告 知
「ついに・・・この時が来たか。」
風間が意味ありげに呟く。
「はい。とうとうこの時が来ました。」
スーパー秘書こと、井上霧子がいつも以上に緊張した顔になる。
「あれから１０年・・・早かったような、長かったような・・・」
ダンディ須永が振り返る。
「この１０年色々あったな。」
「はい。」
「ですな。」
「だがこの１０年・・・全てはこの為に。」
「はい。これが・・・我々の目標でした。」
「そのために・・・高い素質を持った者を厳選し続けたのです。全てはこの時のために。」
「やれるな？」
「もちろんです。」
「もちろんだとも。」
「勝てるな？」
「はい。」
「当然。」
「ならば・・・やるぞ。」
「はい。」
「異存はない。今こそ・・・全ての決着をつける時です。」
「いいか諸君、スカイブルーのリングが最強・最高である！これを皆に証明して欲しい！！諸君らは選ばれた逸材だっ！」
風間の激が飛ぶ。
「任せてください社長！この吉田龍子、見事ＮＥＷ ＷＩＮＤを背負ってみせます！」
「もちろん、舞も頑張る、頑張る！」
「見てて姉さん・・・完璧な試合を見せるから・・・」
「えーっ！私ですかっ？！」
代表する選手達に気合がみなぎる。
「先輩達の歴史・・・汚すわけにはいかないんだっ！」
「思いつめないで・・・あなたはあなたらしく試合をすればいいのよ。」
「遥さん・・・できればこの栄光を遥さんと掴みたかった・・・」
「舞、エースの自覚を持って・・・舞なら出来るから。」
「私・・・でいいのかな・・・」
「もちろんだ。立派なＮＥＷ ＷＩＮＤの選手なのだからな。」
ＮＥＷ ＷＩＮＤ社長 風間新が福岡に事務所を開いてから１０年。
ついに・・・ついに・・・この時がきた！！？
ＮＥＷ ＷＩＮＤの命運をかけた”Ｆ・Ｓ”・・・
最強の団体の座を賭けたＮＥＷ ＷＩＮＤ究極の戦いが幕を開ける・・・
「このリングに私たちはいないけれど、魂は残してあるわ。」
「・・・だから・・・負けないで。」
「お前らなあ・・・プレッシャーかけてどうするんだよ。おい、負けたらアタシたちが容赦しねえぞっ！」
「蒔絵・・・一番プレッシャー・・・かけてる。」
「すべて・・・運命。」
「かーっやっぱそれかよ・・・紫月は。」
「みなさん修行の成果を見せてください。」
集うＯＧたち。
そして迫る決戦の時。
彼女達が築き上げてきた１０年・・・ＮＥＷ ＷＩＮＤの歴史が・・・
今・・・試される。
いよいよ・・・“Ｆ・Ｓ”へ。
次回 全てが決まる・・・！？
レッスルエンジェルスサバイバー プレイ日記 NEW WIND編
”F・S”
「天下を取らねば・・・わかっておろうの？」
謎の人物の持つ刀が黒きオーラを放ち禍々しく輝く。
風間の命運はいかに！？
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コメント
無題
「Ｆ・Ｓ」・・・ファイナルシリーズでしょうか…？しかし以外にそう思わせておいて風間社長節で意表を突くかも…(＠＠）いずれにせよＮＥＷ ＷＩＮＤの一区切りの舞台をを楽しみにしています！
posted by 赤猫at 2007/02/20 00:17 [ コメントを修正する ]
