NEW WIND社長 風間 新 手記より。
※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ
※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ
◇3年目12月◇
☆EWAタッグ選手権試合☆
伊達&カンナ(サイレントヴォイス)が返上した王座にロレン&ディジーが返り咲き。
そのベルトに再結成したジューシーペア(ラッキー&マッキー)が挑む。
ラッキーはここで勝てば初のベルト奪取になるのだが・・・
「いっちゃうぞ~!」
マッキーのバックドロップ!
かなりの急角度でロレンがマットに突き刺さる。
「押さえろラッキー!」
「言われなくても!」
ラッキーはカットに入ろうとしたディジーをラッキークロスに取る。
おいおい・・・必殺技でカットするなよなあ。
まあ、それだけベルトへの想いがあったんだろう。
カットをカットされたロレンはピクリともせず、3カウントを聞いた。
「13分55秒、抱え上げ式バックドロップからの片エビ固めで、勝者 マッキー上戸!マッキー上戸&ラッキー内田組が新王者に決定いたしました。」
◇試合後のコメント◇
「しょっぱい、しょっぱすぎだよあいつら。あんなに手ごたえないんじゃベルトの価値なんてゼロみたいなもんだろ。これから私たちがベルトを輝かすよ。」
マッキーは威勢がいい。
「なるほど、ラッキー内田選手は初のベルト奪取になりますが?」
「そうですね、今までは遠くから見てるだけでしたから、やっぱりいいもんですね。でもマッキーも言ってたけど、これから私たちで価値を上げないと。」
いつも冷静なラッキーだったが、このときは笑顔だった。
☆AACJr選手権試合☆
”3期生”結城千種初のタイトル挑戦。
結城、武藤の3期生は早くも頭角を現しており、すでにシングルで一期生の氷室から勝利を奪っている。
だが2期生の草薙みことはすでに氷室・マッキー・ラッキーを撃破しているわけだし実績も実力も上だ。
それに結城・武藤ともに2期生のカンナ&みことからは一勝も挙げていない。
今回はどう考えても王者草薙みことに分がある。
あくまでも現時点での差であって、もちろん、将来的にはわかならいけどね。
結城としては「ここで勝ってめぐみとタイトルをかけてやりたい」というのがあったようだが、試合は一方的になってしまった。
みことの方が基本的にすべて上なのだから仕方ないか。
”14分50秒 草薙流竜巻兜落し固め”で敗退。
終始押されっぱなしで、試合内容はそんなによいものではなかったが、結城の素質・可能性を感じたのは終盤の粘りだ。
草薙流兜落しの1発目をカウント2.8でクリア、2発目の草薙流兜落しは2.9でぎりぎりクリア。
で、ふらふらになりながらも必殺バックドロップ。
もっとも元気一杯だったみことは、これをカウント2でクリアして、とどめの草薙流竜巻兜落しへ。
結城の粘りは、少なくてもデビュー半年の選手が見せる粘りじゃなかった。
◇試合後のコメント◇
「修行の成果を発揮できてよかったです。Jrは卒業するので、これからもっと修行して、ヘビーのベルトを取ります。相手の結城さんですか?まだまだ修行が足りません。でも・・・あの方が修行を重ねたら怖いですね。」
みことは結城の怖さを感じたのだろうね。
「初のタイトル戦だったけど、みこと選手との力の差を痛感しました。 Jrベルトをとったらめぐみとやりたかったのに・・・仕方ないです。 いつかヘビーのベルトを賭けてめぐみとやります。もちろん、わたしが勝ちますけど(笑)」
と結城。
負けても先のことを言えるのだから大したものか。
「言うのはただですから・・・私も負けませんよ。」
これを近くで聞いていた武藤はライバル心をむき出す。
うん、いい傾向だね。
◇EWA認定世界ヘビー級選手権試合◇
南利美対カンナ神威の一戦は、予想どおりロングマッチとなる。
どちらも関節技でのギブアップ勝利にこだわる部分があるから、どうしてもグラウンドでの攻防が多くなり、女子の試合としては華やかさには欠ける。
だが、かわりにハイレベルの攻防で魅せてくれた。
そりゃTVで総合の試合とかを見てる人には物足りないかもしれないが、”女子プロレスラーにだってこういう攻防は出来るんだ”というメッセージが感じられた。
