NEW WIND社長 風間 新 手記より。
※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ。
※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ。
◇8年目8月◇
今月はAACタッグの防衛の為、永沢&吉田のフレッシュコンビが海外遠征。
今のあの二人なら、AACの所属選手にはまず負けないだろう。
私は今回仕事の都合で帯同できないので、ダンディ須永氏に責任者として同行してもらっている。
AACはダンディさんが上がった事のあるリングだし、適任だろうね。
さて国内の方の方に話を移そうか。
ずっとメインクラスで活躍していた南だったが、今は第一線から引き、前座で若手の指南役をしてくれている。
7期のフェニ、8期のスイレン&シャイの3人と連日タッグを組んだり、シングルで当たったりしながら”プロレスの試合の作り方”・”盛り上げ方”などを実戦で叩きこんでくれている。
以前本人が言っていたようにコーチ向きではないが、実戦での教え方は巧い。
1期としてデビューしてからずっと後輩を見ているのだから、それも当然なのかもしれないけどね。
だけど兼任コーチに就任している伊達は別として、同じ1期の氷室やマッキーに同じ事ができるかといえば無理だろう。
マッキーはすぐにムキになるし、氷室は捉えどころがない。
・・・まあ南も関節技を仕掛ける時は加減してないような気もするんだけどね。
「ポイントは体で覚えるものよ。」
と呟きながら、楽しそうに関節を極めている姿は楽しんでいるようにしか見えないけどなあ。
ちなみにフェニが今一番のターゲットになっていて、試合でバシバシ関節を極められて悲鳴を上げている。
「遥に勝ちたいのなら、ちゃんと関節技を覚えておきなさい。遥の弱点なのだから。」
と、本気のネオ・サザンで締め上げる。
「いやああ・・・」
フェニは右手でマットを叩いてギブアップを表明した。
「15分12秒 ネオ・サザンクロスロックで勝者 南利美!」
「あら終わり?」
物足りなそうな南。
「片倉、そんなことじゃ遥には勝てないわよ。」
スイレン&シャイも同じようにネオ・サザンの餌食に・・・
全体的に衰えを見せているとは言え、南の関節技の鋭さは健在。
まだまだスタミナさえ持てば上位戦線でもやれそうだけどね。
で、その上位戦線では久々に波乱。
EWA王者結城が7度目の防衛に失敗したのだ。
絶対王者となりつつあった結城の牙城を崩したのは、”盟友”であり”ライバル”でもある武藤。
混戦を制したのは武藤の“必殺”ダブルスピン・ムーンサルト。(22分28秒)
最初は武藤&結城で表記されたνジェネも最近は結城&武藤と呼ばれることが多くなり、日本マット界トップレベルの実力を持ちながらも結城という太陽の影になっていた武藤。
プライドの高い彼女にとってそれは屈辱だったに違いない。
常々「あの娘に負けられないの。」と言っていることからもそれは想像できる。
だが、現実には結城の方が戦績・実績ともに上。
この勝利でどこまで結城との差が縮まるか・・・
結城と武藤のライバルストーリーはまだまだ続く・・・きっとレスラーでなくなってもお互い意識するのではないかなあ。
などと考えていた私の予想を超える出来事が起きる。
それは翌月、8年目9月シリーズで起きた。
シリーズ第2戦、この日のメインイベントは結城VS永沢
いくら永沢が成長してきているとはいえ、普通は結城の勝利。
私も、観客もそう思ってこの試合を見ていた。
試合は互角。
「永沢もやるようになったなあ・・・」
という声が客席から漏れる。
私もまったく同じ意見だったが、この時点では“永沢、善戦したな”という気持ちだったったのは否定しない。
試合終盤、永沢のテキーラサンライズがカウント2.8でクリアされた時、“やっぱり結城の勝ちだな・・・”という空気になった。
だが、ここからがいつもの永沢ではない。
いつもならテキーラの後で打つ手がなくてジリ貧になる永沢だったが、ここで“奥の手”。
永沢の隠しフィニッシュホールドであるパワーボムが結城に炸裂。
だが、この時も客席の空気は“結城なら返すだろ”だった。
だが・・・結城は反応しなかった。
レフェリーのトニー館はやや興奮気味に3度目の右手を振り下ろす。
・・・カウント3。
一瞬の静寂の後、大歓声が巻き起こった。
「永沢が勝っちゃったよ!」
と私の後ろに座っていた青年が叫ぶ。
これは私も同じ意見。
“永沢、正直・・・スマンかった。”という感じだったよ。
「17分10秒、17分10秒・・・パワーボムからのエビ固めで勝者、永沢舞!」
このコールに再び大歓声が上がった。
「へへ。やっちゃいました!!」
永沢は控え室ではしゃぐ。
「舞、よくやったね。」
伊達が永沢をギュッと抱きしめた。
「ありがとう、遥さんのおかげですう。」
「私じゃないよ、舞が頑張ったから・・・」
なおも力を入れる伊達。
「は、遥か・・・さん・・・苦しいですう・・・」
伊達はベア・ハッグを使えるようになったらしいな・・・
だがこれだけでは終わらない。
続くシリーズ第3戦 この日のメインは武藤VS永沢。
第2戦での永沢の勝利が伝わり、客席は現EWA王者武藤を永沢が撃破することを期待していた。
「多分無理だろうけどな。」
「いやわっかんないぜ~?結城よりも武藤の方が全然弱いしさ。あの結城に勝ったんだから武藤にあっさり勝ってもおかしくはないよな。」
常連客がロビーで話しているのを私は聞いていた。
彼らは一番安い立ち見席を押さえ、移動は新幹線などを使わずにローカル線や夜行バスなどを使って各会場にやってきてくれているコアファンだ。
全国巡業をしているうちを全部見ているのは彼らぐらいのものだろう。
その分目は肥えているので、彼らの評価は侮れない。
“・・・やはり結城を上に見るか。”
そして彼の言葉どおり”格上”の結城を破っている永沢は、武藤をあっさり超えた。
「11分26秒、テキーラサンライズにより勝者永沢舞!」
永沢時代の到来か?
