編集部より。
これは連載126回にて終了した、『NEW WIND社長風間新手記』を加筆・修正した改訂版です。
無駄な部分をそぎ落とし、表現にも手を入れてあります。
印象が変わるかもしれませんが、NEW WINDの歴史を再度振り返っていただければと思います。
これは連載126回にて終了した、『NEW WIND社長風間新手記』を加筆・修正した改訂版です。
無駄な部分をそぎ落とし、表現にも手を入れてあります。
印象が変わるかもしれませんが、NEW WINDの歴史を再度振り返っていただければと思います。
◇3年目4月◇
フリー選手として旗揚げから参戦してくれていたジーナだが、本人の都合により帰国する事になり、契約を解除する事になった。
その代わりと言ってはなんだが、新人の結城千種が今月デビューすることになった。
同期入団の武藤めぐみは、来月の2周年記念興行でデビュー予定だ。
今月は、AACとの2年契約最後の月。
この2年間でうちの選手達が成長できたのはAACのおかげだ。感謝しなくてはいけない。
うちで持っているAACのベルトには『AACの選手を挑戦させろ』という圧力がかかっており、伊達のシングル王座には前王者チョチョカラス、上南シスターズ(南&マッキー)のタッグ王座にはチョチョ&ジョーカー組が挑戦する事になっている。
どっちも強敵だ。伊達達はベルトを守る事ができるだろうか。
◇AAC認定世界タッグ選手権試合◇
キャリア・総合力で勝る挑戦者組を相手に、地力の違いで窮地に追い込まれる上南シスターズ。しかし、王者となった自覚が、彼女たちをタフにした。
リング中央で、南の必殺『ネオ・サザンクロスロック』が炸裂!これでチョチョカラスを戦闘不能に追い込むと、代わってリングインしたジョーカーを、マッキーが自慢のパワーで圧倒! さすが『ミス・ヘラクレス』だ。
チョチョもカットに入ろうとしたが、思うように足が動かず、南に捕獲されてしまう。
孤立したジョーカーも反撃をしようとするが、マッキーはこれを許さず、得意技のマッキータイガー(変形ダブルアーム・パイル)を豪快に決め、フィニッシュ。
25分の熱戦の末、王者組が初防衛に成功。AACのタッグベルトはNEW WINDが管理を代行する事になる。
◇AAC認定世界ヘビー級選手権試合◇
『チョチョカラスの意地を見た。』この一言に尽きるだろう。
試合のペースを握ったのは伊達。圧倒的有利に進んでいたのだが、伊達の隙をついたボディスラムから『コーナー飛び乗り高速ムーンサルト』で一気に形勢逆転。
伊達は、1度目はカウント2.5で肩を上げ、2度目は2.8でクリアしたが、チョチョは必殺の気合を込めて、3回目のムーンサルトを執念で敢行し、伊達からピンを奪った。
誰もが勝てると思った試合だったが、ベルトに対する思い入れの違いが試合結果につながったのかもしれない。
「シングル王座だけは絶対取り返すと思っていた。」と、チョチョカラス。
「・・・凄い執念だった。」
伊達にとってもよい経験になっただろう。この経験を大事にして欲しい。
こうしてAACとの2年間の提携は終わった。AAC認定のジュニアベルトとタッグベルト、そしてこの2年で逞しく成長した一期生&2期生を置き土産に。
ありがとうAAC、今度は海外防衛戦で会おう。
◇3年目5月◇
5月の大会には、『旗揚げ○周年記念興行』という冠をつける事にしている。
今年は旗揚げ2周年記念興行だ。
今月からはAAC勢に代わって、新たなる提携団体EWA勢が来日する事になっている。
『華麗さ』が売りのAACに対し、EWAは『強さ』が売りといえる。
打撃・関節を得意とするタイプが揃っているので、今までとはまったく違う、ゴツゴツした試合展開になりそうだ。
さっそくタッグ王者が来日したので、旗揚げ2周年記念興行最終戦でタッグ選手権を組む事にした。
☆EWA認定世界タッグ選手権試合 60分1本勝負☆
王者 ディジー・クライ&ロレン・ニールセン組VS伊達&カンナ組
なぜこの二人が挑戦する事になったのかといえば・・・
1期生のうち、南・マッキーがAAC王者であり、残るラッキーと氷室では物足りないと感じた伊達がカンナをセレクトしたというのがある。
これは大抜擢ともいえるが、この1年間でのカンナの成長を見ていれば、当然のセレクトともいえる。
正直なところカンナの秘めた素質は、伊達に引けはとらないのではないかと見ている。
マッキー、ラッキー、氷室を追い抜くのは時間の問題だろう。
そして・・・やがては南すら越えていく・・・その可能性は高い。
伊達とカンナが組めば無敵となってもおかしくはないが、それはまだ先の話だろう。
今回のEWA王者組とは、一応互角の評価を与えてもいされている
◇試合内容◇
伊達の一人舞台。
ディジー&ロレンを一人で痛めつけ、かなり余裕を持ってカンナにチェンジ。
カンナも勢いに乗って攻めまくる。
最後までペースを握ったままの挑戦者組は、ツープラトンを決めフィニッシュ。
初公開のクロス・ラリアートでディジーからピン。
×ディジー&ロレン(24分35秒 クロス・ラリアート→片エビ固め)伊達&カンナ○
「同じ団体にタッグ王者は二組もいらないはず。我々『サイレントヴォイス』はAACタッグ王者『上南シスターズ』に対し、統一戦を要求します。」
このカンナのマイクアピールにマッキーと南が即座に反応する。
「統一したけりゃ挑戦してこいよ!!なあ南。」
「実力の違いをお見せするわ」
こうしてAAC&EWAタッグ王者によるAACタッグ戦が決定。
