NEW WIND 社長 風間 新 手記より。
※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ。
※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ。
◇1年目6月◇
旗揚げ2ヶ月目で行った”新風スーパールーキーリーグ”は、驚きと批判の目で見られる事が多かったようだ。
だが、狙い通り”話題作り”としては悪くなかったようだ。
各地とも観客の入りは上々である。
旗揚げ2ヶ月目の団体が8戦全部満員御礼を出せるなど、中々ないはずだ。
もちろん本来興行を打ちたい会場よりランクを落として、1000人クラス会場とはいえ、話題性だけではそうはいかんだろう。
やはりAAC勢のおかげか。
この辺はそう簡単には改善しないと思うが、今後の課題だと思う。
さて肝心のリーグ戦だが・・・
ま、やる前から結果はわかっていたが、最終戦はデスピナとミレーヌの全勝同士の一騎打ち。
評価は低かったが、現Jr王者であるミレーヌの方が優勝をさらっていった。
うちの所属選手では、他の選手よりも1年年上で基礎が一番出来ている南が一番上だったが、外人選手を撃破する事はできなかった。
予想通りの結果だったが、このキツイリーグ戦をこなすことで、みんなプロとして成長したようだ。
この辺も目論見どおりだな。
◇1年目7月◇
今回はさすがにネタはないので普通に興業を組む。
相変わらず”ダンディ須永”の名前か、AACの評判かは分からないが、観客は入ってくれている。
ありがたいことだ。
◇1年目8月◇
やはり・・・
まだまだ体力不足の彼女たちには過酷な、月8戦でシリーズを組んでいる以上はいつか起こると思っていたが、南&氷室が負傷。
軽症ですんだのが幸いだったが、大事をとって欠場を命じる。
”出る!!”
と言い張る彼女たちを説得するのは大変だったが、「治すのもプロの仕事だ。」といい続け、なんとか休ませる事に成功する。
「完璧に治してみせます」
とは南の弁。
まったく・・・年頃の娘さんを預かる仕事というのも大変だよ。。。
2人欠場したので8人でツアーを組む。
地元九州シリーズだけに、8人でもお客さんは入ってくれた。
やはり地元は大事にしないとね。
ちなみに九州ローカルではうちの団体のTV中継をしてくれているんだ。
これも叔父が生前に根回ししていたことと、ダンディ須永氏の存在のおかげだ。
そうでもなければ、こんな弱小団体がTV中継なんて出来るわけがない。
感謝だな・・・
◇1年目9月◇
言葉通り、南が完璧に治して復帰、もちろん氷室も一緒に復帰だ。
これ以外特筆すべき事はなかったが、四国方面ツアーも順調な客入りだった。
◇1年目10月&11月◇
特筆すべき事はないが、あえて書くなら・・・
ここまで順調な客入りだったので関西圏まで進出してみた。
この辺りは女子だとワールド女子のフランチャイズになるので苦戦は免れないかと思ったが、逆にプロレスが浸透してくれているのか動員はよかった。
前売りが伸びているとは聞いていたものの、実際に満員になった会場をみるまでは不安なものだ。
◇1年12月◇
「社長、新日本女子プロレスさんよりお手紙です。」
秘書の井上さんから手紙を渡される。
「珍しいな・・・なんだろう?」
私は普段ははさみを使うのだが、このときはちょっと驚きと興奮が入り混じっていたので即座に指で封筒をあけてしまった。
「あっ!しゃ、社長、カミソリが入っていたら・・・」
おいおい、何をいい出すんだか。
あの新女がうちのような弱小団体相手に、そんなせこい事をするとは到底思えんけど(笑)
「ふーん・・・これはちょっと驚いたな。まさかExタッグリーグの招待状が来るとはね。」
中身は新女の年末のビッグイベントExタッグリーグの招待状だった。
「参加されるんですか?」
「いや、参加はしない。うちの選手の実力で通用するほど甘くはないだろう。だが、対抗してシングルのリーグ戦をやってやる。」
「社長も好きですねえ、そういう遊び心。」
ま、シングルリーグは6月以来になるわけだし、成長ぶりを確認するにはいいアイデアなんじゃないかな。
例によって記者さんには、「うちのシングルリーグはあえて、EXにぶつけた。」
とでも会見してやるか。
”プロレスの強さはシングルでわかるんだ”とか適当なこと言って。
これぐらいやらないと、うちの団体が浸透しないからね。
☆NEW WIND12月シリーズ 新風クリスマスリーグ☆
優勝はデスピナ。
これはまあ順当といえるのだが、第6戦で波乱が起きた。
南が、AACJr王者、ミレーヌからギブアップを奪ったのだ。
新技、サザンクロスロック(飛びつき式裏十字固め)でミレーヌを撃破。
ミレーヌ本人はギブアップはしていないと否定したのだが、確かにタップしている。
それは映像にも残っているし、観客・セコンドを含めて皆確認している。
「Mrカザーマ!!来月ミーのベルトにチャレンジさせるね。どちらがよりストロングか決めるね。」
ミレーヌの試合後のマイクアピール。
うーんプロレスぽくなったぞ。
「OK。来月の最終戦でタイトル戦を組みます!」
南はこれが2度目の挑戦となる。
今度はベルト奪取の期待が高まるところだが・・・
どうなることやら。
こればかりはやってみないとね。
