NEW WIND社長 風間 新 手記より。
※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ。
※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ。
◇6年目7月◇
「ほへえ!?」
社長室で3時のおやつをほお張っていた私は、突然の報告におやつを口に含んだまま驚いた。
井上さんの情報は二つ。
一つは吉田のJr王座返上の表明と、それにともなう最後の防衛戦の為のWWCA遠征。これは想定範囲内だ。
「ついでといっては何ですが、吉田には写真集のオファーが来てますが。」
吉田は黙っていれば”綺麗なお姉さん”に見えなくもない。
まだ、デビュー2年目16歳だけど、大人びて見えるので19歳にも見えなくない。
海外遠征のついでにといっては悪いが、ロケも海外で出来るだろう。
「あと、先ほども申しましたが、カンナが練習のオーバーワークで負傷。
今シリーズは出場できません。」
うーんこれは問題。
カンナはベルトを保持しているし、集客力も高いので欠場は痛い。
今月は若手の成長株吉田と、エース格のカンナを欠く陣容での興行になってしまうな。
「仕方ない。 課題克服もかねてシングルを厚めにするか。」
私は一旦発表しかけた対戦カード表をくしゃくしゃと丸めるてゴミ箱へと放りなげ・・・ようとしたが、これは秘密情報なだけに思いとどまり、シュレッダーにかける事にした。
何しろ最近は情報管理がうるさいからね。
個人情報保護士
のような資格もあるわけだし。
私はマッチメイク会議を開くべく、南と伊達を呼び出す事にした。
◇永沢舞ヴィクトリーロード2◇
永沢のヴィクトリーロードの続編として、先輩達(マッキー&ラッキー&氷室)にシングルで挑戦する。
後輩の吉田が全敗した相手だけに、先輩として永沢には最低でも1勝はしてもらわないと。
対する一期生3人はここで負けるようなことがあれば確実に立場が悪くなる。
リングは実力社会。
これもまた運命なの・・・か、氷室?
☆ヴィクトリーロード2第1戦☆
ラッキーの上手い試合運びと要所要所で繰り出される関節技に苦しめられた永沢だったが・・・WWCAタッグ戦線で鍛えられた投げ技一発で形勢逆転!
最後は永沢の代名詞となりつつある必殺のテキーラサンライズでラッキーを沈めてみせた。
○永沢(15分36秒 テキーラサンライズ)ラッキー×
4期生に敗れたラッキーはショックが大きく、コメントが残せるような状況ではなかった。
☆ヴィクトリーロード2第2戦☆
マッキーのパワー技に苦戦する永沢。
だが、マッキー程度のパワーな余裕ではないけれど受けきるだけのタフさは身に着けたようだ。
受けきった上で投げでの形成逆転。
永沢の投げの威力はすでに超一流の域に到達しつつある。
他の技との差が大きいけどね。
結局マッキーもテキーラで撃沈。
○永沢(14分14秒 テキーラサンライズ)マッキー×
ジューシーペアが揃って敗退。
永沢はそこまで成長してきたか・・・
経営者としては新世代の成長は嬉しいけど、旗揚げのころから見ているマッキー&ラッキーが負けるのはちょっと寂しい・・・
複雑だなあ・・・
☆永沢舞ヴィクトリーロード2第3戦☆
VS一期生の3人目は氷室。
勢いで上回る永沢だったが、勢い任せの”たいあたり”で主導権を握ろうとするが、勢いを氷室に関節技で切り返されてしまう。
投げで打開を狙うが、組み付いたところを関節技で切り返され、グラウンドで苦戦する場面が連発。
全体的にみれば技の威力は永沢が上だったのだが、氷室が要所要所で極める関節技が永沢の体力を奪っていく。
最後はリング中央で氷室必殺の”紫龍”で永沢がギブアップ。
永沢舞ヴィクトリーロード2は2勝1敗で終了となった。
「おめでとう・・・舞。」
「遥さん・・・でも紫月さんに負けたのが悔しいですう。」
「次・・・勝つの。」
伊達は二コリと笑う。
「はい!頑張ります!」
永沢はある意味素直だよね。
まだまだ期待できそうだな・・・伊達、頼むよ。
◇最終戦◇
7月シリーズの最終戦は豪華版。
NEW WINDマットの上位選手同士のシングル3本立てだ。
☆1本目 草薙みこと VS 南利美
シリーズ序盤にもこのシングルは組まれており、みことの草薙流裸絞めでみことが勝利している。
最近は組んでいないがタッグ王者にも輝いた事のある”パーフェクツ”の同門対決でもある。
みことのファイトスタイルは南の影響を受けているので、南とは基本的に手が合う。
序盤のエルボーの打ち合い、エルボー狙いを脇固めで切り返す切り返し、離れての掌底で削り合い。
合わせ鏡のように同じ技で対抗していく。
だが・・・同じように見えて、みことの攻撃の方が確実に重い。
徐々に均衡が崩れ始めると、雪崩のようにみことの投げ技ラッシュが始まる。
うっちゃり(変形のフロントスープレックス)→草薙流兜落し(変形裏投げ)→草薙流竜巻兜落し固め(旋回式JOサイクロンSH)とつなぎ、南の体力を奪う。
南もヒートしたか珍しいジャーマンを見せるが、みことは投げの受けが強い。
何事もなかったかのように立ち上がったみことは、”秘技”高角度草薙流竜巻兜落し固め!
