”レッスル川柳イラスト化作品 SS化チャレンジ”
N版 第5弾です。
気楽にお願いします。
※このSSは公式内の川柳のイラスト化作品を元に管理人Nが勝手に構築したものです。
設定はほぼ管理人の創作です。
※ジャンル:ドラマ
N版 第5弾です。
気楽にお願いします。
※このSSは公式内の川柳のイラスト化作品を元に管理人Nが勝手に構築したものです。
設定はほぼ管理人の創作です。
※ジャンル:ドラマ
”秘書検定とは、正式な名称を秘書技能検定試験といい、文部科学省認定のもと財団法人実務技能検定協会が実施する資格試験のことを指します。秘書検定は秘書としての技能や知識を問われる試験ですが、秘書検定に合格するには非常に幅広い知識やスキルを必要としています。”
私は資料を閉じました。
「よしっ!決めた!」
私は小川ひかる。職業はプロレスラーです。
プロレスラーというと、バカで粗暴なイメージを持たれるかもしれません。
でも、そんな事はありません!
”知的なプロレスラー”だっているんですよ。
もちろん私がそうだなんていいませんが、私の趣味は読書と資格取得です。
これまでも簿記検定などを取っていますが、今度は秘書検定を受けてみようと思っています。
いつまでも現役でいれるわけじゃないし、引退後のことも考えないと・・・
それにこの資格をとれば・・・お手伝いもできると思うし。
これが数ヶ月前のお話です。
それから私は、練習の後や巡業の移動のバスの中で勉強しました。
そしてまず最初の一歩として秘書検定3級に合格したのです。
「おお、おめでとう、ひかる。」
今野社長は、私を例の戸塚某所の和食料理店「よこ川」につれていってくれました。
秘書の井上さんも一緒に来てくださって、祝福してくださいました。
「私も頑張らないとひかるに仕事とられちゃうわね。」
「僕はひかるちゃんを秘書にしてもいいけどね。」
「ダメです。社長の場合は邪な事を考えそうですから。」
というやりとりがあったのが、3級合格時。
その後私は2級に合格しました。
「ひかるちゃんは偉いねえ。」
社長は酔っています。
「あれだけハードな練習をして、30分フルタイムドローの試合をこなした日でも、夜は勉強して・・・凄いわ。」
と井上さん。
私はそれからも勉強して、今度は準1級に合格しました。
例のよこ川での祝杯!
「おお、おめでとう。ほんとにボクの個人秘書にしちやおうかなあ。」
ほろ酔い気分の社長。
もう、いっつもこうなんだから。
「・・・」
ところが2級までは祝福してくれた井上さんですが、今度の準1級合格に際してはお祝いの言葉をくれませんでした。
※視点が変更になります※
私は危機を感じていました。
最初、3級に合格したと聞いたときは、純粋に頑張っているなという印象でしたし、2級でも凄いなと純粋に思えたのです。
ですが、今度の準1級合格の知らせを聞いて、私の背中に冷たい汗が流れたのです。
今野社長のひかるさんへの愛は本物です。
きっとひかるさんが1級に合格したら、私ではなくひかるさんを秘書にするでしょう。
そうなると私はお役御免・・・解雇されてしまうかもしれません。
“狡兎死して走狗煮られ、高鳥尽きて良弓蔵(しま)われ、敵国敗れて謀臣滅ぶ”
という言葉が脳裏によぎりました。
弱小団体だったSPZZ(エスピーダブルゼータ)をここまでの団体に育てあげるのに、私も多少はお役に立てたかと思っています。
もう並ぶもののない強豪団体になったから、私はいらないということなのでしょうか。
ひかるさん可愛さから、私の秘書の座を奪うなんて・・・ひどい・・・
「井上さんもよろしく頼むよ。将来的にはひかるちゃんに井上さんのサポートをしてもらおうと思ってるから。」
ほら・・・私の秘書の座を奪おうとしてるんだわ・・・
「聞こえなかったのかい?井上さんには感謝してるし、これからも一緒に頑張っていきたいと思っているんだ。ぼかあ、ひかるちゃんを応援してるけど、同じくらいSPZZを愛してるし、井上さんのことも愛してるんだ。ヒック」
