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”南より新風来る。”  その1
NEW WIND社長 風間新 手記より。 
※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
 ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
 それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ。
私の名前は、風間 新(かざま・しん)
 福岡が好きな福岡の人。
 なんとなく昔からプロレスが好きだったんだが、まさかプロレス団体の社長をやる事になるとは思いもしなかった。
 
 すべての始まりは昨年末に遡る。


 私には親がいない。
なぜいないのかは知らないが、いないことだけはわかっている。
 ずっと私を世話してくれた叔父がいたのだが、昨年末に他界。
その叔父が定年後の趣味?ではないが、始めるべく準備していたのがこの団体だったわけだ。
 といっても道場と宿舎・リングがある程度で所属選手もいないんだよな。
 叔父の遺言で「女子プロレスの再生を・・・」なんていわれちゃやるしかないか?! って感じなんだよね。 

 団体名は・・・

NEW WIND

 新風・新しい風ってところかな。
女子プロレス界、いやプロレス界に新風を巻き起こしてやるさ!!

 ま”風”間”新”だから新風でもあるけどね。

 最初は南からの風って事で”南風”にしようかなとも思ったんだ。
だが、さすがにそれだと某漫画の喫茶店みたいだし、エースは南って人にしなきゃいけない(笑)
 コンセプトとしては全てにおいてNO1を目指す!って事。
だから伸びそうもない奴やアイドル的なのはいらない。
 格闘ヒロインは強ければ人気になるものさ。

 そして海外団体とは提携する。

 なぜか? 

 それはお手本になるし、客も呼べるから。
やっぱり新人だけで始めるなら客が呼べるのは外人しかないだろう。
 そのうち所属選手だけで福岡ドーム(いまは変な名前がついてるが福岡ドームの方が好きだ)を超満員にしてやる。
 その為には地元九州出身のスターを育てないとな。
宮崎にいいのがいるという噂は聞いているので、スカウトしに行ってみるか。
 もちろん一期生の入団テストを見てからだが。
 私はプロレスに関しては素人だから、現場の監督は元プロレスラーのダンディ須永氏にお願いしてある。
 華麗な技で観客を魅了してくれた須永氏ならきちんと指導してくれるはず。
 ”魅せる”という事は大事なことだからね。

 というわけで旗揚げ前の下準備は着々と進んでいる。

 あとはいかに選手を確保するかだが・・・
あの選手をスカウトできれば軸になってくれるはずだ。

◇1年目4月◇

 新人テストを行う。
審査員は私 風間新と、現場監督のダンディ須永氏。
 応募総数は20名ほど。
これでも昨今の女子プロレスの状況からすると多いらしい。
 昔は何百人と受けていた時代もあったらしいのに。。。

 さて採用したのは2名。
すでにリングネームまで考えてきた”ラッキー内田”と、お隣四国から来た、南利美だ。
 南の方はどこかでみたことがあったような、なかったような。
でもなんとなく”絶対獲らないといけない選手”だと思った。
 そうか、”南”だからかも。
団体名が南風で行ってたら・・・って想いがあったのかもね。

「どちらも関節技が得意そうなタイプです。 年齢的な面を考えればラッキーの方が伸びそうな気もしますが、私が見たかぎり素質という意味では南の方がやや上かなと思いますよ。」
 とはダンディ須永氏の弁。



 一期生のテストを確認した私は、さらなる人材をスカウトすべく、一路宮崎へと向かった。

 もちろん評判の逸材をこの目で確認したかったからだ。

 そして・・・こんな若い子に声をかけるなんて不審者に思われないかとどきどきしながら声をかけた。
「あの、伊達遥さんですよね?」
背は170cmはあるだろうか。
「そ・・・そうですけど・・・あ、あの・・・」
少女は明らかに警戒した感じだ。
 不審に思われたか?
「私はプロレス団体を経営している者なんですが・・・」
といって私は名詞を差し出した。
 ああ。。。我ながらなんて怪しい自己紹介なんだ・・・
会社を経営してるとかならなんとなく分かるけど・・・プロレス団体を経営してるなっていって通じるのか??
「しゃ・・社長さん?」
あらま通じたよ。
どうやらこの子は不審に思ったんじゃなくて、人見知りなんだな。
「はい。 伊達遥さんに是非うちの団体に入っていただきたくて、お伺いしたんです。」
 うーん、これでいいのか?
「・・・はい。 」

 え・・・!!?

「入団していただけるんですか?」
 私は驚いていた。
まだ条件提示もどんな団体かも伝えてないのに・・・

 色々練ってきた作戦がパー!!だけど、ま、いっか。

「はい。 よ・・・よろしくお願いいたします。」
「こちらこそよろしくお願いします。詳しくはまたご説明させていただきますね。」

 これでNEW WIND女子プロレス(略称NEW WIND)の核となるスター選手を確保できた。
 伊達遥を絶対スターにしてやる!!!

 と、私は宮崎の夕日に誓った。
「ス・・・スターですか?」
伊達は目をパチクリさせていた。
  

 △ダンディ須永氏 プロフィール△
 通称ダンディ・ドラゴンと呼ばれ、フリー選手としてデビュー。
その後もフリーとして、幾多の団体に上がってきた。

 ファイトスタイルは、魅せる華麗なプロレス。

DDTならスイング式、ニールキックはスワンダイブ、パワーボムならジャンピングやランニング式、垂直落下なら旋回式・・・というように、常に一動作余計(笑)。
 ダンディ・ドラゴンと呼ばれるだけに、ドラゴン・スープレックス、ドラゴンスリーパー、ドラゴンスクリュー、ドラゴンロケットなど藤波技を得意とし、またドラゴン・ラナなどその他ドラゴン技も得意。
 ラ・マヒストラル、フランケンシュタイナー、ウラカン・ラナなど丸め込みの達人でもある。

 レスラーとしては早めに引退(40歳)したが、そのテクニックはいまだ衰えていない。 
 今回 これという話題のないNEW WINDの旗揚げの目玉として団体に加わる。

 あの須永が育てるなら・・・という期待感を持たせたいというのが団体的な意向。

 風間新の叔父とは古くからの付き合いがあった。






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2006/09/13 02:15 | Comments(0) | NEW WIND編

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