「栄光のスターロード」
NEW WIND社長 風間 新 手記2より。
※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ。
NEW WIND社長 風間 新 手記2より。
※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ。
「八島静香だ!世露死苦!」
あいつはどこで八島を拾ってきたのだろう?
というわけで、13期生2人目の入団となるのは八島静香だ。
「中学生時代にすでにレディースのトップを張ったことのある豪傑よ。」
と笑うのは南だ。
「偶然高速で見つけてね。これはと思ってスカウトしたのよ。」
「・・・あのさあ・・・あいつ15歳だろ?それで高速って・・・」
「もちろん、“無免許”だ。問題あるか?社長?」
・・・当たり前だ。
「当然だ。無免許運転なんて許される事じゃない。」
「まあ若気の至りって奴だよ。」
「それに盗んだバイクで走りだしたわけじゃないわ。」
おいおい南・・・なんていうフォローを。
「先輩から借りただけだからヨ。まあちょっと痛い目には、あってもらったけどな。」
「あのなあ。それは借りたって言わない・・・」
「ちゃんっと借用書は書いたぜ。スクラップになっても文句は言いません。期限はありませんって。」
・・・無理やりサインさせたろ?
「いや、気持ちよくやってもらったよ。」
うそだ・・・絶対うそだ。
「まあそういうことだ。社長に逆らう奴はシメてやるからいいなよ。」
「・・・」
「彼女は“デスバレーの静香”と呼ばれて恐れられていたのよ。ケンカになると駐車場でもデスバレーを決めていたらしいから。」
南はニヤリと笑う。
「・・・」
なんだかとんでもないのを入れた気がする。
「あら、私ほどじゃありませんけれど、なかなかですわね。」
市ヶ谷が同期の品定めにやってきたらしい。
「ふっ最凶お嬢様か。八島静香だ。世露死苦!」
「ようこそ私のNEW WINDへ。歓迎いたしますわ。」
ちょっと待て、いつから市ヶ谷のNEW WINDになった?
「お前のNEW WINDかどうかは知らないけど、その態度は気に入ったよ。世露死苦な。」
13期生同士はどうやらいがみ合うことはなさそうだな。
八島は晩成タイプだとダンディさんも言っていたから、あせらず頑張ってほしいね。
◇13年目 7月◇
バカンス明けの7月、八島のデビュー戦は同期となる市ヶ谷とのシングル。
「てめえっ!死にやがれ!」
“デスバレーの静香”必殺デスバレーボムが炸裂するが、市ヶ谷はカウント2.5でクリアする。
「なかなかいいものをもらいましたわ。ですが、その程度ですのっ?」
市ヶ谷は八島をロープに振ると、自らもロープに飛んで、ラリアット!
そのままカバーし、3カウントが入った。
「デビュー戦のわりにはやりますわね。でも、まだまだですわよ。」
「ちっ、さすがプロのリングだぜ。あれを食らってピンピンしてやがる。」
「ようこそ、プロのリングへ、静香さん。」
市ヶ谷が右手を差し出す。
「おう。」
握り返す八島。
・・・どきどき・・・
「今日から私たちの仲間ですわ。」
「おう、八島静香だ!世露死苦!」
客席にアピールする八島。
歓声が二人を包んでくれた。
そして二人は何事もなくリングを降りた。
「ほっ」
何かあるのではないかと思ったのだが、何も無かったので私はかなりほっとしていた。
☆ミドル・ウインド王座戦☆
相羽の3度目の防衛戦は再びジーニアスの挑戦。
ジーニアスが常にリードしていたのに、いまや立場は完全に逆転。
これほど差があるのか・・・。
ジーニアスは一度もフォールにいけず、デンジャラスボディスラム2連発で動きをとめられてしまう。
フロントスープレックスでカウント2、スターライトジャーマンをカウント2.5でクリアし、ダイビングボディプレスで反撃を試みるが、これを相羽は膝で迎撃。
腹部を押さえて苦しむジーニアスを無理やり引き起こすと、隠し技として有名なハイパースターライト!
これをジーニアスは返すことができず、相羽が余裕の勝利。
「ボクは、上を見ていますから。」
と相羽。
逆にジーニアスの方が、「ミドルを絶対とる!」と相羽を強烈に意識していた。
ミドル・ウインド王座戦
○スターライト相羽(24:33 ハイパースターライト)ジーニアス武藤×
※第2代王者相羽 3度目の防衛に成功
最終戦はどさんこドーム。
第一試合では藤島VS八島の島島対決。
どう見ても見た目では八島のほうが強そうだが、藤島だってキャリア3年目だ。
先輩として上手く試合をリードし、八島のデスバレーを出させた上で、ドロップキックでダウンを奪う。
「西陣の風が駆け抜けた~~!!藤島瞳軽やかにコーナーを駆け上がって、舞った~~!!出たあ西陣の竜巻! ヒトミツイスタープレスだああっつ!!」
自分の両腕で抱えるように後方に飛びつつ一回転半捻りを加える。
ムーンサルトが原型ではあるが、捻りを加えることで芸術性を高めることが出来る。
藤島の西陣のコスチュームがいっそう輝きを増す瞬間だ。
「フォール!」
と叫ぶまでもなく、完全に入っているので新人の八島が返せるわけがない。
そのまま3カウント。
「やったね♪」
後輩に負けるのは藤島でも悔しいのだろう。勝ててほっとしているようだ。
最終戦のメインは相羽が挑むMAX WIND女王戦。
結果は相羽の完敗。
切り返したリバーススープレックスでフォールに持ち込むことは出来たが、カウント1。
そしてプラズマサンダーボムでピン。
試練を与える意味で潰しにかかった試合であり、これは仕方のない結果ではある。
「相羽!私は逃げも隠れもしない。ここで、このスカイブルーのリングで待っている。ベルトを巻いてな。私の女王の座がほしかったら、またあがってこい。叩き潰してやるよ。」
吉田の強烈なアピール。
「また、あがってみせます。そのステージに。」
この相羽の返答に満足そうに吉田は笑った。
MAX WIND女王戦
○吉田龍子(22:10 プラズマサンダーボム→エビ固め)スターライト相羽×
※第3代女王 吉田が4度目の防衛に成功
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そして藤島ちゃんに高難易度な飛び技が!!w
チャパリータ藤島(でも小さくはないな、藤島ちゃんは)綺麗なフォームで飛ぶんだろうな・・
相羽が龍子に勝つ時がいつになるか楽しみです。