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2017/04/27 04:29 |
”1流への道” その4
NEW WIND 社長 風間 新 手記より。
※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
 ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
 それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ。 
 
年があけて1月。
プロレス大賞の集計期間は1~12月なのに、団体の年度としてはまだ1年目の1月。
 この辺のズレは意識しておかないと。

 さて今月の目玉カードは、”AAC認定世界Jrヘビー級選手権試合”だ。
 ここまでうちの選手には負けた事のなかったミレーヌ・シウバだったが、昨年末のリーグ戦で南にギブアップを奪われるという事件(?)があった。
 今回のタイトル戦はミレーヌのアピールを受けて実現しただけに、向こうも必勝の構えでくるだろう。
 すでに極秘に来日し、体調を整えているとも聞いている。

 そしてタイトル戦当日。
ここまでのシリーズ7戦では南とミレーヌは当てていない。
 前哨戦を組む方法もありだと思うが、あえてここはプレミア感を演出した。
 セミファイナルが終了し、ついにメインイベントを迎える。

 挑戦者南には、伊達がセコンドにつく。
これは伊達が言い出した事で、あまり主張しない彼女には珍しいことだ。

「が、頑張って・・・」
「ベルトを奪ったら、真っ先に遥と防衛戦するわ。」
 と宣言した南。

ミレーヌの方も、かなりの気合だ。

「これは死闘になるかもしれないです。」
このゴング前のダンディ須永氏の一言通りだった。

 ミレーヌも、南も素晴しいファイトを見せてくれた。

「このお!!」
南の関節技が決まり、ミレーヌの腕を、脚を痛めつけていく。
だがしかし、ミレーヌの方も負けてはいない。
 ここ一番での強さをみせつけ、南を何度もマットに這わせる。

 20分が過ぎ、30分が過ぎてもまだ試合は終らない。
さらに40分を過ぎたころ、南のサザンクロスロック(飛びつき式裏十字固め)がリング中央でがっちり決まる。 
 これは決まる!
とだれもが思い、伊達も「離さないで!! 絞って~!!」
 と彼女にしては声を出していた。

 あと少し、あと少し絞れれば!!
 だがミレーヌはさすがだった。
この絶対絶命の危機を何とか脱すると、渾身のバックドロップ!
返して、南さん!!!」
「くっ!!」
カウント2.8。
 起き上がって関節をとりにいく南を、もう一度バックドロップで投げるミレーヌ。

 客席から返せ!!という声が飛び交う。
私も思わず「返せ、南~~!!!」 と絶叫していた。
(あとで試合のビデオをみてみたところ、赤面するほどデカイ声だった・・・少なくても代表がやることではない。猛省だ。)

 カウント3・・・いやぎりぎり2.9で南は肩をあげてくれていた。
 デビューから一年に満たない選手がこれほどの激闘をくり広げてくれる。
 私の目からは自然と涙がこぼれ落ちていた。
 連発でバックドロップをくらい、意識朦朧としながらも、南はサザンスクリューでミレーヌをマットに倒す。
 右足を押さえて倒れているミレーヌの脚を決めにいこうとしたのだが、これをミレーヌは意地で防ぎ、ボディにパンチを叩きこんで南の動きを止めると、この試合3度目のバックドロップ!!!

 しかもかなりの急角度だった。

「あ~~」
 という客席からのため息。
 私も溜息をついていた。
もう返せまい。。。

 そして・・・カウント3.
南は力尽きたのか、ぴくりとも動かなかった。
「48分36秒 バックドロップからの片エビ固めで勝者、ミレーヌ・シウバ!」

 勝てない試合ではなかったが・・・それよりも・・・
私は今は試合の結果より南の体が心配だった。
 だがしかし私には認定書を読み、王者へのベルトを巻く仕事が残っている。
 セコンドの伊達やうちの選手たちに任せるしかなかった。

幸い南は怪我はなく、次の2月シリーズも普通にこなしていた。

 タフだ・・・
 
◇1年目2月◇

 この月はタッグ中心で行なった。
シングル重視とはいえ、タッグはプロレスにしかないからね。


◇1年目3月

 年度末だが特筆すべき事はない。
次のタイトル戦は5月の予定なので、挑戦者査定試合をいくつか組んでみた。

 第一候補は南利美、第2候補は伊達遥というところだろうか。
 伊達は、マッキー上戸、ラッキー内田との差はあまりないのだが、 氷室紫月は同期に比べ、やや遅れ気味。
 氷室の成長がちょっと心配な一年目の終わりだった。







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2006/09/16 02:09 | Comments(0) | NEW WIND編

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