NEW WIND社長 風間 新 手記より。
※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ
※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ
◇3年目11月◇
今月の目玉カードは”EWA認定世界ヘビー級選手権”と久々の国内防衛戦となる”AACタッグ選手権”
EWAヘビーは”マッキー上戸”に南利美が挑戦予定。
AACタッグの方は本来ならマッキー&南の上南シスターズに挑戦権があるのだが・・・
◇EWA認定世界ヘビー級選手権試合◇
上南シスターズ対決となったこの試合。
ヘッドバットやパワーボディスラム(ハイアングルボディスラム)で豪快に南の体にダメージを与えていくマッキー。
マッキーのパワーに圧倒されているように見えるこの試合だったが、実際のところは南が試合展開を支配している。
マッキーが攻め込もうとすれば、南はそのマッキーの突進力を利用して関節技に持ち込む。
脇固め(デビュー直後の南のフィニッシュ技だった)で、マッキーの腕を攻め、マッキーのパワーを削いでいく。
サザンスクリュー(南式ドラゴンスクリュー)→サザンブレイカー (一時期の南のフィニッシュ技)で脚に確実にダメージを刻む。
「MAXでいっちゃうぞー!!」
マッキー”必殺”のMAXマッキーバスター!
だが脚へのダメージが影響したのか、やや体勢が甘い。
いつもの力強さはなく・・・南はカウント2.5でクリアしてしまう。
「一発でダメならもう一度だ!」
再びMAXマッキーバスター!
を狙ったのだが、担ぎ上げられそうになった南は上手くマッキーの背後に着地。
そのまま脚を絡めてテイクダウンを奪うと、リング中央で”必殺”の
ネオ・サザンクロス・ロック!!
マッキーはロープに逃げようとするががっちり入っていて動きがとれない。
「ギ、ギブだ・・・ギブだって!」
マッキー上戸初防衛に失敗。
宣言どおりの完璧なフィニッシュで南がEWA王者に。
だが、南はマッキーがあっけなくギブアップを宣言した事が気に入らないらしい。
ギブアップを宣言したマッキーをさらに絞り続ける。
確かにあんなに大声でギブアップ宣言をするならもう少し粘れとも思うが・・・ちょっと南、やりすぎでないか?
レフェリー、セコンドの制止を無視して絞り続ける南。
それをカットしたのはラッキー内田だった。
絞り続ける南の顔面へ、低空のドロップキック!!
ようやく解放されたマッキーはマイクをつかむと、
「てめえ、南!! どういうつもりだ!」
「どういうつもり? あなたこそマイクでアピールする元気があるなら試合で力を出し切ったらどうなのかしら?」
この南の静かな、だが毒のある一言に客席もヒートアップ。
歓声と、ブーイングは・・・7:3で歓声の方が多いかな。
それでも南に”国内で”これだけブーイングが出たのは初めてだと思う。
南は”いい子”から脱却し、次のステップを狙っているのかもしれない。
「・・・てめえ、ふざけんな!!」
と威勢良く踊りかかろうとしたマッキーだったが・・・
あれだけネオサザンで痛めつけられてしまっては、脚に力は入らない。
ドスン! と大きな音を立ててマットに倒れこんでしまった。
「鍛え方がなってないんじゃないのかしら? ・・・私は完璧な試合にこだわるの。マッキー、あなたとでは完璧なタッグは組めないわね。」
最終戦のカードは予定ではマッキー&南が挑戦予定だったのだが・・・
「・・・シングル王座を戴冠したからにはシングルプレイヤー南利美としてやっていく。それが私の決意表明。完璧な試合を見せられるシングル王者でありたいの。」
南はマッキーなどすでに見ていない。高みを目指しているのだろう。
