NEW WIND社長 風間 新 手記より。
※このお話は全126話で終了した長編リプレイ『NEW WIND編』および『栄光のスターロード編』の その後のお話 です。
ただし、このお話はリプレイではなく『創作ストーリー』です。
設定などにはゲーム上ではできない設定を盛り込んでいますので、ご注意ください。
また、単独でも楽しめるとは思いますが、人物の設定などはNEW WINDに準拠していますので、NEW WIND編を先に読んで頂く事をお勧めいたします
※※ご注意事項※※
ストーリーの都合上、登場人物に恋愛などの設定が加味されています。
そのような表現が苦手な方はご遠慮ください。
※このお話は全126話で終了した長編リプレイ『NEW WIND編』および『栄光のスターロード編』の その後のお話 です。
ただし、このお話はリプレイではなく『創作ストーリー』です。
設定などにはゲーム上ではできない設定を盛り込んでいますので、ご注意ください。
また、単独でも楽しめるとは思いますが、人物の設定などはNEW WINDに準拠していますので、NEW WIND編を先に読んで頂く事をお勧めいたします
※※ご注意事項※※
ストーリーの都合上、登場人物に恋愛などの設定が加味されています。
そのような表現が苦手な方はご遠慮ください。
続く第2試合は、15・16・17期生4人によるタッグマッチ20分一本勝負だ。
藤島と真帆が、いい感じに温めてくれた場内の熱気をさらに熱くできるかどうか…これは今日の流れを決める上でとても重要なことになる。
第2試合に出場する4人はまだまだキャリアも浅く、魅せる技術なんてないに等しい。
そして…資質では先輩たちに遠く及ばない。
こう書くと私がまるで期待していないように聞こえるかもしれない。だが、そんなことはない。
プロレスに大切なのは、キャリアでも資質でも技術でもない。
プロレスに大切なのは、『ハート』だ。
例えどんなに技術があったとしても、ハートが伴わなければ、観客の心を揺さぶる事なんてできないのだから。
この4人は、ハートを表現するのですら苦手だった。
そのために先輩達に叱られることはたびたびあったし、よく泣いていた。
でも、誰も逃げ出さなかった。彼女たちはプロレスが大好きなのだろう。
今日の対戦カードは加藤(15期)&佐藤(16期)組 VS 松本&石井組(17期)
あえて先輩後輩の対決にしたのは、気持ちを出しやすいと考えたからだ。
私としては、この世代にも光ってもらいたい。
「たてえ!!」
青い新人用の水着を着用した加藤が元気な声を出す。
元気さではこの世代で一番だろう。
「まつもと~~~!!!」
加藤が気合十分なショルダータックルを松本に決めた。
自分よりも大きな松本(茶色の水着)を弾き飛ばす。
ここで場内から拍手が起こった。
いつもは拍手をもらうことなどほとんどないのだが、加藤のタックルに込める気持ちが伝わったのだろう。
3年間加藤をみていて、今日のタックルが一番魂が入っていたと思う。
「カバー!!」
強引に片足を抱えてカバーする加藤。
素早く佐藤(白い水着)がリングインしてカットを妨害する。
「まつもと!かえせええええっ!」
佐藤が邪魔をしてカットに入れない石井(オレンジの水着)は声を張り上げる。
バンッ!
バンッ!!
レフェリーのギムレット美月の手が3度目のマットを叩く寸前、松本が右肩をあげた。
「おおっ!」
場内からどよめきがもれる。
「まつもとっ!」
石井が声を飛ばす。
「加藤、決めろっ!」
佐藤は松本の短い髪の毛をひっぱって無理やり立たせると、コーナーへとふった。
「OK!きめるぞ~~~!!」
加藤は拳を振り上げて叫ぶと、ランニングエルボー!
