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2024/04/16 20:58 |
”位置づけ” その21
NEW WIND社長 風間新 手記より。



※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
 ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
 それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ
◇4年目8月◇

 本来なら伊達、カンナ、南の3人からマッキーのベルトへの挑戦者を決定しようと思っていたのだが・・・
 こういう時に限ってAACからタッグ王座防衛戦に来いとお達し。
伊達&カンナは仕方なくAACへ。
 そういえばJr王者時代にAACへ防衛戦に行った伊達のお供で連れていったのはカンナだったっけ。
 あの頃に比べると二人ともずいぶん逞しく成長したもんだ。
まさか伊達&カンナのタッグでAACベルトを取るなんて思わなかったし、こうやって何度も海外へ防衛しにいくとも思わなかったなあ。
 なお今回も私は同行したけど二人ともAACのファンに受け入れられていたなあ。
 この辺りでも成長を感じたよ。

 えっ? 試合・・・もちろん防衛成功。

 で、国内の方は伊達&カンナが居ないと正直なところ動員面で不安がある。
 そこでタイトル戦を二つ用意してみた。

 EWAヘビーとEWAタッグ。
 EWAヘビーは、伊達&カンナがいないなら挑戦権はこの人しかいないでしょう。

 前王者 南利美のリターンマッチ。
本当はみこととのタッグに専念したかったらしいけど、南もマッキーへのリベンジは望んでいた事だし、拒む理由はなかったようで。
 AACタッグのほうはジューシーペアが休養中ならこれしかない・・・νジェネ(武藤&結城)で。
   
☆EWA認定世界ヘビー級選手権試合☆

 前哨戦の6人タッグ対決 (南&みこと&氷室VSマッキー&武藤&結城)では南がマッキーからネオ・サザンクロスロックでギブアップを奪っている。
 シングルでの戦績はここ1年でほぼ互角。
ひそかに名勝負数え歌になっているのだが・・・

×マッキー(23分03秒 サザンブレーカー)南○

 南の裏拳&ジャーマンで体力を削られたマッキーはリング中央でがっちり決まったサザンブレーカーを耐え切れずあっさりギブアップ。
 あんまりあっさりしていたので、私も観客も、そして・・・仕掛けた南も思わずあっけに取られてしまった。
 南は納得いかないのか、技をとくとみせかけて、マッキーの右足(極めた脚)を持ち上げると、裏拳を叩きこむ。
 悲鳴を上げてのたうち回るマッキーに見向きもせず、南は本部席のベルトをひったくると肩にかけてそのまま退場してしまった。

 ああ、表彰式が・・・

 だがこの結果では致し方ないか・・・
その証拠に一部マッキーの熱烈ファン以外は南の行動を黙認もしくは、賞賛している。
 賞賛・・・できるかどうかは微妙だが、気持ちはわかる。

 試合後は両者ともノーコメント。
なんともいえない試合になってしまった・・・
 
  ☆EWAタッグ☆

 シングル王座戦を不完全燃焼で終えてしまった南は気迫が違った。
最近グングン力をつけている武藤&結城を終始圧倒。

 最後も飛びつき腕十字に行くと見せかけて、なんと初公開の”サザンパッケージ”で勝利。
 ま、いわゆるスモールパッケージホールドなんだけど、飛びつき式で決めるのがポイント。
 関節だと思って防御体勢に入ると”くるん”と丸められてしまうのだ。

 逆にパッケージだと思っていると関節だったり・・・するわけで。
ある種完璧な技かな・・・(蹴りには弱いけど・・・)     

○南&みこと(39分23秒 サザンパッケージ)結城&武藤

 ☆試合後のコメント☆

「あんなのに引っかかるなんて・・・」
武藤は口を真一文字にして悔しがる。
 プライドが高く、そして自信家だけにこういう負けは自分が許せないのだろう。
「南選手の気迫が違いましたね。私たちは”まだまだ”だって事を思い知らされました。」
とは殊勝な結城の弁。
 
