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”二人の南” ~デビュー戦side南利美~
南 利美 回顧録”MINAMI” より。


※このお話はレッスルエンジェルスサバイバーのプレイ結果から管理人Nが創作したものです。
 このお話は”南利美視点”で書かれています。
いつもの風間社長視点ではないのでご注意ください。
 この辺りを了承の上”つづき”をご覧になってくださいね。



 いよいよデビュー戦なのね。
私は妹であり、後輩でもあるハイブリット南の最後の練習を最後まで見守っていた。

 ハイブリット南は私が言うのもなんだけど、いい動きをすると思うわ。
デビュー前の新人としては・・・だけどね。
 私の妹ってことは名乗らなくても顔を見ればわかる。
そして、ファンは私と比べ続けることになるのね。
 ううん、ファンだけでなく・・・レスラーも関係者もマスコミも・・・常に”南利美の妹”という見方をする事になるわ。
 特にNEW WINDは業界でも有力な団体だし、ファンも多いしマスコミも常に取り上げてくれてる。

 私は今さらながら彼女の入団をとめるべきだったかな・・・
なんて思ったりしたけど、彼女が決めたことなら私は応援するのみ。
 彼女が”南利美の妹”という存在を脱却した時が一流のプロレスラー、ハイブリット南の誕生の時だと思うの。

 だからハイブリット南のデビュー戦の相手は私がやるわ。
私は・・・南利美の力と、彼女との力量差を刻みつける。
 そして・・・1流のレスラーへと成長してもらいたいの。
私と同じ・・・いえ、それ以上のレスラーになって欲しいと思う。
 多分その頃には私は現役ではないとは思うけど。

「南、本当にいいのか?」
社長が私に尋ねる。
「ええ、もちろんよ。」
「・・・そうか。」
社長は私の目と声の強さから全てを理解したのだろう。
 ありがたいことだと思う。
多分社長は・・・一番私を理解してくれる人。
 それはそうね・・・16の時から私を見てるわけだし。
「なら何も言わない。好きなようにやってこいよ。」

 私は社長の言葉に後押しされてリングへ。

 南利美とハイブリット南。
二人の南がリングで向き合う。
 ちょっと恥ずかしい気持ちもあったけど、もうアイツは敵なのよ。
リングに立ったら・・・倒す!

 なおこの試合を裁くのはダンディ須永さん。
気のいいオジサンであり、私達の師でもある。
 初めてNEW WINDではレフェリーを務めてくださる。
光栄ね・・・私は完璧なレフェリングを期待するわ。

  「青コーナー 高知県出身 132パウンス~ み・・・ハイブリットみな~み~!」
 
 まったく6年もやってるのに仲間さんたら・・・間違えたわね・・・完璧じゃないわよ。
 
 紅白の紙テープが舞うリング。
この紙テープは私のファンクラブ”サザンクロス”の皆が配ってくれたもの。
 私の紙テープはお断りしたわ。
あくまでも試合が始まるまでの主役はハイブリット南なのだから。
 そうそう、ファンクラブの皆が用意してくれた紙テープは芯を抜いて巻きなおしたものよ、完璧だわ。
 芯があるとあたると結構痛いんだから。

 それと紙テープを投げる時は放物線を描くように投げるのがコツ。
直線で投げると・・・前のお客さんを直撃するのよね。

 ”芯を抜いて巻きなおして、放物線を描くように投げる。”
これが完璧な紙テープの投げ入れよ。

 あら・・・試合の話だったわね。

そうねダンディ須永さんのレフェリングも完璧だったし、よかったわよ。
 え? ハイブリットはどうだって?

 そうね、合格点は上げられるけど、まだまだよ。

 でもあの程度の絞め技じゃ私には・・・いえNEW WINDでは通用しないわね。

 もっともっと磨く事。
そのために私はあえて変形のネオ・サザンクロスロックを出して終らせた。
 これを受けることでどれくらいのレベルが必要なのかをわかってもらいたかったから。

 私もデビュー当初は強い相手に負け続けたけど、負けて学ぶものは多いわ。
 今のNEW WINDは私がデビューした頃とは比べものにならない猛者ぞろい。
 何しろ・・・新女のエースですら”NEW WINDでは永沢舞より下になるだろう”と言われるほどなのだから。

 このメンバーに揉まれればハイブリット南は必ず成長するはずね。 
 そして成長したら・・・私が引退する前に姉妹でタッグベルトを巻いてみたいものだわ。
 
 今はまだ遠い夢だけど・・・ね。

 社長・・・その時が来たらちゃんと組んでね。 


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2006/11/20 00:17 | Comments(0) | NEW WIND編

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