だが南も一期生の意地でこれを2.9でクリア。
驚愕の表情を浮かべるみことを必殺のネオ・サザンクロスロックに捕らえる。
長時間捕まってしまったみことだったが、なんとか振りほどく事に成功。
最後は草薙流裸絞め(変形ドラゴンスリーパー)で南がギブアップ。
みことはかつてのタッグパートナーに成長を見せつけた形となった。
「南さん・・・ありがとうございました。」
リングで最敬礼をするみこと。
南もそれに応え、さわやかにリングを去っていく。
その表情は、負けたとは思えないほど満足そうだった。
○みこと(13分14秒 草薙流裸絞め)南×
☆2本目 結城千種 VS ダークスター・カオス
最近不調の結城と、絶好調のカオスの対決。
結城はシングル王座を保持している以上、ここで負ける事は許されない。
カオスは序盤から重い(新人なら一撃沈むだろう)ダークスター・ハンマーを連発し、結城は得意の投げでカオスの巨体(女性に対して失礼かもしれないが・・・)をマットに強烈に叩きつける。
結城、カオスともに短期決戦スタイルを得意としているので展開が速い。
最後はダークスターハンマーを耐え切った結城のバックドロップ2連発
で結城が勝利。
○結城(11分44秒 バックドロップ→体固め)カオス×
☆3本目 伊達遥 VS 武藤めぐみ
受けの上手さとタフネスでロングマッチを得意とする伊達と、結城同様にハイスパートレスリングを得意とする武藤。
お互いに相手の得意な試合にはしないようにしているので、序盤は微妙にスイングしない。
エルボーで確実に削りにいく伊達と、隙あれば大技で流れを変えようとする武藤とでは仕方ないのかもしれないが、これは課題だな。
当然柔軟性の高い伊達がハイスパートレスリングに付き合う形になるが、基本的に伊達の方が攻撃が重い。
伊達は”暴れん坊なヒザ”コンボで武藤をほぼKO状況に持っていくと、最後はアキレス腱固めで武藤からギブアップを奪った。
これには会場中びっくり!
伊達がギブアップ勝利を収めるのは極めてまれな、いわゆる”大事件”なのだから当然だが。
そもそも勝利した伊達自身が驚いているのだから・・・その珍しさが解ろうというもの。
やられた武藤は「完全に極められて・・・私もびっくりしてギブアップしたのよ・・・」
と力なく応えるのがやっと。
○伊達(15分57秒 伊達流サザンブレーカー)武藤×
1度はアキレス腱固めと発表されたが、大会終了後に”伊達流サザンブレーカー”訂正。
伊達が南に教わったとの事で、南のサザンブレーカーとは伊達の体格の分形が違うので伊達流がつく事になった。
「リーチとコンパスが違うから同じ形にはならないのよ。完璧じゃないわね」とは南の弁。
関節防御はまったく進歩しない伊達だが、関節技の方が上手くなったなあ。
まだまだ課題も多いけど、毎月進化した形を皆が見せてくれるのは社長として嬉しいよ。
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「ほへえ!?」
社長室で3時のおやつをほお張っていた私は、突然の報告におやつを口に含んだまま驚いた。
井上さんの情報は二つ。
一つは吉田のJr王座返上の表明と、それにともなう最後の防衛戦の為のWWCA遠征。これは想定範囲内だ。
「ついでといっては何ですが、吉田には写真集のオファーが来てますが。」
吉田は黙っていれば”綺麗なお姉さん”に見えなくもない。
まだ、デビュー2年目16歳だけど、大人びて見えるので19歳にも見えなくない。
海外遠征のついでにといっては悪いが、ロケも海外で出来るだろう。
「あと、先ほども申しましたが、カンナが練習のオーバーワークで負傷。
今シリーズは出場できません。」
うーんこれは問題。
カンナはベルトを保持しているし、集客力も高いので欠場は痛い。
今月は若手の成長株吉田と、エース格のカンナを欠く陣容での興行になってしまうな。
「仕方ない。 課題克服もかねてシングルを厚めにするか。」
私は一旦発表しかけた対戦カード表をくしゃくしゃと丸めるてゴミ箱へと放りなげ・・・ようとしたが、これは秘密情報なだけに思いとどまり、シュレッダーにかける事にした。
何しろ最近は情報管理がうるさいからね。
個人情報保護士
のような資格もあるわけだし。
私はマッチメイク会議を開くべく、南と伊達を呼び出す事にした。
◇永沢舞ヴィクトリーロード2◇
永沢のヴィクトリーロードの続編として、先輩達(マッキー&ラッキー&氷室)にシングルで挑戦する。
後輩の吉田が全敗した相手だけに、先輩として永沢には最低でも1勝はしてもらわないと。
対する一期生3人はここで負けるようなことがあれば確実に立場が悪くなる。
リングは実力社会。
これもまた運命なの・・・か、氷室?
