このお話は榎本綾の誕生日記念のSSです。
色々と設定をいじっていますが、これはこれでアリだと思っています。
なお登場人物は榎本綾と”僕”の二人だけです。
では、続きから榎本綾と”僕”のお話を楽しんでください。
※03.25 エンディング追加
※03.26 エンディング追加
※03.27 エンディング追加
※03.28 エンディング追加2点
※04.04 エンディングのエンディング追加
※04・05 エンディングのエンディング追加予定
※04・17 エンディングの続き追加
色々と設定をいじっていますが、これはこれでアリだと思っています。
なお登場人物は榎本綾と”僕”の二人だけです。
では、続きから榎本綾と”僕”のお話を楽しんでください。
※03.25 エンディング追加
※03.26 エンディング追加
※03.27 エンディング追加
※03.28 エンディング追加2点
※04.04 エンディングのエンディング追加
※04・05 エンディングのエンディング追加予定
※04・17 エンディングの続き追加
”おねえさんだもん” 榎本綾の誕生日
「ねえねえ、お兄ちゃん。今日は何の日か知っている?」
僕の事をお兄ちゃんと呼ぶこの可愛らしい少女の名前は榎本綾。
僕は彼女の事をとても可愛いと思っていて、いつも妹のように可愛がっている。
本当はそんな関係じゃいけないのかもしれない。
だって僕たちは…団体の社長と、所属選手という関係なのだから。
「もちろん知っているよ。」
僕はそう答えた。
「ホント?」
綾はもともとまん丸な目をさらに大きくまん丸にして僕の顔を覗きこんでいる。
「じゃあ、何の日か言ってみて♪」
綾はそういってじっと僕の事をみる。
僕はいくつになっても純粋な彼女を見て、ちょっとだけ意地悪をしたくなった。
「…今日は3月14日だよね?」
「うん、そうだよ!」
綾は期待に小さな胸を膨らませて、ワクワクしているようだ。
だが僕はあえてその期待を裏切ってみる。
「3月14日といえば…」
「といえば?」
「…ホワイトデーだよね。」
ガクンとなる綾。
すでにちょっぴり半べそ気味だ。
「ま、間違ってないけど…ほら、他にもあるでしょ?」
「うーん、他にもかあ。ああ、そういうことかっ!」
「思い出した?」
「うん。『お返し』でしょ?大丈夫、心配するなって。綾のだ~いすきなあのお店のあま~いスイーツをちゃんと買ってきてあるから。」
「ほんと?綾ねえ…あのお店の”すいーつ”だ~いすきなの!」
綾の表情がぱっと明るくなる。
だが、本題を思い出したのかすぐに顔が曇った。
「でも、それだけじゃないのっ!」
「え~っ、他にあったかなあ。」
僕はわざととぼけてみせた。
綾は泣き出しそうな顔になる。
「もっと大事な事があるよお。」
「え~っ、そうだっけ??」
僕はさらにとぼけてみる。
そろそろ限界だとは思うんだけどね。泣かれないようにしないと。
「ぐすっ…お兄ちゃんひどい…」
どうやら限界みたいだね…
「うそだよ~ん。綾の誕生日だろ?わかっているって。」
「ぶ~っ!お兄ちゃんのバカ…今日はいつもと違う大事な誕生日なのに…」
「あはは、悪い、悪い。もう綾も25歳か。いつまでも妹みたいなのにずいぶんお姉さんになったなあ。」
「おねえさんだもん!綾、もう立派な大人だもん!お姉さんなんだもん。後輩だって一杯一杯いるもん!」
そう、綾は団体所属選手の中では最古参の25歳だ。
だが後輩を連れて町に出かけるといつもお店の人に妹扱いされてしまうのだ。
「綾はもうお姉さんだもん。今日は特別な誕生日だもん。」
「そうだよな。綾は25歳になった。今日で引退だものなあ。」
うちの団体では25歳の誕生日を迎えたら引退することになっている。そう、最近は廃れてしまった25歳定年制を採用している唯一の女子プロレス団体だ。
昔は女性としての幸せを考えて、25歳定年制が当たり前だったのだがなあ。
「引退するけど綾は寂しくないんだ。だって、綾には新しい夢があるから。」
「新しい夢?」
「うん。25歳のお姉さんになった綾の新しい夢は『お兄ちゃんのお嫁さんになること』なんだもん。」
「えっ!?」
「んもう!だから、綾をお兄ちゃんのお嫁さんにして欲しいの」
「え、ええ~~~っ!」
まさかこんな展開が待っているとは…こんな展開は漫画の中だけだと思っていたのに。
僕はどう答えたらいいのだろうか。
このお話の続きはマルチエンディングです。
1・鷹羽シンさん作楽しい楽しい エンディングへ
2・アワモさん作そうきたか なエンディングへ そのエンディングのエンディングはこちら
3・ゼロさん作絶体絶命な エンディングへ
4・PONさん作バトル三昧な エンディングへ そのエンディングのエンディングへ
5・harutoさん作妄想垂れ流し変態だだ漏れ たーれんなエンディングへ※本人命名 その続きへ
