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”戦の女神” その60
NEW WIND社長 風間 新 手記より。


※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
 ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
 それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ。
 6年目11月はNEW WIND興行はお休み。
 負傷者続出でまともな興行が組めなくなったので休養をとる事にした。

 12月に予定しているイベントがあるので、ここで無理をするわけにはいかないのもあるし。
  永沢のように毎回治りかける度に無茶をして悪化されても困るわけだ
しね。
 
 永沢は8月から欠場、そんなに大したケガではなかったはずなんだが、すぐに動きたくなる性質らしく結局治らない。
 永沢にはなんとしても治してもらわないと来月のイベントに差し障りが出てしまうからね。
 なおWWCAから永沢と伊達のタッグ王座を返還するように求められたので応じる。
 永沢は悔しがったが、ケガを治さないのが悪い。

 6年目12月興行は恒例となりつつある12月のイベントを用意。
 一昨年は”Ex-sタッグリーグ”、昨年は”永沢舞ヴィクトリーロード”。
 ま、去年は一昨年に比べればちょっと弱かったけど、興行としては成功だったし、期待の若手永沢の急成長もあって開催してよかったと思っている。

 今年は昨年の比ではなく、一昨年のEx-sよりも数段上のイベント。
これで年末のプロレス界の話題は独占できるかもね。

 ”12月興行 NEW WIND・最強決定リーグ【イシュタル・インパクト】” 

◇全8戦 (リーグ戦は第2戦から開始)
☆エントリー選手☆ 
伊達遥、南利美、カンナ神威、草薙みこと、結城千種、武藤めぐみ、ダークスター・カオス、永沢舞
 
 このメンバーこそ団体のトップメンバーだろう。
永沢と氷室をどちらにするかは議論を重ねたが、実力が同じくらいなら若手にチャンスをという意見が多く永沢の選出となった。
 
 通常女子団体では”アテナ”や”ヴィーナス”などを大会名に入れたりしてるけど、ウチはちょっとひねって”イシュタル”とする事にした。
 ちょっとマイナーだけど、これも立派な女神の名前です。
「美と愛の女神」であり「豊穣の女神」であり、「戦の女神」でもある。
 ちょっと神話的には色々問題はあるかもしれないけど、美しさと強さの象徴としてはいいと思うんだけどね。
 
 ”戦う女性の美さは衝撃的だ!”・・・こんな感じかね?
ちょっと褒めすぎかな、自団体の子達に甘いね・・・

「ちょっと恥ずかしいわね。・・・ところで社長、私達って魅力的かしら?」
「え・・・ああ・・・もちろんさ。」
南の質問に私はどぎまぎしながら答える。
 これは本当のことだ。
普段はそうは思わなくても、やっぱりリングの上では別人だよ。
 純粋にプロレスのことを愛している彼女達の姿は女神とも、天使とも見える。
 ”格闘美神”だとか”レッスル・エンジェルス”なんて呼ぶ輩もいるらしいけどそれも分からなくない。
 ま、堕天使もいるけど(笑)

「あらなんか照れるわね。」
「・・・リング上だけな。あくまで。」
 私はそう冷たくいう。
「あーひどーい社長!」
「最低ね。」
「けっアホらし。」
「マッキー先輩は最初から関係ないと思いますが。」
「なんだとこらあ!」
「ほら、それですよ。」
「お前こそその口の悪さで・・・」
 ああいつもの大騒ぎに。
ここが道場じゃなければこんな騒ぎにはならないのになあ。 
「そう・・・リング上だけ・・・か。」
誰かが寂しそうに言ったのが聞こえたが誰かはわからなかった。
  
 
◇イシュタル・インパクト公式戦◇

 南VS永沢からこのイシュタル・インパクトはスタート。

 昨年よりも力をつけてきた永沢だが今回は休み明けがどうでるか。
鉄砲が効くタイプならいけるだろうけど・・・どうかな。
 
 このカードなら、しばらく前までなら南は余裕の表情を崩さなかったけど、今回は勝手が違ったらしい。
 
 終盤に永沢の必殺技テキーラサンライズを受けた時には余裕がなくなっていた。
 テキーラはそれでも2.5で返すところが南の実力だが、その起き上がりを永沢に裏拳で狙われ再びフォールされてしまう。
 
