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2024/04/16 22:56 |
”タッグ戦線”  その10
 管理人Nです。

 多数のご訪問ありがとうございます。
なんだかレッスルリプレイを初めてからカウンターがくるくる回ります。

 気づけば10000HIT。

 特に売りはありませんが、なるべく読めるものを書いて行こうと思ってます。
 どれくらいの人が続きを気にしているか分かりませんが、NEW WIND編も今回で10回目になります。
 といっても10回目で2年目11月から・・・
全然進みません(苦笑)
 この調子ではいったいいつ終わるのやらですが、NEW WIND編はこのスタイルで行きます。

 ではその10お楽しみください。

    N 
NEW WIND社長 風間 新 手記より。

◇2年目11月◇

新AAC世界ヘビー級王者伊達遥にいきなり試練が。

AACより、”AACのマットで防衛戦を行え!”との通達。
行かないとベルトを剥奪されてしまらしい・・・

「か、海外遠征ですか?」
伊達はびっくりしている。
「そうだよ。驚いたかい?AACから通達がきてるんだ」
「は、はい。驚きました。・・・でも・・・行ってみたいです。」
伊達の瞳は輝いていた。
「分かった、私も同行しよう。一人で行かせるわけにはいかないからね。」
「・・・よ、よろしくお願いします。」
私はカンナ神威を帯同させ、伊達とともにAACへと向かう事にした。
 なぜカンナを連れていくのかといえば、軽い負傷もあって今月は休ませようと思っていたところだし、AACはマスクマン(ウーマン)が多い。
 覆面レスラー(古い・・・)ならやはりレベルの高い覆面レスラーの試合運びを見て学ぶものもあるハズだ。
 日本はダンディ須永氏と秘書の井上さんにお任せしておけば大丈夫だろう。
 最終戦では デスピナ&ジョーカー組のAACタッグに、”ジューシーペア”(マッキー&ラッキー)が挑戦する事になっている。
 その頃までには戻れるはずだ。

 なお伊達には写真集のオファーも来ているのでAAC近くの海岸で撮影させる事にする。

◇AAC認定世界ヘビー級選手権試合◇ 

 挑戦してきたのはチョチョカラス。
地元では大スターで、日本とは違い(※)大歓声で迎えられている。

※別に日本でもブーイングで迎えるわけではないが、歓声の大きさが段違いだって事ね。

 王者伊達の入場。
もちろん外敵だし、AACの至宝AAC世界ヘビーのベルトを奪った張本人だから当然大ブーイングだ。

 が、伊達は動じない。
 普段はおどおどしている伊達だがレスラーとして入場・試合をしている時は堂々としている。 立派なもんだ。
 セコンドにカンナ神威を従えて入場してきた伊達は、ブーイングを楽しむ余裕すらあるようだった。

 あとでカンナ曰く・・・
「遥さんは、言葉がわからないので何言われても平気だったみたいです。私は独自にスペイン語勉強してましたので、ムッとしましたけど・・・」
 なるほど。 
そういわれてみればそうか・・・
 試合の方は伊達がフェニックス・スープレックスで快勝。
やはりマットが堅いAACでは投げ技や叩きつける技は有効のようだ。
 
「私、飛び技をもっと練習したい・・・」
試合が終わり帰国する飛行機の中で伊達がボソリと呟いた。
「なにか使ってみたい技でも出来たのかい?」
と私が尋ねると、伊達はコクンと頷いた。
「どんな技なんだい?」
「う、うん。あのね・・・」
 なるほど。それは伊達にはぴったりだろう。
今の伊達の空中技のレベルでは無理だが練習をすれば大丈夫だと思う。

「私はかなり得るところがありました。 貴重な経験をさせていただいてありがとうございます。」
 カンナは試合運びや、動作などかなり思う所があったらしい。
実際帰国したカンナは一気にレスラーとしてレベルアップしていたし。

◇AAC認定世界タッグ◇
 マッキーのパワー技・投げ技で主導権を握ったジューシーペアだったが、ラッキーに変わったとたん流れを思いっきりひっくり返されてしまう。
 1期生の中では地味な存在のラッキー。
 紫月とラッキーは伊達・南・マッキーがスポットを浴びる中で常に日陰の存在。
 ラッキーが初めて得たチャンスはマッキーとのジューシーペア(チーム名は公募で決定)でのタッグ王座挑戦。