一進一退の攻防の末、カンナのフィニュッシュホールドであるクロスフェイス・カンナを振りほどいた南が、必殺のネオ・サザンクロスロックでカンナから”ギブアップ”の声を出させ、勝利をおさめた。
○南(51分29秒 ネオ・サザンクロスロック)カンナ×
◇試合後のコメント◇
「いい試合だったと思うわ。けどまだまだ満足してられない。王者として年を超える事になったけど、これに慢心せず、来年も王者として年を越せるようにします。」
南も王者らしくなってきたなあ。
最近は風格すら感じるようになってきたと思うもの。
「勝てると思ったけど・・・南選手の方が”今のところは”一枚上でした。次は勝ちます」
カンナは南を認めつつも、”今のところは”を強調していた。
負けず嫌いというかなんというか・・・
☆女子プロレス大賞☆
「社長、社長!」
秘書の井上さんが慌てて駆け込んでくる。
普段冷静な彼女らしくないな。
「なんだい井上さん? そんなにあわてて。」
「おどろかないでくださいね?」
いやすでに君が大慌てしてる事に驚いているのだが。
「わかったから早くいいなさい。キニナルじゃないか」
「実は、・・・伊達選手がMVPに選ばれました!!」
「なんだとおお~~~~!!」
「・・・うるさ・・・だから驚かないでって言ったのに。」
井上さんは耳を押さえていた。
「そりゃ驚くよ。伊達がMVPかあ・・・」
◇主な受賞者コメント◇
伊達遥=MVP、ベストバウトシングル(VSナスターシャ・ハン戦)&タッグ(伊達&カンナ組 VS ハン&南組)
「あ、あの・・・こんなに賞をもらえるなんて思ってなくて・・・嬉しいです・・・」
結城千種=最優秀新人賞
「同期のめぐみより評価されたのは嬉しいですね。ずっとめぐみより上でいたいです。」
南利美=ベストバウトタッグ(ハンと組んでの、伊達&カンナ戦)
「今度はシングルで受賞したいわ。」
カンナ神威=ベストバウトタッグ(伊達と組んでVSハン&南)
「評価していただて光栄です。」
なお最優秀外国人はロレン・ニールセン。
なんか微妙なセレクトな気がするんだけどね。
これで今年の興行は終わり。
また来年頑張ろうね。
みんなお疲れ様。
☆EWAタッグ選手権試合☆
伊達&カンナ(サイレントヴォイス)が返上した王座にロレン&ディジーが返り咲き。
そのベルトに再結成したジューシーペア(ラッキー&マッキー)が挑む。
ラッキーはここで勝てば初のベルト奪取になるのだが・・・
「いっちゃうぞ~!」
マッキーのバックドロップ!
かなりの急角度でロレンがマットに突き刺さる。
「押さえろラッキー!」
「言われなくても!」
ラッキーはカットに入ろうとしたディジーをラッキークロスに取る。
おいおい・・・必殺技でカットするなよなあ。
まあ、それだけベルトへの想いがあったんだろう。
カットをカットされたロレンはピクリともせず、3カウントを聞いた。
「13分55秒、抱え上げ式バックドロップからの片エビ固めで、勝者 マッキー上戸!マッキー上戸&ラッキー内田組が新王者に決定いたしました。」
◇試合後のコメント◇
「しょっぱい、しょっぱすぎだよあいつら。あんなに手ごたえないんじゃベルトの価値なんてゼロみたいなもんだろ。これから私たちがベルトを輝かすよ。」
マッキーは威勢がいい。
「なるほど、ラッキー内田選手は初のベルト奪取になりますが?」
「そうですね、今までは遠くから見てるだけでしたから、やっぱりいいもんですね。でもマッキーも言ってたけど、これから私たちで価値を上げないと。」
いつも冷静なラッキーだったが、このときは笑顔だった。
☆AACJr選手権試合☆
”3期生”結城千種初のタイトル挑戦。
結城、武藤の3期生は早くも頭角を現しており、すでにシングルで一期生の氷室から勝利を奪っている。
だが2期生の草薙みことはすでに氷室・マッキー・ラッキーを撃破しているわけだし実績も実力も上だ。
それに結城・武藤ともに2期生のカンナ&みことからは一勝も挙げていない。
今回はどう考えても王者草薙みことに分がある。
あくまでも現時点での差であって、もちろん、将来的にはわかならいけどね。
結城としては「ここで勝ってめぐみとタイトルをかけてやりたい」というのがあったようだが、試合は一方的になってしまった。
