NEW WIND 社長 風間 新 手記より
※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ
※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ
ここまで所属選手のトップは南利美だった。
ま、トップとはいえ評価はまだまだJrの域を出てはいないが。
だが、この月を境に”トップ&エース=南”という評価は覆されることになる。
◇2年目6月◇
AACから許可を得て、最終戦でJrタイトル選手権試合を行なう事になった。
いままでうちからは南が挑戦しつづけていたが、最近成長を見せている伊達遥を挑戦させることにする。
「タ、タイトル戦?」
プロレスラーとして成長はしているのだが、まだこういう部分は変わってないようだ。
初めて宮崎で会ったときのまま・・・なのかもしれない。
「そうだよ。今度の6月シリーズの最終戦で組むことになったから。 頑張れよ。」
道場の隅で南が一瞬悔しそうな表情を浮かべたのが見えた。
彼女にはこの悔しさをバネに頑張って欲しいと思う。
「せ、精一杯頑張ります。」
「期待してるよ。」
よく見ると南だけでなく、他の同期も悔しそうな表情を浮かべていた。
これでいいんだ。
いつもなら社長室に呼んで通達するのを、わざと道場でやったのだから、そうでないと困る。
マッキー&ラッキーだってこのまま南、伊達の後塵を拝するのは面白くないはずだ。
☆AAC認定世界Jr選手権試合 60分1本勝負☆
王者ミレーヌ・シウバ VS 挑戦者 伊達 遥
ちょっともろいところがある南と違い、伊達はタフだ。
ちょっとくらい攻められても、すぐに回復してしまう。
ミレーヌは手数で攻めるが、伊達は要所要所で打撃技を打ち込み、ミレーヌの流れを寸断していく。
伊達得意のフェニックスJ(ジャンピングニー)をバックドロップで切り返すミレーヌ。
だが伊達はカウント2でクリアすると、もう一度フェニックスJに行く。
ダウンを奪われたミレーヌだったが、カウント2.5でクリアすると再びバックドロップ!!
しかしこれも2.5でクリアする伊達。
王者 ミレーヌの顔にあせりの色が浮かぶ。
三度バックドロップを狙うミレーヌだったが、この瞬間を伊達は待っていた。
”必殺”のフェニックス・ニー(ニー・リフト)が、ミレーヌのボディを的確に打ちぬいた。
苦悶の表情を浮かべダウンするミレーヌに伊達が覆いかぶさるようにカバーする。
「決まって!!」
1・・・2・・・・3!!
大歓声の中 信じられないという表情を浮かべる伊達がいた。
レフェリーのトニー館に右手を上げられ、ようやく自分が勝った事に納得したらしい。
「只今の試合は27分9秒、フェニックス・ニーからの体固めで、勝者 伊達遥!! この試合の結果、伊達遥選手が新王者に決定いたしました!!」
地元宮崎での王座戴冠劇。
超満員札止めの観客もきっと満足だろう。
「わ、私がチャンピオン・・・」
◇2年目7月◇
南利美の公式ファンクラブが発足。
タイトルは先にとられてしまったが、ファンクラブの結成は一番早かった。
ぜひファンクラブの期待にこたえてタイトルを取って欲しいものだ。
なお今月はタッグ王者が来日するので、Jr王者伊達と南のコンビで挑戦させる。
デスピナ&ジョーカー・レディはかなりの強敵。
特にジョーカーレディはAAC”No2”の実力者で、伊達・南よりも明らかに格上だ。
世界タッグ王座初挑戦の結果は・・・
○デスピナ&ジョーカー(36分48秒 ローリングソバット→片エビ固め)伊達&南×
最後は地味な技で決められてしまったが、これはその前のラッシュで南が消耗しきっていたのが原因。
実際にはその前の技でカウント3は入っていたはずだ(これは伊達がカットした)
さすがにAAC認定世界ヘビータッグは簡単にはとれないか。
タッグ王者の来日という事に一番反応したのはマッキー&ラッキーのジューシーペアだ。
(このタッグ名は公募で決定)
今後彼女達がタッグ王座に挑戦する事もあるだろう。
AAC王者チョチョカラスも来日予定だし、AACの3本のタイトルをかけて、NEW WINDにタイトル戦線の熱い風が巻き起ころうとしていた。
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コメント
無題
やはり序盤は伊達がエースになりますね
posted by カスミノat 2006/09/19 00:29 [ コメントを修正する ]