今週の川柳を元にしたSS集です。
☆激戦の 疲れを癒す 露天風呂☆
「ふう・・・」
私は湯温42℃の温泉に足をつけた。
「気持ちいい・・・・」
激戦で疲れきった私の体がほんのりと温まってゆくのがわかる。私はゆっくりと肩までお湯につかった。
「効能は・・・肉体疲労・肩こり・腰痛・打撲・擦り傷・切り傷・筋肉痛・・・などですね。」
ある意味すべての症状が当てはまる。
私は露天風呂の天井を見上げた。
(もちろん露天だから天井なんてないけれど。)
気持ちいい温泉につかりながら、私は気持ちよく澄み渡った青空を見上げていた。
「あっ、星・・・?」
青空の中にきらりと星が見えたような気がする。
3つの星が見えているが、そのうちの一つはのんびりとした光を放っており、もう一つの星はまっすぐな光を放っていた。
「くすっ。和希さんとなぎささんみたいですね。」
そうなるともう一つの星は私だろうか。
「折角のんびりしにきたのに、思い出すなんて・・・」
私はちょっと頼りない先輩と、とらえどころのない同期の顔を思い浮かべていた。
「温泉饅頭でも買って帰れば大丈夫ですよね。」
私はそう決めて、最高の温泉と青空で疲れを癒した。
「ここの温泉と、青空に五つ星!」
私はゆっくりと温泉を楽しみました。
(終)
青空の五つ星さんのイラスト化川柳をSSにしてみました。
ちなみにラストのセリフが書きたかったんですよね。
出演 杉浦美月
☆恋焦がれ 月一度出逢う 給与明細☆
(harutoさんの句です。)
「今月は少ない・・・ですね。」
葵はそういって顔を曇らせた。
「内容が悪かったから差し引いたよ。」
「そんなあ・・・」
葵は悲しい顔になる。そんな葵をみていると、私ha〇utoの心の中に潜む闇が蠢いた。
「・・・お金ほしいか葵?」
このときの私は悪い顔をしていただろう。
「は、はい。そりゃもちろん。」
葵は目をぱっと輝かせた。
「そうかあ。魚心あれば水心って奴で・・・」
私はゆっくりと葵に近づいた。
(終)
ってこんなharutoさんチックなコトを私が書くとでも?
ま、書いていますけど(‘_‘)
言っておきますけど、近づいただけですよ。
勘違いしないでくださいね(苦笑)
このあと、マッサージをさせるんです。
「普通の」ですよ。60分で5000円のお小遣い。
早瀬はお金がもらえて、ha〇utoは体スッキリです(笑)
出演
早瀬葵、ha〇uto
☆メールより 使いこなせる 伝書鳩☆
(炎のすとれっちぷらむさんの句です。)
「頼むぞ、ピー介。」
美冬は伝書鳩のピー介を両腕に抱え、優しくささやいた。
「コクン。」
パタパタパタ・・・大空へと飛び立つピー介。
そしてピー介はとある山奥へと辿り着いた。
「ご苦労様です、ピー介さん。」
足に結び付けられている書簡に目を通すのは、草薙みことである。
「さ、美味しいご飯を食べたら、この書簡を美冬さんに届けてくださいましね。」
(終)
この二人ならありえますが、あの・・・メールしなくてもいいんで、電話してくださいよ(笑)
そのうち狼煙もつかいそうだなあ。
PR
矢文も考えましたが、狼煙かもしれませんね。