「上等だ、お前とのタッグなんてやってられるか!おい、社長!最終戦のカード変更してくれ!ラッキーと、私で行かせてくれ!」
おわっ!・・・いきなり振るなよ。
客席からは風間コール。
えーとこの状況をまとめろという事か。
「えー、このシリーズは最終戦でマッキー上戸選手、南利美選手がAACタッグへ挑戦する予定でしたが・・・南利美選手がタッグ挑戦を辞退したため、ラッキー内田選手、マッキー上戸選手のジューシーペアでの挑戦ということで決定いたします。」
☆大会終了後の各選手コメント☆
「見てろよ南! それだけだ。」
マッキーははき捨てるようにいうと足早に控え室へ。
「(何故助けたのか?と聞かれ)・・・なんでかな。わかんないけど、助けなきゃって。折角のチャンスですからベルト取ります。」
とはラッキーの言葉。
ラッキーは計算ではなく、感情で動いたという事なんだろう。
普段冷静なラッキーらしくない行動だったが、結果的にはオーライか。
「マイクでいった通りです。シングルを取ったらタッグへの挑戦は辞めようと思ってました。」
「試合後の暴行は褒められた行為ではないが?」
と記者の一人が言う。
「・・・それはわかってます。だけどパートナーとしては情けない負け方だったんで。あれであんなにあっさりギブアップするようじゃ・・・あの二人には勝てないです。」
南はマッキーでは役不足ということを言いたいらしい。
記者の「対戦相手が変わったけど?」という質問にカンナは興味なさげな顔をする。
「別に・・・誰が来ても負けませんから。それに・・・ラッキー先輩では相手弱化ですし、負けられませんね、伊達さん」
「そう・・・私たちが勝つから。」
伊達もカンナも相手弱化という事を感じているようで、ちょっと不満そうだった。
◇AACタッグ選手権試合◇
再結成されたジューシーペアは、意気込みが違う。
ブランクを感じさせない、意気のあったタッチワーク&合体技を繰り出す。
だがしかし”サイレントヴォイス”の二人は強い。
試合は50分を超えるロングマッチになったが、終始余裕を持ってファイトしていた。
最後は珍しい技でのフィニッシュ。
「51分50秒、パワースラムからの体固めで、勝者伊達遥!王者組が防衛成功です。」
”格の違い”か・・・
この試合の後、タッグ2冠王者の伊達&カンナから、EWAタッグの返上を申し出られる事になる。
”2冠タッグでの防衛戦が許可されず、単品での防衛戦を強要されるなら、2冠タッグ王者ではなく、最初にとったAACタッグ王者として集中したい。”
これが二人からの返上の理由だった。
※AACを返上しないのはAACとの提携が切れているというのもあるにはあるが、愛着があるのも確かだろう。
許可せざるを得なくなり、EWA側も了承。
ただちにEWAでは王座決定戦が行われ、ディジー・クライ&ロレン・ニールセンが新王者になったらしい。
そして12月には新王者として来日するから、この間王座戦でいい試合をしていたジューシーペアを初防衛戦の相手に指名するとのこと。
この通達を受け、12月シリーズの主要カードは確定した。
○”EWAタッグ選手権”
”王者組”ディジー&ロレンVSマッキー&ラッキー(ジューシーペア)”挑戦者組”
○”EWA認定世界ヘビー級選手権”
”王者” 南利美VSカンナ神威 ”挑戦者”
これは南の希望。
カンナとベルトをかけて腕比べをしたいという。
カンナは最近急成長をしており、実際に南も何度か負けている。
かなりの好カードだと思う。
○”AAC認定世界Jrヘビー級選手権”
”王者” 草薙みことVS結城千種 ”挑戦者”
みことは、Jr卒業を宣言しベルト返上を表明。
3期生結城が武藤との挑戦者決定8番勝負を5勝3敗と勝ち越し、タイトル戦への切符を勝ち取る。
みことが勝った場合はこのAACJrはAACに返上されるので、結城はこれが最初で最後のチャンスとなる。