あの・・・それって愛の告白に聞こえますけど。
「困った社長ですね。二人で支えていきましょうか。井上さん。」
「そうね。」
「安心してくださいね。1級は取る気ないですから。」
「・・・敵に塩を送る気?」
「まさか。他の資格を取りたいんです。」
いい子だわひかるちゃんは。
☆視点切り替え☆
「準1級合格おめでとう、ひかるちゃん。」
井上さんは笑顔でそう言ってくれました。
「ありがとうございます。井上さん。」
「社長はつぶれちゃったけど、乾杯しましょうか。」
「はい。」
酔いつぶれた今野社長を肴に私と井上さんは楽しいお酒を飲みました。
(終)
”出演者控え室”
「あの・・・これってまたパクリでは?」
「違うオマージュだ!」
「オマージュねえ・・・」
「だってさ、小川さんといえば、konnoさんのSPZが一番思い浮かぶだろう?」
「それはMr.Nだけではないでしょうか?」
「ノンノン大丈夫だよ、コッチはSPZZだし。”Zがシリアスで、ZZはコメディだった”だろう?」
「そんなマニアックな話は知りませんが。でも“よこ川”まで出してますし、問題があるのでは?」
「うむむ・・・ではこうしよう。」
“この作品はPONさんの川柳と、長期連載リプレイで楽しませてくれているkonnnoさんへの敬意をこめた作品です。”
「これでどうだ?」
「・・・これでいいのでしょうか。」
「文句を言われたら修正するとしよう。GEAR JAPANにもひかるさんはいたのだが、あまり記憶になくてね。」
「まあ半年以上前の話ですし。」
「私が、いつも続きを楽しみにしているkonnoさんのSPZが、ちょうど”ひかるLOVE”だったのでね。使わせていただいたのさ。」
(終)
“ねえ社長 秘書検定に 受かったの”
主演 小川ひかる
出演 井上霧子、今野社長(没頭CHU様)
“出演者控え室”
出演 Mr.N、井上霧子(NEW WIND)
煌くエッセンシャルというタイトルをつけようかと思いましたが、やめました。
PONさん、konnnoさん いかがでしたでしょうか。
イメージとは違うかもしれませんが、このあたりが限界のようです。
ともかく、ご感想お待ちしています。
↓ご意見・ご感想などはこちらからどうぞ。
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コメント
N様こんばんわ。小川選手ネタでのSSお疲れ様です。SPZZや今野社長、日本料理店よこ川まで登場させていただいてありがとうございます。SPZの中では強いとはいえない小川選手ですが、「もう逃げられないわよ!」で転びました。ええ。12年目あたりにどう今野社長とくっつけようか思案中です。筆力がないのでグダグダした文面になってしまうと思いますが。とりあえず小川さんも引退間近なので伏線はりまくろうと思ってます。
井上さん不老不死?なので50年くらいリプレイしたとき整合性をどうするか考えものですね。
きょう、リプレイ日記取材のために(笑)リアルプロレスを久々に見に行きました。全日本プロレス後楽園大会。渕正信選手デビュー33周年記念試合。サバイバーの選手寿命は短い・・・
井上さん不老不死?なので50年くらいリプレイしたとき整合性をどうするか考えものですね。
きょう、リプレイ日記取材のために(笑)リアルプロレスを久々に見に行きました。全日本プロレス後楽園大会。渕正信選手デビュー33周年記念試合。サバイバーの選手寿命は短い・・・
こんな拙い句を広げていただいてありがとうございました
この社長-霧子-小川の立場・葛藤のラインをまとめあげたストーリーは御見事でした
最後は無理に小川×霧子の抗争にもっていかず綺麗に〆る辺り、読んでいてスッキリするお話です
私自身もちょっと違った感じでストーリーは考えていたのですが、こんなNさんの秀作後に思いっきり出し辛くなっちゃいましたw
いずれもう少しまともな文章力がついたら投稿させていただこうかな、と思います