さらにEWA王者ナスターシャ・ハンの来日が決定し、6月大会は話題が満載、チケットの前売りも順調に売れている。
「社長、これは楽しみですね。」
井上さんがルンルンしているが、きっとボーナスを期待しているのだろうな。
フリー選手として旗揚げから参戦してくれていたジーナだが、本人の都合により帰国する事になり、契約を解除する事になった。
その代わりと言ってはなんだが、新人の結城千種が今月デビューすることになった。
同期入団の武藤めぐみは、来月の2周年記念興行でデビュー予定だ。
今月は、AACとの2年契約最後の月。
この2年間でうちの選手達が成長できたのはAACのおかげだ。感謝しなくてはいけない。
うちで持っているAACのベルトには『AACの選手を挑戦させろ』という圧力がかかっており、伊達のシングル王座には前王者チョチョカラス、上南シスターズ(南&マッキー)のタッグ王座にはチョチョ&ジョーカー組が挑戦する事になっている。
どっちも強敵だ。伊達達はベルトを守る事ができるだろうか。
◇AAC認定世界タッグ選手権試合◇
キャリア・総合力で勝る挑戦者組を相手に、地力の違いで窮地に追い込まれる上南シスターズ。しかし、王者となった自覚が、彼女たちをタフにした。
リング中央で、南の必殺『ネオ・サザンクロスロック』が炸裂!これでチョチョカラスを戦闘不能に追い込むと、代わってリングインしたジョーカーを、マッキーが自慢のパワーで圧倒! さすが『ミス・ヘラクレス』だ。
チョチョもカットに入ろうとしたが、思うように足が動かず、南に捕獲されてしまう。
孤立したジョーカーも反撃をしようとするが、マッキーはこれを許さず、得意技のマッキータイガー(変形ダブルアーム・パイル)を豪快に決め、フィニッシュ。
25分の熱戦の末、王者組が初防衛に成功。AACのタッグベルトはNEW WINDが管理を代行する事になる。
◇AAC認定世界ヘビー級選手権試合◇
『チョチョカラスの意地を見た。』この一言に尽きるだろう。
試合のペースを握ったのは伊達。圧倒的有利に進んでいたのだが、伊達の隙をついたボディスラムから『コーナー飛び乗り高速ムーンサルト』で一気に形勢逆転。
伊達は、1度目はカウント2.5で肩を上げ、2度目は2.8でクリアしたが、チョチョは必殺の気合を込めて、3回目のムーンサルトを執念で敢行し、伊達からピンを奪った。
誰もが勝てると思った試合だったが、ベルトに対する思い入れの違いが試合結果につながったのかもしれない。
「シングル王座だけは絶対取り返すと思っていた。」と、チョチョカラス。
「・・・凄い執念だった。」
伊達にとってもよい経験になっただろう。この経験を大事にして欲しい。
こうしてAACとの2年間の提携は終わった。AAC認定のジュニアベルトとタッグベルト、そしてこの2年で逞しく成長した一期生&2期生を置き土産に。
ありがとうAAC、今度は海外防衛戦で会おう。
◇3年目5月◇
5月の大会には、『旗揚げ○周年記念興行』という冠をつける事にしている。
今年は旗揚げ2周年記念興行だ。
今月からはAAC勢に代わって、新たなる提携団体EWA勢が来日する事になっている。
『華麗さ』が売りのAACに対し、EWAは『強さ』が売りといえる。
打撃・関節を得意とするタイプが揃っているので、今までとはまったく違う、ゴツゴツした試合展開になりそうだ。
さっそくタッグ王者が来日したので、旗揚げ2周年記念興行最終戦でタッグ選手権を組む事にした。
☆EWA認定世界タッグ選手権試合 60分1本勝負☆
王者 ディジー・クライ&ロレン・ニールセン組VS伊達&カンナ組
なぜこの二人が挑戦する事になったのかといえば・・・
1期生のうち、南・マッキーがAAC王者であり、残るラッキーと氷室では物足りないと感じた伊達がカンナをセレクトしたというのがある。
これは大抜擢ともいえるが、この1年間でのカンナの成長を見ていれば、当然のセレクトともいえる。
正直なところカンナの秘めた素質は、伊達に引けはとらないのではないかと見ている。
マッキー、ラッキー、氷室を追い抜くのは時間の問題だろう。
そして・・・やがては南すら越えていく・・・その可能性は高い。
伊達とカンナが組めば無敵となってもおかしくはないが、それはまだ先の話だろう。
今回のEWA王者組とは、一応互角の評価を与えてもいされている
◇試合内容◇
伊達の一人舞台。
ディジー&ロレンを一人で痛めつけ、かなり余裕を持ってカンナにチェンジ。
カンナも勢いに乗って攻めまくる。
最後までペースを握ったままの挑戦者組は、ツープラトンを決めフィニッシュ。
初公開のクロス・ラリアートでディジーからピン。
×ディジー&ロレン(24分35秒 クロス・ラリアート→片エビ固め)伊達&カンナ○
「同じ団体にタッグ王者は二組もいらないはず。我々『サイレントヴォイス』はAACタッグ王者『上南シスターズ』に対し、統一戦を要求します。」
このカンナのマイクアピールにマッキーと南が即座に反応する。
「統一したけりゃ挑戦してこいよ!!なあ南。」
「実力の違いをお見せするわ」
こうしてAAC&EWAタッグ王者によるAACタッグ戦が決定。
さらにEWA王者ナスターシャ・ハンの来日が決定し、6月大会は話題が満載、チケットの前売りも順調に売れている。
「社長、これは楽しみですね。」
井上さんがルンルンしているが、きっとボーナスを期待しているのだろうな。
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