12月も楽しくなりそうだ。
今月の目玉カードは”EWA認定世界ヘビー級選手権”と久々の国内防衛戦となる”AACタッグ選手権”
EWAヘビーは”マッキー上戸”に南利美が挑戦予定。
AACタッグの方は本来ならマッキー&南の上南シスターズに挑戦権があるのだが・・・
◇EWA認定世界ヘビー級選手権試合◇
上南シスターズ対決となったこの試合。
ヘッドバットやパワーボディスラム(ハイアングルボディスラム)で豪快に南の体にダメージを与えていくマッキー。
マッキーのパワーに圧倒されているように見えるこの試合だったが、実際のところは南が試合展開を支配している。
マッキーが攻め込もうとすれば、南はそのマッキーの突進力を利用して関節技に持ち込む。
脇固め(デビュー直後の南のフィニッシュ技だった)で、マッキーの腕を攻め、マッキーのパワーを削いでいく。
サザンスクリュー(南式ドラゴンスクリュー)→サザンブレイカー (一時期の南のフィニッシュ技)で脚に確実にダメージを刻む。
「MAXでいっちゃうぞー!!」
マッキー”必殺”のMAXマッキーバスター!
だが脚へのダメージが影響したのか、やや体勢が甘い。
いつもの力強さはなく・・・南はカウント2.5でクリアしてしまう。
「一発でダメならもう一度だ!」
再びMAXマッキーバスター!
を狙ったのだが、担ぎ上げられそうになった南は上手くマッキーの背後に着地。
そのまま脚を絡めてテイクダウンを奪うと、リング中央で”必殺”の
ネオ・サザンクロス・ロック!!
マッキーはロープに逃げようとするががっちり入っていて動きがとれない。
「ギ、ギブだ・・・ギブだって!」
マッキー上戸初防衛に失敗。
宣言どおりの完璧なフィニッシュで南がEWA王者に。
だが、南はマッキーがあっけなくギブアップを宣言した事が気に入らないらしい。
ギブアップを宣言したマッキーをさらに絞り続ける。
確かにあんなに大声でギブアップ宣言をするならもう少し粘れとも思うが・・・ちょっと南、やりすぎでないか?
レフェリー、セコンドの制止を無視して絞り続ける南。
それをカットしたのはラッキー内田だった。
絞り続ける南の顔面へ、低空のドロップキック!!
ようやく解放されたマッキーはマイクをつかむと、
「てめえ、南!! どういうつもりだ!」
「どういうつもり? あなたこそマイクでアピールする元気があるなら試合で力を出し切ったらどうなのかしら?」
この南の静かな、だが毒のある一言に客席もヒートアップ。
歓声と、ブーイングは・・・7:3で歓声の方が多いかな。
それでも南に”国内で”これだけブーイングが出たのは初めてだと思う。
南は”いい子”から脱却し、次のステップを狙っているのかもしれない。
「・・・てめえ、ふざけんな!!」
と威勢良く踊りかかろうとしたマッキーだったが・・・
あれだけネオサザンで痛めつけられてしまっては、脚に力は入らない。
ドスン! と大きな音を立ててマットに倒れこんでしまった。
「鍛え方がなってないんじゃないのかしら? ・・・私は完璧な試合にこだわるの。マッキー、あなたとでは完璧なタッグは組めないわね。」
最終戦のカードは予定ではマッキー&南が挑戦予定だったのだが・・・
「・・・シングル王座を戴冠したからにはシングルプレイヤー南利美としてやっていく。それが私の決意表明。完璧な試合を見せられるシングル王者でありたいの。」
南はマッキーなどすでに見ていない。高みを目指しているのだろう。
「上等だ、お前とのタッグなんてやってられるか!おい、社長!最終戦のカード変更してくれ!ラッキーと、私で行かせてくれ!」
おわっ!・・・いきなり振るなよ。
客席からは風間コール。
えーとこの状況をまとめろという事か。