この社長-霧子-小川の立場・葛藤のラインをまとめあげたストーリーは御見事でした
最後は無理に小川×霧子の抗争にもっていかず綺麗に〆る辺り、読んでいてスッキリするお話です
私自身もちょっと違った感じでストーリーは考えていたのですが、こんなNさんの秀作後に思いっきり出し辛くなっちゃいましたw
いずれもう少しまともな文章力がついたら投稿させていただこうかな、と思います
posted by PONat 2007/04/23 00:42 [ コメントを修正する ]
>赤猫さん
リプレイでも秘書見習いであって、秘書ではないという。
まあ結城の傍にいたいだけでしょう(笑)
秘書変更はあってもよかったと思いますよ。
今回のお話は、女の友情というものを書いてみたかったのですね。
これだけ数を書いていると、多少は筆力もあがるのかも?ですが、本人に自覚はないですヨ。
>konnnoさん
文中でも触れてますが、小川さん=SPZだと思っていますので、無断使用しました。
ほう、どうするか楽しみですねえ。
さすがに50年はきついなあ(笑)
全員雇えますよ多分。
>PONさん
どろどろにはしたくなかったので、こういう形になりました。
”女の友情”という感じでのまとめです。
いやいや、本人作を待ってます。
>yatterzoooさん
以前ライで知った言葉で、ぜひ機会を見て使いたかったのです。
使い捨てされるという危機感を持った井上さんの心情を表すには持ってこいかなと。
一応10番までは7番以外できてます。
3週程度で追いつければと思っていますが・・・
そろそろ違う原稿も出来上がりつつあるので、そちらもUPしていこうと思っています。
リプレイでも秘書見習いであって、秘書ではないという。
まあ結城の傍にいたいだけでしょう(笑)
秘書変更はあってもよかったと思いますよ。
今回のお話は、女の友情というものを書いてみたかったのですね。
これだけ数を書いていると、多少は筆力もあがるのかも?ですが、本人に自覚はないですヨ。
>konnnoさん
文中でも触れてますが、小川さん=SPZだと思っていますので、無断使用しました。
ほう、どうするか楽しみですねえ。
さすがに50年はきついなあ(笑)
全員雇えますよ多分。
>PONさん
どろどろにはしたくなかったので、こういう形になりました。
”女の友情”という感じでのまとめです。
いやいや、本人作を待ってます。
>yatterzoooさん
以前ライで知った言葉で、ぜひ機会を見て使いたかったのです。
使い捨てされるという危機感を持った井上さんの心情を表すには持ってこいかなと。
一応10番までは7番以外できてます。
3週程度で追いつければと思っていますが・・・
そろそろ違う原稿も出来上がりつつあるので、そちらもUPしていこうと思っています。
posted by Nat 2007/04/23 01:10 [ コメントを修正する ]
"私は危機を感じていました。"
小川 ひかる選手の可愛らしさな言葉も褒められたが、欠かさず鑑賞しましたと言うのやら、何気無く素晴らしいです。(笑) 小川選手はプロレスラーをやめて、今後・・・秘書の活躍を期待してくれますぬ。
小川 ひかる選手の可愛らしさな言葉も褒められたが、欠かさず鑑賞しましたと言うのやら、何気無く素晴らしいです。(笑) 小川選手はプロレスラーをやめて、今後・・・秘書の活躍を期待してくれますぬ。
posted by 樋蔵(TOY's=SWORD)at 2007/04/23 08:05 [ コメントを修正する ]
ともあれ気持ちよく仕上げている作品ですね。お祝いの言葉をくれなかった井上サンを気にする小川や、小川の動向を気にする井上サン、その話をしっかり書きながら、逆にドロドロしかねない部分をうまく避けて書いてるせいでしょうか、、、気のせいかまた巧くなってますね。流石です。
ところで激しく余談ですが、自分も会社の意向で資格をいくつか取るために勉強中。サアキョウモガンバルゾー