これはまだまだ2.8で返す南。

 永沢がアピールしている隙をつきランニング式の掌底を叩きこみフォールに持っていく。
 伊達がセコンドにいたら顔をしかめる場面だが、伊達は次の試合に出場するので、控え室にいる。
 もっともモニター越しに見て顔をしかめていたとは聞いたけどね。
 
 さて、以前の永沢ならここで終わっていたが今の永沢は別人といえるほど成長している。
 これを余裕で2.8で返すと、ブリザード・スープレックスへ。
タイミング的には決まったかに思えたのだが、勢いあまって両者場外転落。
 正確には転落しそうになった南が永沢を道連れに場外へ転落したんだが。

 両者場外カウント3で立ち上がると、永沢がここで・・・驚愕の技を見せる。
 場外に引いてあるマットを引き剥がすと、そこへ向かってテキーラサンライズ!!

 すげえ・・・って永沢?自分も痛いのでは・・・?

 案の定二人してダウン・・・
 
 あのなあ・・・普通はパイルドライバーとかパワーボムとかDDTとかだろう。
 ボディスラムとかでもいいけど。
 
 自分にダメージが残りにくいようにするもんだけど、ここは・・・若さだな。
 
 カウント9でようやく起き上がって場内へと戻ろうとする永沢。
だが、南がそれに組み付き・・・なんとここでジャーマン!!

 だから~!!
それじゃ自分も・・・南もまだ若い・・・か。

 本部席の前で二人ともダウン。
大事ないといいけど・・・本当に大丈夫かな・・・
 カウントは進んでいく。
カウント16でようやく二人が立ち上がり、のろのろとリングへと向かう。
 場外カウント18でエプロンへとたどりついた二人はセコンドの助けも借りつつリングへと転がり込む。
 
 あわや両リン(両者リングアウト)かと思われたがなんとか生還。
・・・どっちも体力の限界を超えているのは確かだ。
 最後の力を振り絞って”たいあたり”を狙う永沢。
多分今の状態ではこれが精一杯だろうし、これでも十分フィニッシュになる。
 だが南はこの突進を利用し、フェイスクラッシャーで永沢の顔面をマットに叩きつけた。
  
 もはやこれを返すことは無理だ。永沢は静かに3カウントを聞いた。

○南(24分20秒 フェイスクラッシャー→体固め)永沢×

 公式リーグ2戦目は武藤VS伊達。
これは好試合になるとだれもが期待するカードなんだが・・・  

 これがまったくの期待はずれで、伊達の”暴れん坊なヒザ”が面白いように決まってしまい、余裕で3カウントを奪ってしまった。
×武藤(14分34秒 フェニックスニー→体固め)伊達○
 
 試合後には武藤へ罵声が飛ぶ始末。
一体どうしたのか・・・武藤と伊達ならこんな試合にはならないのだけど・・・

 公式リーグ戦第3試合では因縁のカンナとカオスが早くも対決。

 カンナのバックドロップで場外に転落するまではカンナペースだったのだが、場外で(もちろんマットなしの状況で)カオスが放ったのはバックドロップとパワーボム。
 この強烈コンボにカンナは完全にグロッキー。
そんな状況でリング内でダークスター・ハンマーを食らっては・・・
   
×カンナ(12分59秒 ダークスター・ハンマー→体固め)カオス○

 初日のメインは結城VSみこと。
投げ技主体の両者だけに、投げの技量差が大きく影響してしまう。
 みことの草薙流の投げをことごとくブロック。
ハイスパートレスリングタイプの結城は相手の技を出させずに勝つという部分がある。
 心に響くプロレスではないのだが・・・このスタイルが好きなファンも多く、正直困っているのだが。
 みことの流血もあってペースをつかめないまま、結城の猛攻という激流に飲み込まれてしまった感がある。
 ○結城(12分33秒 草薙”風”兜落し(変形裏投げ風裏投げ)→体固め)みこと×
 
 最後はご丁寧にみことの得意技”草薙流兜落し”を真似た”草薙風兜落し”なる技でフィニッシュ。
 裏投げ使いの結城ならできて不思議はないけど。
多分盛り上がりに欠けたので、話題を少し振ろうとしたんだろうな。
 
 今日の公式リーグは私から見て少々不満。

 まだこんなもんじゃない!

なおアンケートの結果 本日のベストバウトは南VS永沢だった。
 
 これには私も納得。
二人ともケガもなかったしね。
 

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2006/11/28 18:20 | Comments(0) | NEW WIND編

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