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2017/06/29 07:30 |
新たなる風の物語 第2部飛翔編ー17「正義の力と闇の心」

NEW WIND社長 風間新 手記「新たなる夢のはじまり~飛翔編~」より 


 ※こちらはレッスルエンジェルスサバイバー2のリプレイとなります。
 旧作版NEW WINDとはお話上のつながりはありませんが、登場人物などは一部同じものを使用しています。

◇5年目6月

「いくぞおおおおっ!」
 越後が拳を握り、フィニッシュを宣言する。
「天空ゥゥゥ剣!」と観客が叫ぶ。これで正義の力が越後の右足に宿るのだ。
 越後は強烈な右カカト落としをソニックの右肩へと叩きこむ。
「必殺…」
「Vの字蹴り!!」
 越後は声援に合わせるように飛び、右のオーバーヘッドキックをソニックの左肩に叩きこんだ。
 正面から見るとVの形になる…必殺Vの字蹴りが決まった。(※あくまでも蹴りであって斬りではない。)     
そのままソニックから3カウントを奪ってみせた。
「うきゅう…強くなったのさね。」
 敗れたソニックが越後を称え、握手を求める。
「ありがとうございます。これもソニ先輩と組ませてもらったおかげです。」
「これからは後輩としてじゃなく、ライバルとして見させてもらうのさね。」
「望むところです。“ソニックキャット”」
 二人はガッチリと握手を交わし、正義軍の絆はさらに深まった。
 

 だが、この日…正義軍に対抗する新たなる悪の軍団が誕生することになる。
 セミWINDで組まれたのは、十六夜と桜崎のシングルマッチ。しばらく前だったらチャレンジマッチにすぎない試合だったが、今の桜崎は越後同様に十分力をつけてきている。
「はあああっ!」
 萌える裏拳…萌拳が決まり十六夜の唇から血が一滴・二滴としたたり落ちる。
「ニッ…」
 それを見て桜崎がニヤリと笑った。
「!うふふ…やってくれるわね!」
 どうやら十六夜の本気モードのスイッチが入ったようだ。それまでは互角の試合だったのだが、災厄パワーを発揮しはじめた十六夜は強烈な技を次々に決め桜崎を追いこんでいく。
 災厄降臨を決めたかと思えばそのまま引き起こしてDDT。ここでフォールにはいかずに十六夜はさらにはカラミティボムを狙う!
「くっ…」
 これはウラカン・ラナで切り返した桜崎が反撃を狙うが、十六夜はそれを許さずにカラミティボム!
「うううっ…」
 反射的にカウント2.9でフォールを返した桜崎だったが、ふらふらと立ちあがったところに強烈な延髄蹴りを打ち込まれ、万事休す。

「桜崎さん…あなた私についてくる気はないかしら?」
 十六夜はマイクを掴むと唐突に言い放った。
「!私が…美響お嬢様と?」
 桜崎は驚いた顔を隠せない。
「そうよ。」
「どうして私なのですか美響お嬢様?ヒールなら優香お嬢様たちがいますのに。」
「それは…あなたの心に巣食う災厄の力に気づいたからです。」
「災厄の力?」
「ええ。あなたの心には災厄の力が眠っているわ。それを引き出してみる気はないかしら?メイド服に隠された真実…あなたの闇の心こそがあなたを強くするの。強くなりたければついてきなさい。」
 十六夜はそういうとマイクを投げ捨てた。
「私の…闇の心…」
 桜崎は激しく動揺しているようだ…まあ、それはそうだろう。現在の立ち位置はどちらかといえばベビーフェイスだ。一方の十六夜は完全にヒールだからな…
「桜崎はどうしますかな。」
 ダンディさんは楽しそうだった。
「楽しそうですねダンディさん。」
「ふふ…ヒールターンは面白いのです。プロレスラーとして幅を広げるのならば一度は経験した方がいい。まあ桜崎クンがどうするかは任せますがね。」
 ダンディさんは現役時代に“スーパーヒール須永英光”という顔を持っていた。普段は反則一つしないベビーフェイスのテクニシャンなのに、スーパーヒールになるとイス攻撃など当たり前。コブラクローに凶器攻撃、 さらには毒霧…はたまたビッグファイアー(火炎噴射)まで使いこなしたという。

 そして桜崎は…十六夜と組むことを選択した。

 早速次の大会でタッグを組むと、正義軍ソニック&越後と対戦。今までセーブしていた桜崎のダークサイドが発揮され悪いメイドさんと化していた。
 最後は越後の“天空剣必殺Vの字蹴り”で3カウントを奪われたが生まれ変わったメイデン桜崎を印象づけるには十分すぎる内容だった。
「うふふ…災厄の力に魅せられたものがまた一人。」
「今日は負けましたが…次はこうはいきませんわ。」
 捨てゼリフまで悪役のそれになっている桜崎であった。


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2009/03/10 18:00 | Comments(0) | サバイバー2リプレイ NEW WIND編

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