NEW WIND社長 風間 新 手記より。
※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ。
※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ。
◇3年目新人スカウト◇
私は噂の人材に会うために東海地区へとやってきた。
毎度の事だが、”15歳の少女”へ声をかけるという行為はどうもたまらん。
もちろん嬉しくて堪らないというわけではないぞ。
私は”ロリコンではない”(苦笑)のだから。
誰かをスカウトしにいったら、援助と間違われて警察に突き出された事もあったしなあ・・・
このスカウト活動というのもなかなか大変だよ。
さて今回東海地区にきたのは、団体へ書類を送ってくれた娘に会うためだ。
彼女の名前は結城千種。
もう千種って名前だけでスターになれそう!
まずは確認しようと思ってやってきたのだが・・・
どうやらあの子らしいけど・・・彼女でいいのかな?
ちょっと応募写真とイメージが違うけど・・・
「あの、結城千種さんですよね?」
「は、はい!そうですけど?私に何か?」
「私、NEW WINDというプロレス団体の社長の風間新といいます。」
いまだに慣れない自己紹介だ。
「あ、初めまして、結城千種です。わざわざ福岡から来てくださってありがとうございます。」
結城はペコリとお辞儀をしてくれた。可愛らしいなあ。
「いえいえ、入団したいけど遠くまではテストにいけないと書いてあったもので・・・」
「私、プロレスがやりたいんです。よろしくお願いします。」
「ありがとうございます。ところで、写真の感じと今の結城さんは大分違う印象を受けますが・・・」
「えっ? それはデザインが一新」
「えっ?いま何か?」
「いえ、何でもありません。 髪型を変えたからじゃないかな・・・あは
は」
結城は誤魔化すように笑う。
「あ・・・ああそうですよね。」
「道の真ん中で突っ立ってんじゃないわよ!」
突然怒鳴りつけられた私と結城はあわてて端によけ、その声の主を見た。
声の主は・・・結城千種と同い年くらいの少女だった。
自分の周りにオーラでバリアを張っている感じだが、可愛い事は可愛い。
・・・おっと私は何度もいうがロリコンではないぞ・・・
「まったく、いい年してこんな若い子ナンパして。ナンパするのはいいけど、邪魔にならないところでやってよね。」
おいおいちょっと待て・・・
「べ、別にナンパしてるわけじゃないですよ・・・」
「そうですよ。 私にだって選ぶ権利は・・・あっ・・」
がーん・・・別にロリコンではないけど・・・ショック。
「ふーん。ま、どっちでもいいけど私には関係ないことだし。 で、ナンパじゃないなら何やってんの? 誘拐でもする気?」
あのなあ・・・
「この方はプロレス団体の社長さんなんです。 私は入団するつもりでお話を伺っていたんですよ。」
「へえ・・・プロレス団体ねえ。面白そうだわ。私も行っていい?」
はあ?
なんだコイツ・・・
「えっ?ま、まあいいけど・・・」
「じゃあ決まりね。 私は武藤めぐみ。 よろしく。」
武藤は私と結城に右手を差し出す。
「結城千種です。よろしくね。」
「風間新です。詳しい話は立ち話もなんですから、座って話しましょうか。」
あとで確認したことだが、この武藤めぐみと言う少女はスカウトリストにあがっていた東海地区のもう一人の候補者だった。
偶然って怖い・・・
◇3年目4月◇
フリー参戦だったジーナが都合により帰国、フリー契約を解除する事になった。
先だってスカウトした結城千種が今月デビューする。
あの日たまたま親戚の内へ向かう途中(だったそうだ)の武藤めぐみは来月デビュー予定だ。
今月はAACとの契約最後の月。
2年間提携してやってきたが、次の提携先が見つかったそうで、NEW WIND=AAC連合興行は今月が最後。
うちで持っているベルトには”AACの選手を挑戦させろ”という圧力がかかっており、伊達のシングル王座にはチョチョカラス、上南シスターズ(南&マッキー)のタッグ王座にはチョチョ&ジョーカー組が挑戦する事になっている。
どっちもなかなかの強敵ベルトを残すことが出来るかどうか。
◇AAC認定世界タッグ選手権試合◇
キャリア・総合力で勝る挑戦者組に窮地に追い込まれる上南シスターズ。
だがしかし、王者となった自覚が彼女たちをタフにした。
リング中央で、南の”必殺”ネオ・サザンクロスロックでチョチョカラスを戦闘不能まで追い込み、チェンジしたジョーカーをマッキーがパワーで圧倒! 圧倒!! 圧倒!!!
カットに入らんとしたチョチョを南がサザンブレーカーで押さえる間に、マッキ-得意のマッキータイガー(変形ダブルアーム・パイル)でピン。
○マッキー&南(25分05秒 マッキータイガー→体固め)チョチョ&ジョーカー×
初防衛に成功。
◇AAC認定世界ヘビー級選手権試合◇
チョチョの意地!
この一言で全て表現できる。
圧倒的に伊達ペースだったのだが、伊達の不意をついたボディスラムから”コーナー飛び乗り高速ムーンサルト”で一気に形勢逆転。
1度目はカウント2.5、2度目は2.8でクリアした伊達に対し、チョチョは執念の3度目のムーンサルト(最後は”必殺宣言”つき)でピン。
伊達が防衛に失敗し、AACの至宝は奪還されてしまった。
こうしてAACとの2年間の提携は終わった。
手元にAAC認定のJrベルトとタッグベルト、そしてこの2年で逞しく成長した一期生&2期生を置き土産に。
ありがとうAAC。
今度は海外防衛戦で会おう。
そして、次なる団体EWAがNEW WINDにやってくる。
私は噂の人材に会うために東海地区へとやってきた。
毎度の事だが、”15歳の少女”へ声をかけるという行為はどうもたまらん。
もちろん嬉しくて堪らないというわけではないぞ。
私は”ロリコンではない”(苦笑)のだから。
誰かをスカウトしにいったら、援助と間違われて警察に突き出された事もあったしなあ・・・
このスカウト活動というのもなかなか大変だよ。
さて今回東海地区にきたのは、団体へ書類を送ってくれた娘に会うためだ。
彼女の名前は結城千種。
もう千種って名前だけでスターになれそう!