「では来月は、これ以上ない完璧なタップをとってあげるわ。」
と南はマイクで返していた。
旗揚げ2ヶ月目で行った”新風スーパールーキーリーグ”は、驚きと批判の目で見られる事が多かったようだ。
だが、狙い通り”話題作り”としては悪くなかったようだ。
各地とも観客の入りは上々である。
旗揚げ2ヶ月目の団体が8戦全部満員御礼を出せるなど、中々ないはずだ。
もちろん本来興行を打ちたい会場よりランクを落として、1000人クラス会場とはいえ、話題性だけではそうはいかんだろう。
やはりAAC勢のおかげか。
この辺はそう簡単には改善しないと思うが、今後の課題だと思う。
さて肝心のリーグ戦だが・・・
ま、やる前から結果はわかっていたが、最終戦はデスピナとミレーヌの全勝同士の一騎打ち。
評価は低かったが、現Jr王者であるミレーヌの方が優勝をさらっていった。
うちの所属選手では、他の選手よりも1年年上で基礎が一番出来ている南が一番上だったが、外人選手を撃破する事はできなかった。
予想通りの結果だったが、このキツイリーグ戦をこなすことで、みんなプロとして成長したようだ。
この辺も目論見どおりだな。
◇1年目7月◇
今回はさすがにネタはないので普通に興業を組む。
相変わらず”ダンディ須永”の名前か、AACの評判かは分からないが、観客は入ってくれている。
ありがたいことだ。
◇1年目8月◇
やはり・・・
まだまだ体力不足の彼女たちには過酷な、月8戦でシリーズを組んでいる以上はいつか起こると思っていたが、南&氷室が負傷。
軽症ですんだのが幸いだったが、大事をとって欠場を命じる。
”出る!!”
と言い張る彼女たちを説得するのは大変だったが、「治すのもプロの仕事だ。」といい続け、なんとか休ませる事に成功する。
「完璧に治してみせます」
とは南の弁。
まったく・・・年頃の娘さんを預かる仕事というのも大変だよ。。。
2人欠場したので8人でツアーを組む。
地元九州シリーズだけに、8人でもお客さんは入ってくれた。
やはり地元は大事にしないとね。
ちなみに九州ローカルではうちの団体のTV中継をしてくれているんだ。
これも叔父が生前に根回ししていたことと、ダンディ須永氏の存在のおかげだ。
そうでもなければ、こんな弱小団体がTV中継なんて出来るわけがない。
感謝だな・・・
◇1年目9月◇
言葉通り、南が完璧に治して復帰、もちろん氷室も一緒に復帰だ。
これ以外特筆すべき事はなかったが、四国方面ツアーも順調な客入りだった。
◇1年目10月&11月◇
特筆すべき事はないが、あえて書くなら・・・
ここまで順調な客入りだったので関西圏まで進出してみた。
この辺りは女子だとワールド女子のフランチャイズになるので苦戦は免れないかと思ったが、逆にプロレスが浸透してくれているのか動員はよかった。
前売りが伸びているとは聞いていたものの、実際に満員になった会場をみるまでは不安なものだ。
◇1年12月◇
「社長、新日本女子プロレスさんよりお手紙です。」
秘書の井上さんから手紙を渡される。
「珍しいな・・・なんだろう?」
私は普段ははさみを使うのだが、このときはちょっと驚きと興奮が入り混じっていたので即座に指で封筒をあけてしまった。
「あっ!しゃ、社長、カミソリが入っていたら・・・」
おいおい、何をいい出すんだか。
あの新女がうちのような弱小団体相手に、そんなせこい事をするとは到底思えんけど(笑)
「ふーん・・・これはちょっと驚いたな。まさかExタッグリーグの招待状が来るとはね。」
中身は新女の年末のビッグイベントExタッグリーグの招待状だった。
「参加されるんですか?」
「いや、参加はしない。うちの選手の実力で通用するほど甘くはないだろう。だが、対抗してシングルのリーグ戦をやってやる。」
「社長も好きですねえ、そういう遊び心。」
ま、シングルリーグは6月以来になるわけだし、成長ぶりを確認するにはいいアイデアなんじゃないかな。
例によって記者さんには、「うちのシングルリーグはあえて、EXにぶつけた。」
とでも会見してやるか。
”プロレスの強さはシングルでわかるんだ”とか適当なこと言って。
これぐらいやらないと、うちの団体が浸透しないからね。
☆NEW WIND12月シリーズ 新風クリスマスリーグ☆
優勝はデスピナ。
これはまあ順当といえるのだが、第6戦で波乱が起きた。
南が、AACJr王者、ミレーヌからギブアップを奪ったのだ。
新技、サザンクロスロック(飛びつき式裏十字固め)でミレーヌを撃破。
ミレーヌ本人はギブアップはしていないと否定したのだが、確かにタップしている。
それは映像にも残っているし、観客・セコンドを含めて皆確認している。
「Mrカザーマ!!来月ミーのベルトにチャレンジさせるね。どちらがよりストロングか決めるね。」
ミレーヌの試合後のマイクアピール。
うーんプロレスぽくなったぞ。
「OK。来月の最終戦でタイトル戦を組みます!」
南はこれが2度目の挑戦となる。
今度はベルト奪取の期待が高まるところだが・・・
どうなることやら。
こればかりはやってみないとね。
「では来月は、これ以上ない完璧なタップをとってあげるわ。」
と南はマイクで返していた。
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新シリーズも頑張ってー