常に身近に見えていたけど届かなかった、1年先輩の3期生、結城と武藤という高い壁をようやく超え、永沢は天高く舞う。
結城も武藤も後輩に負けたのはこれが初めてとあって、ノーコメントだった。
ショックが大きいのだろう。
でも自分たちも同じように先輩を撃破して頂点まで辿りついたわけだし、これもまたプロレスだと思う。
さらに勢いづいた永沢は第5戦で組まれたAACタッグの防衛戦も勝利。
永沢&吉田が撃破した相手はあの“ホワイトスノー”カンナ&みこと。
永沢がみことからピンを奪い、3度目の防衛に成功している。
○永沢&吉田(20分29秒 ブリザードスープレックス)カンナ&みこと×
で、永沢の勢いはまだまだ止まらない。
続く第6戦では強豪カオスをテキーラ葬。
昔あれだけパワーで圧倒された相手を見事に投げきって勝利を収めてみせた。
成長したなあ・・・ホントに。
この永沢に引っ張られるようにしてパートナーの吉田も最終戦のセミファイナルでみことにフォール勝利。
シングルでの勝利を収めた吉田は、リング上で「どうだあ!!」と咆哮した。
「龍子さんも成長しました。今までは後輩としてみていましたが、これからは好敵手として見て、お互いに切磋琢磨していきたいですね。」
これは試合後のみことのコメント。
永沢が天高く舞い、吉田が昇り龍になる。
この二人がもっともっと上に食い込んできた時、NEW WINDは面白くなると思う。
そして迎えた最終戦のメインイベントは伊達VS永沢。
すでに師匠超えは果たし、そして師より上にいた結城&武藤を撃破した永沢。
勢いからしてここも永沢の楽勝かと思われたが、この日の伊達は鬼だった。
徹底した“暴れん坊なヒザ”攻撃で永沢をマットに何度も這わせる。
フェニックスJ(ジャンピングニー)が永沢の顔面を、フェニックスニー(ニーリフト)が永沢の腹部を打ち抜く。
そして、シャイニングフェニックスがパーフェクトに決まり、永沢は崩れ落ちた。
誰もがこれで決まったと思ったが伊達はフォールに行かない。
永沢がようやく立ち上がったところへ、助走つきのハイキックが側頭部へ。
ここで伊達はようやくカバーに行く。しかも、踏みつけ式だ。
屈辱的なフォール方法だが、最後の技の決まり具合から見ても、どう考えても返せるわけがなかった。
「19分37秒 ハイキックからの体固めで勝者 伊達遥!」
容赦なく叩き潰す試合。
これは伊達の外敵迎撃用のファイトスタイルで、団体内の選手に使う事は稀。それにかつての愛弟子永沢に出すとは思わなかった。
「自惚れはいけない。・・・まだまだだって事を知って欲しかったから・・・」
伊達のコメントはこれだけだったが、かつての弟子永沢舞への強烈なメッセージだったと思う。
”天高く舞うために、永沢舞よもっともっと強くなれ!”
それが未来を創る。
でも、伊達・・・やりすぎじゃないの?
「あれでいいのよ。あそこで遥が負けたら調子に乗りすぎてしまうじゃない。」
と南は涼しい顔。
「でもやりすぎだと思うけどな。」
「別に”遺恨が残る試合”じゃなかったわ。遥の攻めはきびしかったけど、愛がある戦い方だったから。」
伊達の厳しさを永沢がどう感じて、それをどう活かすのか。
永沢舞よ、遥かなる山を超え、天高く舞え!!
