ＮＥＷ　ＷＩＮＤ

　これは午前０時から、午前０時１０分までに起きた出来事である。

　

０：００

「風間社長、最近”社長手記”の更新が滞っているようですな」
「ええ。完全に滞っていますね。今は、手記の一部を製本化するのに手いっぱいですからね」
　ＮＥＷ　ＷＩＮＤ社長室で、風間社長とダンディ須永はこれからのＮＥＷ　ＷＩＮＤに対する会議を開いていた。
「しかし、その作業は終わったはずではないですかな？」
「まあ、確かに終わったといえば終わったんですけどね。ただ、まだＮＥＷ　ＷＩＮＤとして活動するためには必要なことがあるんですよ」
　風間はふうっ……と息を吐いた。
「なるほど。しかし、そろそろ手記の続きを書かないといけない時期ではないですかな」
「ええ、そうなんですけどね……」
　歯切れの悪い返答をする風間。その表情には憂いが浮かんでいる。
「なにか、困ったことでもありましたかな？」
「ええ。製本作業、そして初挑戦となる”ちょっと大人のＮＥＷ　ＷＩＮＤ”ともに作業は終了が近づいているのですが……」
「が？」
「……問題がひとつあるんですよ」
　風間の顔色は冴えない。
「問題ですか？」
「ええ。私の手記の元となる”社長ノート”が行方不明なんです」
「なんと！　それは……困りましたな」
「ええ。ＮＥＷ　ＷＩＮＤのすべてが記録されているノートですから、アレがないと手記を書くことができません」
　衝撃の事実が明かされた。
「……それは……」
「まずいです。このままだと、１０．１１の祭典終了後に再開を予定していた手記が発表できませんよ。」
「せっかくの２４万ＨＩＴという区切りを迎えたというのに……風間社長！」
「いや、なんとか探してみますよ。やはり途中で投げ出す事はできませんからね」
「頼みますぞ！」

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　これは本当の出来事なんですよね……


　というわけで、２４万ＨＩＴありがとうございます。記念の記事で、重大発表となってしまいました！
　本当に社長ノートが行方不明のため、リプレイが………打ち切りとなる可能性があります。
　なんとか探してみますが数か月のブランクがあるので、所在に関して記憶が薄れています。
　再開を待ってくださっている方がどれくらいいるかはわかりませんが、まって下っている方のためにもなんとか探してみます。
　最悪の場合、エピローグを数回つける形になるかもしれません。


　いやーまいったなこれは……