まずは確認しようと思ってやってきたのだが・・・
どうやらあの子らしいけど・・・彼女でいいのかな?
ちょっと応募写真とイメージが違うけど・・・
「あの、結城千種さんですよね?」
「は、はい!そうですけど?私に何か?」
「私、NEW WINDというプロレス団体の社長の風間新といいます。」
いまだに慣れない自己紹介だ。
「あ、初めまして、結城千種です。わざわざ福岡から来てくださってありがとうございます。」
結城はペコリとお辞儀をしてくれた。可愛らしいなあ。
「いえいえ、入団したいけど遠くまではテストにいけないと書いてあったもので・・・」
「私、プロレスがやりたいんです。よろしくお願いします。」
「ありがとうございます。ところで、写真の感じと今の結城さんは大分違う印象を受けますが・・・」
「えっ? それは
「えっ?いま何か?」
「いえ、何でもありません。 髪型を変えたからじゃないかな・・・あは
は」
結城は誤魔化すように笑う。
「あ・・・ああそうですよね。」
「道の真ん中で突っ立ってんじゃないわよ!」
突然怒鳴りつけられた私と結城はあわてて端によけ、その声の主を見た。
声の主は・・・結城千種と同い年くらいの少女だった。
自分の周りにオーラでバリアを張っている感じだが、可愛い事は可愛い。
・・・おっと私は何度もいうがロリコンではないぞ・・・
「まったく、いい年してこんな若い子ナンパして。ナンパするのはいいけど、邪魔にならないところでやってよね。」
おいおいちょっと待て・・・
「べ、別にナンパしてるわけじゃないですよ・・・」
「そうですよ。 私にだって選ぶ権利は・・・あっ・・」
がーん・・・別にロリコンではないけど・・・ショック。
「ふーん。ま、どっちでもいいけど私には関係ないことだし。 で、ナンパじゃないなら何やってんの? 誘拐でもする気?」
あのなあ・・・
「この方はプロレス団体の社長さんなんです。 私は入団するつもりでお話を伺っていたんですよ。」
「へえ・・・プロレス団体ねえ。面白そうだわ。私も行っていい?」
はあ?
なんだコイツ・・・
「えっ?ま、まあいいけど・・・」
「じゃあ決まりね。 私は武藤めぐみ。 よろしく。」
武藤は私と結城に右手を差し出す。
「結城千種です。よろしくね。」
「風間新です。詳しい話は立ち話もなんですから、座って話しましょうか。」
あとで確認したことだが、この武藤めぐみと言う少女はスカウトリストにあがっていた東海地区のもう一人の候補者だった。
偶然って怖い・・・
◇3年目4月◇
フリー参戦だったジーナが都合により帰国、フリー契約を解除する事になった。
先だってスカウトした結城千種が今月デビューする。
あの日たまたま親戚の内へ向かう途中(だったそうだ)の武藤めぐみは来月デビュー予定だ。
今月はAACとの契約最後の月。
2年間提携してやってきたが、次の提携先が見つかったそうで、NEW WIND=AAC連合興行は今月が最後。
うちで持っているベルトには”AACの選手を挑戦させろ”という圧力がかかっており、伊達のシングル王座にはチョチョカラス、上南シスターズ(南&マッキー)のタッグ王座にはチョチョ&ジョーカー組が挑戦する事になっている。
どっちもなかなかの強敵ベルトを残すことが出来るかどうか。
◇AAC認定世界タッグ選手権試合◇
キャリア・総合力で勝る挑戦者組に窮地に追い込まれる上南シスターズ。
だがしかし、王者となった自覚が彼女たちをタフにした。
リング中央で、南の”必殺”ネオ・サザンクロスロックでチョチョカラスを戦闘不能まで追い込み、チェンジしたジョーカーをマッキーがパワーで圧倒! 圧倒!! 圧倒!!!
カットに入らんとしたチョチョを南がサザンブレーカーで押さえる間に、マッキ-得意のマッキータイガー(変形ダブルアーム・パイル)でピン。
○マッキー&南(25分05秒 マッキータイガー→体固め)チョチョ&ジョーカー×
初防衛に成功。
◇AAC認定世界ヘビー級選手権試合◇
チョチョの意地!
この一言で全て表現できる。
圧倒的に伊達ペースだったのだが、伊達の不意をついたボディスラムから”コーナー飛び乗り高速ムーンサルト”で一気に形勢逆転。
1度目はカウント2.5、2度目は2.8でクリアした伊達に対し、チョチョは執念の3度目のムーンサルト(最後は”必殺宣言”つき)でピン。
伊達が防衛に失敗し、AACの至宝は奪還されてしまった。
こうしてAACとの2年間の提携は終わった。
手元にAAC認定のJrベルトとタッグベルト、そしてこの2年で逞しく成長した一期生&2期生を置き土産に。
ありがとうAAC。
今度は海外防衛戦で会おう。
そして、次なる団体EWAがNEW WINDにやってくる。
PR