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今月はAACタッグの防衛の為、永沢&吉田のフレッシュコンビが海外遠征。
今のあの二人なら、AACの所属選手にはまず負けないだろう。
私は今回仕事の都合で帯同できないので、ダンディ須永氏に責任者として同行してもらっている。
AACはダンディさんが上がった事のあるリングだし、適任だろうね。
さて国内の方の方に話を移そうか。
ずっとメインクラスで活躍していた南だったが、今は第一線から引き、前座で若手の指南役をしてくれている。
7期のフェニ、8期のスイレン&シャイの3人と連日タッグを組んだり、シングルで当たったりしながら”プロレスの試合の作り方”・”盛り上げ方”などを実戦で叩きこんでくれている。
以前本人が言っていたようにコーチ向きではないが、実戦での教え方は巧い。
1期としてデビューしてからずっと後輩を見ているのだから、それも当然なのかもしれないけどね。
だけど兼任コーチに就任している伊達は別として、同じ1期の氷室やマッキーに同じ事ができるかといえば無理だろう。
マッキーはすぐにムキになるし、氷室は捉えどころがない。
・・・まあ南も関節技を仕掛ける時は加減してないような気もするんだけどね。
「ポイントは体で覚えるものよ。」
と呟きながら、楽しそうに関節を極めている姿は楽しんでいるようにしか見えないけどなあ。
ちなみにフェニが今一番のターゲットになっていて、試合でバシバシ関節を極められて悲鳴を上げている。
「遥に勝ちたいのなら、ちゃんと関節技を覚えておきなさい。遥の弱点なのだから。」
と、本気のネオ・サザンで締め上げる。
「いやああ・・・」
フェニは右手でマットを叩いてギブアップを表明した。
「15分12秒 ネオ・サザンクロスロックで勝者 南利美!」
「あら終わり?」
物足りなそうな南。
「片倉、そんなことじゃ遥には勝てないわよ。」
スイレン&シャイも同じようにネオ・サザンの餌食に・・・
全体的に衰えを見せているとは言え、南の関節技の鋭さは健在。
まだまだスタミナさえ持てば上位戦線でもやれそうだけどね。
で、その上位戦線では久々に波乱。
EWA王者結城が7度目の防衛に失敗したのだ。
絶対王者となりつつあった結城の牙城を崩したのは、”盟友”であり”ライバル”でもある武藤。
混戦を制したのは武藤の“必殺”ダブルスピン・ムーンサルト。(22分28秒)
最初は武藤&結城で表記されたνジェネも最近は結城&武藤と呼ばれることが多くなり、日本マット界トップレベルの実力を持ちながらも結城という太陽の影になっていた武藤。
プライドの高い彼女にとってそれは屈辱だったに違いない。
常々「あの娘に負けられないの。」と言っていることからもそれは想像できる。
だが、現実には結城の方が戦績・実績ともに上。
この勝利でどこまで結城との差が縮まるか・・・
結城と武藤のライバルストーリーはまだまだ続く・・・きっとレスラーでなくなってもお互い意識するのではないかなあ。
などと考えていた私の予想を超える出来事が起きる。
それは翌月、8年目9月シリーズで起きた。
シリーズ第2戦、この日のメインイベントは結城VS永沢
いくら永沢が成長してきているとはいえ、普通は結城の勝利。
私も、観客もそう思ってこの試合を見ていた。
試合は互角。
「永沢もやるようになったなあ・・・」
という声が客席から漏れる。
私もまったく同じ意見だったが、この時点では“永沢、善戦したな”という気持ちだったったのは否定しない。
試合終盤、永沢のテキーラサンライズがカウント2.8でクリアされた時、“やっぱり結城の勝ちだな・・・”という空気になった。
だが、ここからがいつもの永沢ではない。
いつもならテキーラの後で打つ手がなくてジリ貧になる永沢だったが、ここで“奥の手”。
永沢の隠しフィニッシュホールドであるパワーボムが結城に炸裂。
だが、この時も客席の空気は“結城なら返すだろ”だった。
だが・・・結城は反応しなかった。
レフェリーのトニー館はやや興奮気味に3度目の右手を振り下ろす。
・・・カウント3。
一瞬の静寂の後、大歓声が巻き起こった。
「永沢が勝っちゃったよ!」
と私の後ろに座っていた青年が叫ぶ。
これは私も同じ意見。
“永沢、正直・・・スマンかった。”という感じだったよ。
「17分10秒、17分10秒・・・パワーボムからのエビ固めで勝者、永沢舞!」
このコールに再び大歓声が上がった。
「へへ。やっちゃいました!!」
永沢は控え室ではしゃぐ。
「舞、よくやったね。」
伊達が永沢をギュッと抱きしめた。
「ありがとう、遥さんのおかげですう。」
「私じゃないよ、舞が頑張ったから・・・」
なおも力を入れる伊達。
「は、遥か・・・さん・・・苦しいですう・・・」
伊達はベア・ハッグを使えるようになったらしいな・・・
だがこれだけでは終わらない。
続くシリーズ第3戦 この日のメインは武藤VS永沢。
第2戦での永沢の勝利が伝わり、客席は現EWA王者武藤を永沢が撃破することを期待していた。
「多分無理だろうけどな。」
「いやわっかんないぜ~?結城よりも武藤の方が全然弱いしさ。あの結城に勝ったんだから武藤にあっさり勝ってもおかしくはないよな。」
常連客がロビーで話しているのを私は聞いていた。
彼らは一番安い立ち見席を押さえ、移動は新幹線などを使わずにローカル線や夜行バスなどを使って各会場にやってきてくれているコアファンだ。
全国巡業をしているうちを全部見ているのは彼らぐらいのものだろう。
その分目は肥えているので、彼らの評価は侮れない。
“・・・やはり結城を上に見るか。”
そして彼の言葉どおり”格上”の結城を破っている永沢は、武藤をあっさり超えた。
「11分26秒、テキーラサンライズにより勝者永沢舞!」
永沢時代の到来か?
