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2024/04/23 16:09 |
”第3の女” その15

 管理人 Nです。
早くもNEW WIND編は15回目を迎えました。
 前回のGEAR JAPAN編が15回(10年)で最終回を迎えたのに、今回のNEW WIND編はこの15回でようやく3年目10月です。
 いったいいつ終わるやら・・・

 1人称の書き方はまだまだ未熟ですが、その辺りは目をつぶって楽しんでいってくださいね。
 レッスルエンジェルスはプレイする度に、プレイヤーごとにまったく違うストーリー展開が生まれます。
 「こんな考え方もあるんだなあ」と気楽にお楽しみいただければ・・・

 では続きをどうぞ。



 NEW WIND社長 風間 新 手記より。

◇3年目10月◇

 この月のNEW WINDの話題はEWA認定世界ヘビー級選手権につきる。
 NEW WINDのツートップ(伊達&南)をまとめて撃破した外敵 ナスターシャ・ハンが防衛戦の相手に指名してきたのはマッキー上戸。
 このマッキーからギブアップをとればNEW WIND所属全員(※)からギブアップ勝利になる。
 
 ※デビューしたばかりの武藤&結城は最初から”ユーアー ノット アイ”(お前なんか目じゃねえ by広田さくら)だそうなので、相手にもされていない。

 「マッキーからギブをとったら、イエローの国から撤退する。」などとマスコミを通じて声明を出している。
 ま、この辺はプロレスならではのお約束といいたいところだが、今回はマジらしい。
 ハンは、IWWFのクリス・モーガンを倒すのが目的。
そのためにはレベルの高いところで試合をして、自らを高めたい。
 だから日本でもレベルが高いと評判のウチに来たのに、こんなつまらない奴ら相手じゃやる意味がない。
 というのが本当のところだ。

 舐められたもんだが、事実ハンには全員ギブアップをとられてやられているわけで・・・ 
  唯一ギブをとられていないマッキーが最後の砦になれるかどうか。

◇EWA認定世界ヘビー級選手権試合◇

 6000人会場を超満員札止めにし、いよいよメインイベントだ。

 伊達・南に継ぐ第3の女からの脱却のチャンス。
それどころかここでベルト奪取できれば一気にナンバー1へとなれるチャンスだ。

 まだ世界ヘビーシングルのベルトはうちの選手では伊達(※)しか巻いた事はない
(※AAC認定世界ヘビー級 3度目の防衛に失敗) 

 気合十分のマッキー。
ハンの方は勝って当然という顔をしている。

 試合はマッキーの頭突きVSハンの掌底の打ち合いから始まった。
AACとの提携時とは違うゴツゴツした展開に、観客もドンドン引き込まれていく。
 一通り打撃戦が終わるとハンの関節地獄ショー。
 好き勝手にマッキーの腕を、脚を胴体を、首を痛めつけるハン。
もともと関節技が苦手なマッキーはいいようにされてしまう。
 伊達も上手くはないが、マッキーも相当関節技は苦手だ・・・
正直なところ・・・”前回よくギブアップしなかったもんだ”と妙な関心をしてしまうくらい、関節技に弱い。
 その辺りを本人もわかってはいるようで、タッグパートナーは常に関節の使い手(ジューシーペアはラッキー内田、上南シスターズでは南)を選んでいて、タッグでは好成績をだが、シングルマッチではパートナーには助けてもらえんないぞ。
 だから「練習しろ」といったのだが、伊達もそうだけど関節に関する素質がないんだろうな。
 ギブアップをしないマッキーに業を煮やしたハンは、打撃で体力を削りに来る。
 ここはマッキーのチャンス。
打撃をもらいつつも、打撃に来る脚や腕をキャッチしてパワーを生かした攻撃を放つ!

 掌底にくる腕をキャッチしてのマッキータイガー(変形ダブルアーム・パイル)。

 ニーを狙うひざをキャッチしてのMAXマッキーバスター。

 このどちらもカウント2.5.

 ここで流れは再びハンに。
掌底でカウント2.5、もう一度掌底でカウント2.8
 とどめとばかりにランニング式掌底で・・・2.9
どうにか耐えたマッキーは、ここでもう一度MAXマッキーバスター!
 カウント2.8でクリアするハン。
起き上がりを狙って、またも掌底が炸裂!

 ”ここまでか!?”

だが、なんとかロープへ右足を伸ばすマッキー。

 ここでハンはギブアップ狙いにくるが、これはロープが近い。
楽々ロープエスケープするマッキー。 
 ここでハンは一度ダメージを与えなおそうと考えたのか、起き上がったマッキーをロープへ振る。
 どうやらジャンピングニーを狙うようだ。

「あまーい!!」 

 マッキーはここでトペ・レベルサに切り返し、そのままカバー。

1・・・
2・・・




 この瞬間地鳴りのような大歓声。
マッキー上戸、ナスターシャ・ハンからピンフォール勝利でEWA世界ヘビー王者に!!

 以下はリング上でのマッキーのマイク。
 
「フィニッシュがしょっぱかったけどよ、勝てた事は嬉しいんだ! おい、ハン!またやろうぜ!!」

 ここで拍手とマッキーコールがおきる。

「折角とれたベルトだけどよ、大事に持ってる気はないんだ。 だからよ、早速だけどよ、来月防衛戦やっちゃうぞ~~!」
 おお・・というざわめきに包まれる客席。
 
「相手はだれだーー!!」と野次が飛ぶ。

すると、「ハンともう一度だ!」、「伊達とやれ!」、「いや南だ!」「ラッキーだろう!」
などと観客から口々に選手の名前が挙がる。

「あっはっは、相手はもう決めてんだ。タイトルマッチが決まった時からな~~!!取ったらコイツとやるってな!」

 ここでマッキーは一呼吸。
もちろん私は事前にマッキーから聞いているから知ってるけど。

「それは・・・南だ。同門対決?関係ねえーよ。やっちゃうぜ!!」
マッキーはセコンドについていた南にマイクを投げつける。
「お受けするわ。あんなしょっぱいフィニッシュではなく、完璧なフィニッシュで決めて差し上げます。」
と南。きっちり挑発してるところがグッジョブ!

「タッグ組んでるけどさ、あんたとはベルトかけてシングルやってみたかったんだ。ちょうどタッグとしては無冠だしよ、思いっきりやろうぜ!!」

 こうして11月シリーズの目玉カードは・・・
”上南シスターズ対決” EWA認定世界ヘビー級選手権試合

”王者”マッキー上戸(上南シスターズ)VS”挑戦者”南利美(上南シスターズ)に決定した。

 一部マスコミでは”完璧なフィニッシュ”という南の言葉が一人歩きし、フィニッシュ限定マッチ?なんて書かれ方をしているが、それはない。
 だけどそれに近くなるのは想定できる。
南はギブアップを狙ってくるだろうし、マッキーはMAXマッキーバスターでの3カウントを狙ってくるはずだ。
 お互いの必殺技へどうつなげるか。
これがこの試合の最大のポイントになるだろうな。

 私自身この試合は楽しみにしている。






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2006/09/27 02:52 | Comments(0) | NEW WIND編

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