非イラスト化川柳SS化チャレンジ作品ならびに、NEW WIND編 選手視点挿入話 および藤島瞳SSシリーズ第1弾
※このSSはNEW WIND編の設定を元に書いています。
本筋のレッスルエンジェルスのストーリーとは登場人物の設定が違いますので、ご注意ください。
※このSSはNEW WIND編の設定を元に書いています。
本筋のレッスルエンジェルスのストーリーとは登場人物の設定が違いますので、ご注意ください。
「青コーナーより藤島瞳選手の入場です。」
プロレスラーにとって入場シーンはとても大切なもの。人それぞれ個性があるのよ。
バックダンサーを引き連れて踊りながら入場し、リングで踊る人までいる。
抗争中には素人のバックダンサーが襲撃され、病院送りになってしまったなんて事も・・・
私はと言えば、自慢の西陣のコスチュームに身を包み、西陣で作ってもらった特製の羽織を羽織って入場してくる。
私にとってたまらない一瞬だわ。
「私、輝いているよ!」って感じで、とっても大好きなの。
入場シーンの歓声なら、MAX WIND女王にも負けないだけの自信はあるの。
でも、女王にはあって私にはないものがある。
それは、女王の腰に光輝くベルト。あの輝きは私にはないものだから。
「瞳、このベルトの輝きが欲しいのかい?」
ある日の全試合終了後に、現役女王である、吉田龍子先輩に聞かれた。
「えっ・・・」
私は面食らった。そんな事を誰にもいったことないのに。
「どうして?って思っているだろ?」
私はコクコクを頷いた。
「目だよ。瞳の目はいつもこのベルトの輝きを見つめているからな。」
そんなつもりはなかったのだけど・・・
「瞳、ベルトの輝きが欲しいか?」
「・・・欲しいです。」
私は素直に答えた。
「そうか。」
龍子先輩は私の腰にベルトを巻いてくれた。
これが・・・女王のベルトね。やったあ!
あれ?・・・なんだかすごく重いし、輝きもたいしたことがなかった。
「?」
私は首を傾げながらベルトを龍子先輩に手渡した。
「・・・あれ?」
龍子先輩がベルトを持った瞬間、ベルトの輝きが増した気がしたの。
「どうした?」
龍子先輩はベルトを肩にかけた。
その瞬間、ベルトが眩しく輝いたように見えた。
「あれ?どういうこと?」
「ベルトの輝きか?瞳は知らないかもしれないが、とある男子レスラーの名言にこのような言葉がある。『「いいか!ベルトが輝いているんじゃねえ!俺たちが輝いているからベルトが輝くんだ!』ってね。」
「ベルトが輝いているんじゃない?」
「そう。ベルトは輝いているように見えるけど、実際には誰が持つかで価値も輝きも決まる。残念だけど、今の瞳がベルトを持っても輝きやしないよ。」
龍子先輩はポンを私の頭に手をのせた。
「自分を磨け、瞳。ベルトがなくても輝く瞳になれ。そうしたらきっとベルトが似合うようになるさ。」
龍子先輩はそういって笑った。
「自分を磨く・・・」
「そうだよ、私だって最初から輝いていたわけじゃない。初めてリングに上がった頃なんて、伊達さんや南さんの輝きに圧倒されたものさ。」
「・・・」
「ベルトがなくても輝く瞳になれよ。」
「うん。私は、ベルトがなくても輝くようになるね。もっともっとお肌磨かないと!」
「・・・意味が違うだろ・・・」
でもね、龍子先輩、私は最初から輝いているんだよ。
だって、私は『絶対無敵のアイドル』なのだから。
“私はね ベルトなくても 輝くの”
主演 藤島瞳
出演 吉田龍子
協力 NEW WIND
シンプルですが、らしさでたかなと。
新カテゴリ 藤島瞳SSの第1弾として及第点かなと思っていますが、どうでしょうか?
プロレスラーにとって入場シーンはとても大切なもの。人それぞれ個性があるのよ。
バックダンサーを引き連れて踊りながら入場し、リングで踊る人までいる。
抗争中には素人のバックダンサーが襲撃され、病院送りになってしまったなんて事も・・・
私はと言えば、自慢の西陣のコスチュームに身を包み、西陣で作ってもらった特製の羽織を羽織って入場してくる。
私にとってたまらない一瞬だわ。
「私、輝いているよ!」って感じで、とっても大好きなの。
入場シーンの歓声なら、MAX WIND女王にも負けないだけの自信はあるの。
でも、女王にはあって私にはないものがある。
それは、女王の腰に光輝くベルト。あの輝きは私にはないものだから。
「瞳、このベルトの輝きが欲しいのかい?」
ある日の全試合終了後に、現役女王である、吉田龍子先輩に聞かれた。
「えっ・・・」
私は面食らった。そんな事を誰にもいったことないのに。
「どうして?って思っているだろ?」
私はコクコクを頷いた。
「目だよ。瞳の目はいつもこのベルトの輝きを見つめているからな。」
そんなつもりはなかったのだけど・・・
「瞳、ベルトの輝きが欲しいか?」
「・・・欲しいです。」
私は素直に答えた。
「そうか。」
龍子先輩は私の腰にベルトを巻いてくれた。
これが・・・女王のベルトね。やったあ!
あれ?・・・なんだかすごく重いし、輝きもたいしたことがなかった。
「?」
私は首を傾げながらベルトを龍子先輩に手渡した。
「・・・あれ?」
龍子先輩がベルトを持った瞬間、ベルトの輝きが増した気がしたの。
「どうした?」
龍子先輩はベルトを肩にかけた。
その瞬間、ベルトが眩しく輝いたように見えた。
「あれ?どういうこと?」
「ベルトの輝きか?瞳は知らないかもしれないが、とある男子レスラーの名言にこのような言葉がある。『「いいか!ベルトが輝いているんじゃねえ!俺たちが輝いているからベルトが輝くんだ!』ってね。」
「ベルトが輝いているんじゃない?」
「そう。ベルトは輝いているように見えるけど、実際には誰が持つかで価値も輝きも決まる。残念だけど、今の瞳がベルトを持っても輝きやしないよ。」
龍子先輩はポンを私の頭に手をのせた。
「自分を磨け、瞳。ベルトがなくても輝く瞳になれ。そうしたらきっとベルトが似合うようになるさ。」
龍子先輩はそういって笑った。
「自分を磨く・・・」
「そうだよ、私だって最初から輝いていたわけじゃない。初めてリングに上がった頃なんて、伊達さんや南さんの輝きに圧倒されたものさ。」
「・・・」
「ベルトがなくても輝く瞳になれよ。」
「うん。私は、ベルトがなくても輝くようになるね。もっともっとお肌磨かないと!」
「・・・意味が違うだろ・・・」
でもね、龍子先輩、私は最初から輝いているんだよ。
だって、私は『絶対無敵のアイドル』なのだから。
“私はね ベルトなくても 輝くの”
主演 藤島瞳
出演 吉田龍子
協力 NEW WIND
シンプルですが、らしさでたかなと。
新カテゴリ 藤島瞳SSの第1弾として及第点かなと思っていますが、どうでしょうか?
PR
送っていただいのは、このSSに対する感想ですよね。
藤島ちゃんらしさを藤島ちゃん視点から書くのは意外と難しかったです。
いくつか藤島ちゃんSSを書いているのですが、今のところ藤島ちゃん視点はこれだけです。
上の方でも結構藤島ちゃんを見かけます。
無差別タッグでも何人も見かけましたよ。