「えー、このシリーズは最終戦でマッキー上戸選手、南利美選手がAACタッグへ挑戦する予定でしたが・・・南利美選手がタッグ挑戦を辞退したため、ラッキー内田選手、マッキー上戸選手のジューシーペアでの挑戦ということで決定いたします。」
☆大会終了後の各選手コメント☆
「見てろよ南! それだけだ。」
マッキーははき捨てるようにいうと足早に控え室へ。
「(何故助けたのか?と聞かれ)・・・なんでかな。わかんないけど、助けなきゃって。折角のチャンスですからベルト取ります。」
とはラッキーの言葉。
ラッキーは計算ではなく、感情で動いたという事なんだろう。
普段冷静なラッキーらしくない行動だったが、結果的にはオーライか。
「マイクでいった通りです。シングルを取ったらタッグへの挑戦は辞めようと思ってました。」
「試合後の暴行は褒められた行為ではないが?」
と記者の一人が言う。
「・・・それはわかってます。だけどパートナーとしては情けない負け方だったんで。あれであんなにあっさりギブアップするようじゃ・・・あの二人には勝てないです。」
南はマッキーでは役不足ということを言いたいらしい。
記者の「対戦相手が変わったけど?」という質問にカンナは興味なさげな顔をする。
「別に・・・誰が来ても負けませんから。それに・・・ラッキー先輩では相手弱化ですし、負けられませんね、伊達さん」
「そう・・・私たちが勝つから。」
伊達もカンナも相手弱化という事を感じているようで、ちょっと不満そうだった。
◇AACタッグ選手権試合◇
再結成されたジューシーペアは、意気込みが違う。
ブランクを感じさせない、意気のあったタッチワーク&合体技を繰り出す。
だがしかし”サイレントヴォイス”の二人は強い。
試合は50分を超えるロングマッチになったが、終始余裕を持ってファイトしていた。
最後は珍しい技でのフィニッシュ。
「51分50秒、パワースラムからの体固めで、勝者伊達遥!王者組が防衛成功です。」
”格の違い”か・・・
この試合の後、タッグ2冠王者の伊達&カンナから、EWAタッグの返上を申し出られる事になる。
”2冠タッグでの防衛戦が許可されず、単品での防衛戦を強要されるなら、2冠タッグ王者ではなく、最初にとったAACタッグ王者として集中したい。”
これが二人からの返上の理由だった。
※AACを返上しないのはAACとの提携が切れているというのもあるにはあるが、愛着があるのも確かだろう。
許可せざるを得なくなり、EWA側も了承。
ただちにEWAでは王座決定戦が行われ、ディジー・クライ&ロレン・ニールセンが新王者になったらしい。
そして12月には新王者として来日するから、この間王座戦でいい試合をしていたジューシーペアを初防衛戦の相手に指名するとのこと。
この通達を受け、12月シリーズの主要カードは確定した。
○”EWAタッグ選手権”
”王者組”ディジー&ロレンVSマッキー&ラッキー(ジューシーペア)”挑戦者組”
○”EWA認定世界ヘビー級選手権”
”王者” 南利美VSカンナ神威 ”挑戦者”
これは南の希望。
カンナとベルトをかけて腕比べをしたいという。
カンナは最近急成長をしており、実際に南も何度か負けている。
かなりの好カードだと思う。
○”AAC認定世界Jrヘビー級選手権”
”王者” 草薙みことVS結城千種 ”挑戦者”
みことは、Jr卒業を宣言しベルト返上を表明。
3期生結城が武藤との挑戦者決定8番勝負を5勝3敗と勝ち越し、タイトル戦への切符を勝ち取る。
みことが勝った場合はこのAACJrはAACに返上されるので、結城はこれが最初で最後のチャンスとなる。
12月も楽しくなりそうだ。
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選手も強くなってきてますます楽しくなりそうですね。
期待してます。