりました
まあ、拍手送るまでも無く南さんの勝利は決まっていたようですが・・・・
試合開始からは一話ごとに一喜一憂してました
本当にこんなに感情移入して読んだ物語は久しぶりです
改めて、素敵な試合をありがとうございます
あと、技名と自分の妄想の採用、本編でのチョイ役など嬉しかったです
再会の続きと相羽ちゃんの話楽しみにしてますね!!
そうそう、クイズの商品ですけど南さんの勝利が何よりの贈り物ですよ(笑)