一方勝った側のコメントは・・・
「まだまだ修行が足りませんね。私も、あの二人も。南さんとの差はまだまだありますから。」
とみこと。
 組んでみて南の懐の深さを思い知ったらしい。
「・・・いえ、私もまだまだだから。みこと、これからもお互いに修行を重ねるわよ。」
「はい、南さん。」
 
◇4年目9月◇

 今度はEWAからEWAタッグの防衛をしろと通達。
仕方ないので南&みことに付き添ってEWAへ。
 南はシングル王者でもあるので、うちのマットではAACタッグしか行えなくなり、仕方ないのでAACタッグの防衛戦を行う。
 結局だれが欠けても興行としてはつらくなるので大会場ではタイトルを組まざるを得ない。
 タッグ休養などといっていたマッキー&ラッキーだったが、やはり二人で組むと宣言する。
 先月のタイトル戦で不甲斐無い敗戦を喫し、汚名返上&名誉挽回に燃えるマッキー。
 ラッキーもこのタッグでの飛躍を誓いかなり力が入っている。
 一方の王者組もAACでの防衛に成功し、さらなる成長を遂げた今、ここで負けられないと気合十分。

 両者気合十分のこの試合は思った以上の熱戦となり・・・

 60分時間切れ引き分けに終わる。
この試合を見ていて思ったのは、マッキー&ラッキーはやはりタッグプレイヤーであり、シングルよりもタッグの方が試合が巧い。
 マッキーの弱点をラッキーがカバーし、ラッキーに欠けている部分はマッキーが補う。
 ”この二人はタッグ戦線で頑張ってもらおう。”
私の中でそういう風にハッキリと位置づけられたのはこの時だったと思う。  
 伊達&カンナもいいタッグだけど、こっちは正確にはタッグチームではなく、二人のシングルプレイヤーが組んでいるという感じ。
 個々が強いからこそタッグとしても強いという。

 きっと南&みことも、武藤&結城もこのタイプであり、タッグとしてはマッキー&ラッキーの方が理想なのかもしれない。

 けど理想のタッグ=強いとは限らないのもまたプロレスなんだよね。

   
 そんなことを考えている間にもう10月の足音が。
さーて、マッチメイク、マッチメイクっと。






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2006/10/04 19:27 | Comments(5) | NEW WIND編

コメント

リプレイとは関係はありませんが
神取が議員になりましたね
これが女子プロ界の復権の原動力に・・・・・
はなりそうもありませんね。
posted by カスミノat 2006/10/05 00:01 [ コメントを修正する ]
GAEAをずっと見てたし、JWPもLLPWも全女もみたけど・・・

 やっぱね、年齢が高いスターに頼ってしまって、新世代のスターを育てられなかった。
 これが今の女子プロレスの敗因です。

 長与さんのインタビューでありましたが、ある程度のところまでは育てることが出来るけど、スターは最初からスターなんだって。
 育てる事は出来ないそうです。

 そういう意味でこのゲームで素質の違いがあるのは正しいんでしょうね。
posted by Nat 2006/10/05 00:32 [ コメントを修正する ]
 北斗のインタビューでこんなのもあったな・・・

 「チャンピオンは全てを備えてるからチャンピオンなんだ」って。
 WWWA王者になれなかった北斗晶自身も何かが足らなかったし、豊田真奈美も何かが足らなかった。
 だから今の女子プロレスになったと。

 北斗が認めるこれぞチャンピオンというのはアジャが最後だそうです。

 実力・集客力なども含めて・・・全てを備えた存在。
 そういうのが真のチャンピオンだってね。

 うーん、深いですよ。

posted by Nat 2006/10/05 00:36 [ コメントを修正する ]
 蝶野さんのセリフですが・・・

「ベルトが輝いてるんじゃねえ。 オレが輝いてるからだ!」
 は名言でしたね。

 ベルトの価値を高めるのは王者次第。
王者が輝くからこそベルトも輝き、価値が高まる。

 誰かに語らせたいセリフです(笑) 
posted by Nat 2006/10/05 00:38 [ コメントを修正する ]
国会では神取と大仁田は隣同士らしいですね(笑)なんだかなーって感じです。
posted by カスミノat 2006/10/05 03:40 [ コメントを修正する ]

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