みことの方が基本的にすべて上なのだから仕方ないか。
”14分50秒 草薙流竜巻兜落し固め”で敗退。
終始押されっぱなしで、試合内容はそんなによいものではなかったが、結城の素質・可能性を感じたのは終盤の粘りだ。
草薙流兜落しの1発目をカウント2.8でクリア、2発目の草薙流兜落しは2.9でぎりぎりクリア。
で、ふらふらになりながらも必殺バックドロップ。
もっとも元気一杯だったみことは、これをカウント2でクリアして、とどめの草薙流竜巻兜落しへ。
結城の粘りは、少なくてもデビュー半年の選手が見せる粘りじゃなかった。
◇試合後のコメント◇
「修行の成果を発揮できてよかったです。Jrは卒業するので、これからもっと修行して、ヘビーのベルトを取ります。相手の結城さんですか?まだまだ修行が足りません。でも・・・あの方が修行を重ねたら怖いですね。」
みことは結城の怖さを感じたのだろうね。
「初のタイトル戦だったけど、みこと選手との力の差を痛感しました。 Jrベルトをとったらめぐみとやりたかったのに・・・仕方ないです。 いつかヘビーのベルトを賭けてめぐみとやります。もちろん、わたしが勝ちますけど(笑)」
と結城。
負けても先のことを言えるのだから大したものか。
「言うのはただですから・・・私も負けませんよ。」
これを近くで聞いていた武藤はライバル心をむき出す。
うん、いい傾向だね。
◇EWA認定世界ヘビー級選手権試合◇
南利美対カンナ神威の一戦は、予想どおりロングマッチとなる。
どちらも関節技でのギブアップ勝利にこだわる部分があるから、どうしてもグラウンドでの攻防が多くなり、女子の試合としては華やかさには欠ける。
だが、かわりにハイレベルの攻防で魅せてくれた。
そりゃTVで総合の試合とかを見てる人には物足りないかもしれないが、”女子プロレスラーにだってこういう攻防は出来るんだ”というメッセージが感じられた。
一進一退の攻防の末、カンナのフィニュッシュホールドであるクロスフェイス・カンナを振りほどいた南が、必殺のネオ・サザンクロスロックでカンナから”ギブアップ”の声を出させ、勝利をおさめた。
○南(51分29秒 ネオ・サザンクロスロック)カンナ×
◇試合後のコメント◇
「いい試合だったと思うわ。けどまだまだ満足してられない。王者として年を超える事になったけど、これに慢心せず、来年も王者として年を越せるようにします。」
南も王者らしくなってきたなあ。
最近は風格すら感じるようになってきたと思うもの。
「勝てると思ったけど・・・南選手の方が”今のところは”一枚上でした。次は勝ちます」
カンナは南を認めつつも、”今のところは”を強調していた。
負けず嫌いというかなんというか・・・
☆女子プロレス大賞☆
「社長、社長!」
秘書の井上さんが慌てて駆け込んでくる。
普段冷静な彼女らしくないな。
「なんだい井上さん? そんなにあわてて。」
「おどろかないでくださいね?」
いやすでに君が大慌てしてる事に驚いているのだが。
「わかったから早くいいなさい。キニナルじゃないか」
「実は、・・・伊達選手がMVPに選ばれました!!」
「なんだとおお~~~~!!」
「・・・うるさ・・・だから驚かないでって言ったのに。」
井上さんは耳を押さえていた。
「そりゃ驚くよ。伊達がMVPかあ・・・」
◇主な受賞者コメント◇
伊達遥=MVP、ベストバウトシングル(VSナスターシャ・ハン戦)&タッグ(伊達&カンナ組 VS ハン&南組)
「あ、あの・・・こんなに賞をもらえるなんて思ってなくて・・・嬉しいです・・・」
結城千種=最優秀新人賞
「同期のめぐみより評価されたのは嬉しいですね。ずっとめぐみより上でいたいです。」
南利美=ベストバウトタッグ(ハンと組んでの、伊達&カンナ戦)
「今度はシングルで受賞したいわ。」
カンナ神威=ベストバウトタッグ(伊達と組んでVSハン&南)
「評価していただて光栄です。」
なお最優秀外国人はロレン・ニールセン。
なんか微妙なセレクトな気がするんだけどね。
これで今年の興行は終わり。
また来年頑張ろうね。
みんなお疲れ様。
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