月明かりの少女~憧れを☆に隠して~より
※こちらはレッスルエンジェルスサバイバー2リプレイNEW WIND編のサイドストーリーとなります。
なおタイトル通りに400文字(原稿用紙1枚分)の短編になっております。
「凄かったね。MAX WIND!」
志保は初めてみたビッグマッチに大はしゃぎであった。
「そうね。さすがは南利美だわ。」
那月は相変わらずクールぶった口調であったが、その声は興奮を隠し切れてはいなかった。
「いやーたまんないね。私も早くあのスカイブルーのリングに立ちたいよ!」
まだテストも受けていないのに、志保は入団したつもりでいるようだ。
「…立ってみたいわね。」
この那月の言葉を聞いて志保は目をまん丸くさせた。
「今…なんて?」
「…あのリングに立ってみたいって。」
那月はその言葉の意味をわかっているのだろうか。
「ナツ姉…それマジ?」
「ええ。志保、私の心も決まったわ。あのスカイブルーのマットに私は立ちたい。クール&エレガントをあのリングで表現してみたいのよ。」
那月は力強く言い切った。
「ナツ姉!!絶対一緒に入団しような!」
「ええ。いつか…南利美の横に立ってみせるわ。」
後のリトルプリンセスはNEW WIND入団を決意したのであった。
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