 ・・・結果は・・・

 力の差を痛感させられる結果となってしまった。
 ボロボロに痛めつけられたラッキー内田はほぼ戦闘不能に陥り、代わったマッキーが孤軍奮闘し、デスピナ、ジョーカーをともにカウント2.9まで追い詰めたものの・・・
 悲しいかなコレはタッグマッチ。
追い込んでもカットされてしまえば勝利は奪えない。
 二度・三度と勝機はあったのだが・・・ラッキー内田のカット妨害がほぼ機能しない。
 さすがにこれでは勝てるはずもなく・・・
18分50秒、合体ドロップキックでマッキーが沈んだ。

 この結果に怒り心頭なのはマッキー。
「しょっぱい、しょっぱい、ラッキーしょっぱすぎだ! バカヤロー!! てめえとじゃベルトなんか取れねえんだよ! コンビ解消だ!! 」
「・・・ごめんマッキー。」
「もういい。ラッキーに私の新しいパートナーを紹介してやるよ!」
マッキーは本部席に向かって合図を送る。
 本部席ではそれを受けて、入場テーマをかける。
かかったテーマは何人かの選手の入場曲をミックスしたもの。
 伊達、カンナ、紫月、南、チョチョ・・・この辺りまでは私も確認できた。
 そして複雑に絡みあっていた曲は徐々に一曲に絞られていく。

 それは・・・南の曲だった。
 
「私の新パートナーの南利美だ。皆応援よろしくな!」
南といえば伊達とのコンビを組む機会が多かったが・・・
「デスピナ!ジョーカー!!今度こそ私たちがそのベルト奪ってやるよ! ベルトはピッカピカに磨いておけよ!ついでにその首もきれいに洗っておけ!」
 といってマッキーは用意しておいたらしい磨き布を投げつける。

 ああ・・・そんなことしたら・・・
・・・案の定AAC勢との乱闘が・・・はじまってしまった。

◇2年目12月◇

新女からExタッグへの参加要請が来たが断った。
うちは新女とは馴れ合わない。
 
 それに今月はうちもタッグの目玉がある。
AACタッグにマッキー&南 の上南シスターズ(チーム名センスないな)が挑戦するのだ。
 あの流れを受けては仕方ないだろう。
あの乱闘の模様は翌週発売の週刊レッスル、および週刊女子プロレスで大きく取り上げられていた。
 これは狙い通りではあるんだけどね、ともかくマスコミは上手く使わないといかん。
  
◇AAC認定世界ヘビー級選手権試合◇

 上南シスターズ・・・強い。
これほど強いチームになるとは思わなかった。
 パワーを活かし、マッキーがデスピナ&ジョーカーの体力を奪い、南が得意の絞り技で残り体力をさらに削る。
 そこでマッキーの強力技が追い討ちをかけ・・・気づくと王者組は完全に劣勢に。
 カットに入ったジョーカーだったが、南にネオ・サザンクロスロックに捕らえられ、動きを止められてしまう。

「MAXいっちゃうぞ!バカヤ~ロー!!」

 マッキーのフィニュッシュ宣言。
マッキーはデスピナの足をつかんで肩の高さまで持ち上げる。
 この形は・・・フィッシャーマンバスターの体勢に近いが、微妙に違う。
 正解は漫画キン肉マンでお馴染みの”キン肉バスター”。
 男子のプロレスでは使い手は何人かいるが、女子ではマッキーが唯一の使い手。
 ダンディ須永氏の指導で、回転を加えるオリジナル技”MAXマッキーバスター”として完成。

 これが初披露となる。

 そして・・・

「25分14秒 MAXマッキーバスターからの体固めで勝者、マッキー上戸!」
 マッキー上戸&南 利美 組がAAC認定世界タッグの新王者に。

「へへ。やったな南。」
「ふん。ベルトとれたのが嬉しいか?って”もちろん嬉しいわ。”でもここが目的ではないわ。狙うのは伊達の持つシングル王座よ。」

AACのベルトを巡る戦いはさらにヒートアップしていくようだ。

 なお今年のプロレス大賞は新女のパンサー理沙子。
伊達遥を推す声もあったようだが・・・
 最優秀新人はカンナ神威。
ベストバウトは チョチョVSジョーカーだった。
 うーん微妙に喜べないが・・・

まもなくNEW WINDは2度目の年明けを迎える事になる。

 





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2006/09/21 12:09 | Comments(0) | NEW WIND編

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