だが、松本は素早く体を入れ替え、加藤はそのままコーナーに豪快に激突した。
「うおおおおおおっ!」
加藤のバックをとった松本はアトミックドロップを決め、小柄な石井とタッチする。
「決めるぞ~~!!」
石井はそう叫ぶと、お尻をさすりながら立ち上がった加藤に向かってダッシュし、そのまま唯一の得意技であるウラカン・ラナを決めた。
「カバーっ!!」
石井は魂の咆哮。
がっちりとエビに固める。
「くそっ!」
佐藤がカットに入るが、これを松本が妨害。
そして…ギムレット美月レフェリーの右腕が3度目のマットを叩いた。
後輩の松本&石井組が先輩の加藤&佐藤組から初勝利。
「只今の試合は、15分11秒、ウラカン・ラナによりまして、勝者石井理沙! なお石井選手はこれがデビュー後初勝利となります。」
石井はデビューして一年間負け続けた。
それでも諦めなかったプロレス。
そして諦めずに続けたからこそ、初めての勝利を手にしたのだ。
抱き合って喜ぶ石井と松本。身長差15センチの同期はともに涙を浮かべていた。
「私たちだってNEW WINDの現役選手です。先輩達みたいな素質はないけど…それでも、OGの人たちに負けるわけにはいきません!!」
石井は試合後にこのようなコメントを出していた。
初勝利の喜びよりも、現役の維持を見せてくれたな。
使える技はごくごく基本技のみの4人だが、気合の入ったいい試合だった。
ようやくダンディさんのいう「魂をこめた技」が使えるようになって来た感じだ。
頑張れよ。NEW WINDの未来は君たちが支えるのだから。
藤島と真帆が、いい感じに温めてくれた場内の熱気をさらに熱くできるかどうか…これは今日の流れを決める上でとても重要なことになる。
第2試合に出場する4人はまだまだキャリアも浅く、魅せる技術なんてないに等しい。
そして…資質では先輩たちに遠く及ばない。
こう書くと私がまるで期待していないように聞こえるかもしれない。だが、そんなことはない。
プロレスに大切なのは、キャリアでも資質でも技術でもない。
プロレスに大切なのは、『ハート』だ。
例えどんなに技術があったとしても、ハートが伴わなければ、観客の心を揺さぶる事なんてできないのだから。
この4人は、ハートを表現するのですら苦手だった。
そのために先輩達に叱られることはたびたびあったし、よく泣いていた。
でも、誰も逃げ出さなかった。彼女たちはプロレスが大好きなのだろう。
今日の対戦カードは加藤(15期)&佐藤(16期)組 VS 松本&石井組(17期)
あえて先輩後輩の対決にしたのは、気持ちを出しやすいと考えたからだ。
私としては、この世代にも光ってもらいたい。
「たてえ!!」
青い新人用の水着を着用した加藤が元気な声を出す。
元気さではこの世代で一番だろう。
「まつもと~~~!!!」
加藤が気合十分なショルダータックルを松本に決めた。
自分よりも大きな松本(茶色の水着)を弾き飛ばす。
ここで場内から拍手が起こった。
いつもは拍手をもらうことなどほとんどないのだが、加藤のタックルに込める気持ちが伝わったのだろう。
3年間加藤をみていて、今日のタックルが一番魂が入っていたと思う。
「カバー!!」
強引に片足を抱えてカバーする加藤。
素早く佐藤(白い水着)がリングインしてカットを妨害する。
「まつもと!かえせええええっ!」
佐藤が邪魔をしてカットに入れない石井(オレンジの水着)は声を張り上げる。
バンッ!
バンッ!!
レフェリーのギムレット美月の手が3度目のマットを叩く寸前、松本が右肩をあげた。
「おおっ!」
場内からどよめきがもれる。
「まつもとっ!」
石井が声を飛ばす。
「加藤、決めろっ!」
佐藤は松本の短い髪の毛をひっぱって無理やり立たせると、コーナーへとふった。
「OK!きめるぞ~~~!!」
加藤は拳を振り上げて叫ぶと、ランニングエルボー!
だが、松本は素早く体を入れ替え、加藤はそのままコーナーに豪快に激突した。
「うおおおおおおっ!」
加藤のバックをとった松本はアトミックドロップを決め、小柄な石井とタッチする。
「決めるぞ~~!!」
石井はそう叫ぶと、お尻をさすりながら立ち上がった加藤に向かってダッシュし、そのまま唯一の得意技であるウラカン・ラナを決めた。
「カバーっ!!」
石井は魂の咆哮。
がっちりとエビに固める。
「くそっ!」
佐藤がカットに入るが、これを松本が妨害。
そして…ギムレット美月レフェリーの右腕が3度目のマットを叩いた。
後輩の松本&石井組が先輩の加藤&佐藤組から初勝利。
「只今の試合は、15分11秒、ウラカン・ラナによりまして、勝者石井理沙! なお石井選手はこれがデビュー後初勝利となります。」
石井はデビューして一年間負け続けた。
それでも諦めなかったプロレス。
そして諦めずに続けたからこそ、初めての勝利を手にしたのだ。
抱き合って喜ぶ石井と松本。身長差15センチの同期はともに涙を浮かべていた。
「私たちだってNEW WINDの現役選手です。先輩達みたいな素質はないけど…それでも、OGの人たちに負けるわけにはいきません!!」
石井は試合後にこのようなコメントを出していた。
初勝利の喜びよりも、現役の維持を見せてくれたな。
使える技はごくごく基本技のみの4人だが、気合の入ったいい試合だった。
ようやくダンディさんのいう「魂をこめた技」が使えるようになって来た感じだ。
頑張れよ。NEW WINDの未来は君たちが支えるのだから。
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レッスルの世界にGAEAのメンバー(多分Nさんですのでそうでしょう)
を織り込んできましたか。
加藤園子(加藤天美のほうか?)から石井里奈がフォール勝ち。
多分に好みが入っているかしら(笑)
※追記:解説読まずにコメント書いてました。やはりそうだったのですね。
第二試合まで終わって次はレッスルレスラーの登場かな?
楽しみにしてますね~