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2024/04/20 19:32 |
お題が全て埋まりました。
 昨日のゼロさんの”ダンス”投稿で、全てのお題に創作が入りました。
 ご参加いただいた方、ありがとうございます。
私の想像を超える参加作品数に驚いております。

 引き続き、参加を受け付けておりますので、皆様ドシドシ、ガシガシ書いちゃってください。

 私は今、大台へ向けた準備でSSを書いているので、お題投稿はしばらくの間できそうにないので、今日はGUYさんのサイト『レッスル!レッスル!』(※旧GUY WEBから改名)さんの2万HIT記念の贈り物SSの原稿をUPします。

 あちらのサイトですでに、素敵なアイコン付きで公開されていますが、アイコンなしの台本ではこうなっています。

 アイコン前提で書いた作品なので、少々いつもより描写を抑えてありますので、その点にはご留意ください。

 

レッスル!レッスル! 2万HIT記念SS ”コスプレ” 


ヘタレ社長「いや~霧子君、ついに我が東女も立派な団体になったねえ。私は感動の涙が止まらないよ。」

 拳を震わせるヘタレ社長。

霧子さん「そうですね。開設1年で2万HITまで辿り着けたのは、めでたいことですね。」

ヘタレ社長「それもこれも、全て私の頑張りあっての事だよねえ。」

 コーヒーをすするヘタレ社長。

霧子さん「あら・・・何かおっしゃいました?社長?」
 霧子さん振り返りもせずに尋ねる。

ヘタレ社長「いや、だからね、ここまでの団体になったのも、全て私の頑張りあっての・・・」

 霧子さんトランスフォーム

やさぐれ霧子「ああん?何か言ったかヘタレ?」
ヘタレ社長「き、きりこさん・・・あの、その・・・」
やさぐれキリコ「この団体がここまでになったのが誰のおかげだって?」
ヘタレ社長「・・・あの、わ、私の・・・」
やさぐれキリコ「・・・」
 タバコの煙を吹きかけるキリコ。

ヘタレ社長「ゲホッツ、ゲホッツ。」
やさぐれキリコ「ああん?俺のおかげだろうが。何寝ぼけた事ぬかしてんじゃ、ボケがっ!」
ヘタレ社長「ひ、ひいい~~~」
やさぐれキリコ「もう一回聞いてやる。誰のおかげだ?」
ヘタレ社長「き、霧子君のおかげですう・・・」
やさぐれキリコ「霧子“君”だあ?」
 指を鳴らす霧子。
ヘタレ社長「さ、才色兼備のスーパー秘書かつ、超美人の井上霧子様のおかげですう。」
やさぐれキリコ「わかってんじゃねえか。わかってるなら最初から言えや。あん?」
ヘタレ社長「は、はい。すいませんでした。」

 霧子トランスフォーム

霧子「ということで、社長、ボーナス弾んでくださいね。(ニコニコ)」

ヘタレ社長「無理だな・・・」

霧子「どうしてですか?」

ヘタレ社長「・・・この間のバカンスで使い切ったよ。」

霧子「がああん・・・」

なぎさ「霧子さん、風船あげる。はい(ぽむ)」
ヘタレ社長「それに前回の話のあとに、風船を一杯買ったし・・・」
滝「社長にしては気がきくね。これで僕のバンビーノ達も大喜びだよ。」
 薔薇の花束を両手で抱えた滝が登場。
ヘタレ社長「薔薇を買ったし・・・」

 ドッドッドッドド・・・
事務所の外から大型バイクの排気音がする。

 ガラガラッツ・・・
窓を開けるヘタレ社長。
 窓の外には大型バイクに跨った“くーるびゅーちぃ”南利美の姿が。
ヘタレ社長「どうかね、利美君。新しいバイクの乗り心地は?」
南「最高ね。ヘタレ社長のプレゼントにしてはいいセレクトだわ。意外ね。」
 さすがのくーるびゅーちぃ南も、自然と笑顔がこぼれる。
ヘタレ社長「どうかね、利美君、私とタンデムなんか・・・」
南「お断りするわ。どうせどさくさ紛れに私の胸を触るきなんでしょう。」
ヘタレ社長「ま、まさか・・・そんな事は・・・」
南「じゃあね。ちょっと飛ばしてくるわ。」
 南はヘルメットを被り、爆音とともに出かけてしまった。

なぎさ「・・・気前いいの・・・」
霧子「・・・まさか、他の選手たちにもプレゼントを?」
ヘタレ社長「当然じゃないか。あっはっは。」
霧子「・・・」
ヘタレ社長「もちろん会社の経費で落としたけどねえ。」
 この言葉を聞いて青くなる霧子さん。
あわてて帳簿をチェックすると・・・
霧子「!!なんてことなの!!金庫空じゃないの!」
ヘタレ社長「いやー使いすぎちゃったよ、あっはっは。」

 ブチン!

なぎさ「・・・いまブチンって・・・」
滝「なぎさ君、どうやら引き上げた方がよさそうだねえ。」

 滝となぎさの二人はそそくさと出て行った。

 霧子・ライトニッグエッジモード発動。

ヘタレ社長「・・・どうした霧子君?なにか問題でも・・・」

ライトニングエッジ霧子「・・・問題大有りです。来月の興行どうするんですか!」

 強烈なパンチがヘタレ社長の顔面を狙う。

ヘタレ社長「あ、忘れてた。」
 ヘタレ社長、なんとこれを回避。
・・・いや、回避したわけじゃなく、忘れ物を取りに移動しただけなのだが。

ライトニングエッジ霧子「か、かわされた・・・。」
ヘタレ社長「大丈夫だよ霧子君、お金を作る手段はあるからね。」
ライトニングエッジ霧子「・・・どうせろくなことじゃないんでしょう?」
ヘタレ社長「それはお楽しみだよ。・・・ニヤリ」
 ヘタレ社長は手に大きな紙袋を持って戻ってきた。
ヘタレ社長「これ、霧子君にプレゼントだよ。」

 霧子、意表をつかれて元に戻る。
霧子「私にですか。ありがとうございます。なんだろう。」
ヘタレ社長「きっと似合うと思うよ。ニヤニヤ」

 霧子さんが袋をあけると、中からはセクシーなランジェリーや、コスチュームが出てきた。
霧子「・・・これは・・・・」
ヘタレ社長「ふふ。霧子君のコスプレ写真集をつくろうと思ってね。いやーこれを経費で落とすのは大変だったよお。」
 再びライトニングエッジモード発動。
ライトニングエッジ霧子「このふぁっきんヘタレエロ社長がああっつ!!」
 ドゴゴオン!
ライトニングエッジの光速の回し蹴りがヘタレ社長に完全に決まった。
ヘタレ社長「み、みごとだ・・・霧子君・・・やはりリングにあがる・・・べき・・・だ。ガクッ。」
 気を失ったヘタレ社長の顔はなぜかにやけていたという。

霧子「・・・趣味悪すぎです、社長・・・私はもっと・・・こう・・・って何を言わせるんですかああっつ!」
 

(終)
 
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2007/10/15 23:17 | Comments(0) | 45のお題

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