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SKY LOVE ACT6「衝撃」

 その後の医務室

「大丈夫ですかな、風間社長?」
 治療を受け終えた風間社長にダンディ須永が声をかけた。

「…なんとか大丈夫といえるでしょう。」
 風間社長は蹴りを受けた腹部をさすった。
「ダンディさんの蹴りに比べれば大したことはなかったですよ。」
 風間社長は苦笑する。
「ふふっ…でも練習しておいてよかったでしょう?」
「まあね。プロレス団体の社長ともなるといろいろありますからね。」
 風間社長はいつ何があってもいいようにとダンディ須永の指導をうけ基礎的な動きを学んでいたのだ。
「で、いかがでしたかな、リングデビューは?」
 ダンディ須永は笑いながら尋ねる。
「ははっ…気持ちいいけど痛いですね。立場上ああは言いましたが、さすがにプロの打撃は効きますね。」
「加減してませんでしたからなあ(苦笑)」
「たははっ…あの姉妹め!」
 風間社長も苦笑せざるをえない。。
「ところで風間社長、彼女らの参戦を認めたのはいいのですが…どう対処するおつもりですかな?」
 風間社長とダンディ須永の二人は、ともに村上姉妹の実績を認めてはいるものの、実力はそこまで認めていない。
 村上姉妹の現時点の実力は高く見積もってもNEW WINDでいうところの若手レベルである。
「それは今考えているよ。」
 風間社長は腕組みをする。
「さっきの動きをみている限りうちではせいぜい藤島や真帆と互角といったところでしょうな。」
「藤島や真帆を当てる気にはならないなあ。」 
 風間社長は村上姉妹の凶器上等・反則上等のスタイルがあまり好きではない。
「確かに。藤島や真帆を当てても正直な話あまり話題にもならないかと。」
「それはわかっていますよ、ダンディさん。だから私が襲撃されるという流れにしたわけですからね。」
 風間社長とダンディ須永は、近い将来村上姉妹の殴りこみがあるだろうという想定をしておりその対応策を練っていた。
「”村上姉妹、風間社長襲撃!”となれば確かに記事にはなりますからな。それなら、その流れを利用して…」
 ダンディ須永は風間社長に何かを耳打ちした。
「なるほど。そういう方法もありですね。」
 風間社長はニッと笑った。


 そして翌日マスコミを通じてリリースされた次期シリーズ開幕戦のカードは…

 第0試合 村上姉妹査定マッチ タッグマッチ時間無制限一本勝負 
(村上姉妹)村上千春&村上千秋組 VS 大空みぎり(須永プロレス塾)&ジャック・カザマー


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2008/10/01 18:00 | Comments(0) | NEW WIND外伝

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