ま、誕生日ということでね。綾のありえないようなありえるようなストーリを書いてみました。
例によって誕生日ネタを書くということとタイトルだけをつけてからノンプロットで書いたのですが…それがまさかこのような展開になるとは。
正直私自身驚いております。
折角なので、このあとのストーリーを皆さんで考えてみてくださいな。
『マルチエンディングSS』ということでよろしくお願いします。
参加者待ってま~す。
「ねえねえ、お兄ちゃん。今日は何の日か知っている?」
僕の事をお兄ちゃんと呼ぶこの可愛らしい少女の名前は榎本綾。
僕は彼女の事をとても可愛いと思っていて、いつも妹のように可愛がっている。
本当はそんな関係じゃいけないのかもしれない。
だって僕たちは…団体の社長と、所属選手という関係なのだから。
「もちろん知っているよ。」
僕はそう答えた。
「ホント?」
綾はもともとまん丸な目をさらに大きくまん丸にして僕の顔を覗きこんでいる。
「じゃあ、何の日か言ってみて♪」
綾はそういってじっと僕の事をみる。
僕はいくつになっても純粋な彼女を見て、ちょっとだけ意地悪をしたくなった。
「…今日は3月14日だよね?」
「うん、そうだよ!」
綾は期待に小さな胸を膨らませて、ワクワクしているようだ。
だが僕はあえてその期待を裏切ってみる。
「3月14日といえば…」
「といえば?」
「…ホワイトデーだよね。」
ガクンとなる綾。
すでにちょっぴり半べそ気味だ。
「ま、間違ってないけど…ほら、他にもあるでしょ?」
「うーん、他にもかあ。ああ、そういうことかっ!」
「思い出した?」
「うん。『お返し』でしょ?大丈夫、心配するなって。綾のだ~いすきなあのお店のあま~いスイーツをちゃんと買ってきてあるから。」
「ほんと?綾ねえ…あのお店の”すいーつ”だ~いすきなの!」
綾の表情がぱっと明るくなる。
だが、本題を思い出したのかすぐに顔が曇った。
「でも、それだけじゃないのっ!」
「え~っ、他にあったかなあ。」
僕はわざととぼけてみせた。
綾は泣き出しそうな顔になる。
「もっと大事な事があるよお。」
「え~っ、そうだっけ??」
僕はさらにとぼけてみる。
そろそろ限界だとは思うんだけどね。泣かれないようにしないと。
「ぐすっ…お兄ちゃんひどい…」
どうやら限界みたいだね…
「うそだよ~ん。綾の誕生日だろ?わかっているって。」
「ぶ~っ!お兄ちゃんのバカ…今日はいつもと違う大事な誕生日なのに…」
「あはは、悪い、悪い。もう綾も25歳か。いつまでも妹みたいなのにずいぶんお姉さんになったなあ。」
「おねえさんだもん!綾、もう立派な大人だもん!お姉さんなんだもん。後輩だって一杯一杯いるもん!」
そう、綾は団体所属選手の中では最古参の25歳だ。
だが後輩を連れて町に出かけるといつもお店の人に妹扱いされてしまうのだ。
「綾はもうお姉さんだもん。今日は特別な誕生日だもん。」
「そうだよな。綾は25歳になった。今日で引退だものなあ。」
うちの団体では25歳の誕生日を迎えたら引退することになっている。そう、最近は廃れてしまった25歳定年制を採用している唯一の女子プロレス団体だ。
昔は女性としての幸せを考えて、25歳定年制が当たり前だったのだがなあ。
「引退するけど綾は寂しくないんだ。だって、綾には新しい夢があるから。」
「新しい夢?」
「うん。25歳のお姉さんになった綾の新しい夢は『お兄ちゃんのお嫁さんになること』なんだもん。」
「えっ!?」
「んもう!だから、綾をお兄ちゃんのお嫁さんにして欲しいの」
「え、ええ~~~っ!」
まさかこんな展開が待っているとは…こんな展開は漫画の中だけだと思っていたのに。
僕はどう答えたらいいのだろうか。
このお話の続きはマルチエンディングです。
1・鷹羽シンさん作楽しい楽しい エンディングへ
2・アワモさん作そうきたか なエンディングへ そのエンディングのエンディングはこちら
3・ゼロさん作絶体絶命な エンディングへ
4・PONさん作バトル三昧な エンディングへ そのエンディングのエンディングへ
5・harutoさん作妄想垂れ流し変態だだ漏れ たーれんなエンディングへ※本人命名 その続きへ
ま、誕生日ということでね。綾のありえないようなありえるようなストーリを書いてみました。
例によって誕生日ネタを書くということとタイトルだけをつけてからノンプロットで書いたのですが…それがまさかこのような展開になるとは。
正直私自身驚いております。
折角なので、このあとのストーリーを皆さんで考えてみてくださいな。
『マルチエンディングSS』ということでよろしくお願いします。
参加者待ってま~す。
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おいら的にはこんなかんじでしょうかね。