常に身近に見えていたけど届かなかった、1年先輩の3期生、結城と武藤という高い壁をようやく超え、永沢は天高く舞う。
結城も武藤も後輩に負けたのはこれが初めてとあって、ノーコメントだった。
ショックが大きいのだろう。
でも自分たちも同じように先輩を撃破して頂点まで辿りついたわけだし、これもまたプロレスだと思う。
さらに勢いづいた永沢は第5戦で組まれたAACタッグの防衛戦も勝利。
永沢&吉田が撃破した相手はあの“ホワイトスノー”カンナ&みこと。
永沢がみことからピンを奪い、3度目の防衛に成功している。
○永沢&吉田(20分29秒 ブリザードスープレックス)カンナ&みこと×
で、永沢の勢いはまだまだ止まらない。
続く第6戦では強豪カオスをテキーラ葬。
昔あれだけパワーで圧倒された相手を見事に投げきって勝利を収めてみせた。
成長したなあ・・・ホントに。
この永沢に引っ張られるようにしてパートナーの吉田も最終戦のセミファイナルでみことにフォール勝利。
シングルでの勝利を収めた吉田は、リング上で「どうだあ!!」と咆哮した。
「龍子さんも成長しました。今までは後輩としてみていましたが、これからは好敵手として見て、お互いに切磋琢磨していきたいですね。」
これは試合後のみことのコメント。
永沢が天高く舞い、吉田が昇り龍になる。
この二人がもっともっと上に食い込んできた時、NEW WINDは面白くなると思う。
そして迎えた最終戦のメインイベントは伊達VS永沢。
すでに師匠超えは果たし、そして師より上にいた結城&武藤を撃破した永沢。
勢いからしてここも永沢の楽勝かと思われたが、この日の伊達は鬼だった。
徹底した“暴れん坊なヒザ”攻撃で永沢をマットに何度も這わせる。
フェニックスJ(ジャンピングニー)が永沢の顔面を、フェニックスニー(ニーリフト)が永沢の腹部を打ち抜く。
そして、シャイニングフェニックスがパーフェクトに決まり、永沢は崩れ落ちた。
誰もがこれで決まったと思ったが伊達はフォールに行かない。
永沢がようやく立ち上がったところへ、助走つきのハイキックが側頭部へ。
ここで伊達はようやくカバーに行く。しかも、踏みつけ式だ。
屈辱的なフォール方法だが、最後の技の決まり具合から見ても、どう考えても返せるわけがなかった。
「19分37秒 ハイキックからの体固めで勝者 伊達遥!」
容赦なく叩き潰す試合。
これは伊達の外敵迎撃用のファイトスタイルで、団体内の選手に使う事は稀。それにかつての愛弟子永沢に出すとは思わなかった。
「自惚れはいけない。・・・まだまだだって事を知って欲しかったから・・・」
伊達のコメントはこれだけだったが、かつての弟子永沢舞への強烈なメッセージだったと思う。
”天高く舞うために、永沢舞よもっともっと強くなれ!”
それが未来を創る。
でも、伊達・・・やりすぎじゃないの?
「あれでいいのよ。あそこで遥が負けたら調子に乗りすぎてしまうじゃない。」
と南は涼しい顔。
「でもやりすぎだと思うけどな。」
「別に”遺恨が残る試合”じゃなかったわ。遥の攻めはきびしかったけど、愛がある戦い方だったから。」
伊達の厳しさを永沢がどう感じて、それをどう活かすのか。
永沢舞よ、遥かなる山を超え、天高く舞え!!
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