☆ヴィクトリーロード2第1戦☆
ラッキーの上手い試合運びと要所要所で繰り出される関節技に苦しめられた永沢だったが・・・WWCAタッグ戦線で鍛えられた投げ技一発で形勢逆転!
最後は永沢の代名詞となりつつある必殺のテキーラサンライズでラッキーを沈めてみせた。
○永沢(15分36秒 テキーラサンライズ)ラッキー×
4期生に敗れたラッキーはショックが大きく、コメントが残せるような状況ではなかった。
☆ヴィクトリーロード2第2戦☆
マッキーのパワー技に苦戦する永沢。
だが、マッキー程度のパワーな余裕ではないけれど受けきるだけのタフさは身に着けたようだ。
受けきった上で投げでの形成逆転。
永沢の投げの威力はすでに超一流の域に到達しつつある。
他の技との差が大きいけどね。
結局マッキーもテキーラで撃沈。
○永沢(14分14秒 テキーラサンライズ)マッキー×
ジューシーペアが揃って敗退。
永沢はそこまで成長してきたか・・・
経営者としては新世代の成長は嬉しいけど、旗揚げのころから見ているマッキー&ラッキーが負けるのはちょっと寂しい・・・
複雑だなあ・・・
☆永沢舞ヴィクトリーロード2第3戦☆
VS一期生の3人目は氷室。
勢いで上回る永沢だったが、勢い任せの”たいあたり”で主導権を握ろうとするが、勢いを氷室に関節技で切り返されてしまう。
投げで打開を狙うが、組み付いたところを関節技で切り返され、グラウンドで苦戦する場面が連発。
全体的にみれば技の威力は永沢が上だったのだが、氷室が要所要所で極める関節技が永沢の体力を奪っていく。
最後はリング中央で氷室必殺の”紫龍”で永沢がギブアップ。
永沢舞ヴィクトリーロード2は2勝1敗で終了となった。
「おめでとう・・・舞。」
「遥さん・・・でも紫月さんに負けたのが悔しいですう。」
「次・・・勝つの。」
伊達は二コリと笑う。
「はい!頑張ります!」
永沢はある意味素直だよね。
まだまだ期待できそうだな・・・伊達、頼むよ。
◇最終戦◇
7月シリーズの最終戦は豪華版。
NEW WINDマットの上位選手同士のシングル3本立てだ。
☆1本目 草薙みこと VS 南利美
シリーズ序盤にもこのシングルは組まれており、みことの草薙流裸絞めでみことが勝利している。
最近は組んでいないがタッグ王者にも輝いた事のある”パーフェクツ”の同門対決でもある。
みことのファイトスタイルは南の影響を受けているので、南とは基本的に手が合う。
序盤のエルボーの打ち合い、エルボー狙いを脇固めで切り返す切り返し、離れての掌底で削り合い。
合わせ鏡のように同じ技で対抗していく。
だが・・・同じように見えて、みことの攻撃の方が確実に重い。
徐々に均衡が崩れ始めると、雪崩のようにみことの投げ技ラッシュが始まる。
うっちゃり(変形のフロントスープレックス)→草薙流兜落し(変形裏投げ)→草薙流竜巻兜落し固め(旋回式JOサイクロンSH)とつなぎ、南の体力を奪う。
南もヒートしたか珍しいジャーマンを見せるが、みことは投げの受けが強い。
何事もなかったかのように立ち上がったみことは、”秘技”高角度草薙流竜巻兜落し固め!
だが南も一期生の意地でこれを2.9でクリア。
驚愕の表情を浮かべるみことを必殺のネオ・サザンクロスロックに捕らえる。
長時間捕まってしまったみことだったが、なんとか振りほどく事に成功。
最後は草薙流裸絞め(変形ドラゴンスリーパー)で南がギブアップ。
みことはかつてのタッグパートナーに成長を見せつけた形となった。
「南さん・・・ありがとうございました。」
リングで最敬礼をするみこと。
南もそれに応え、さわやかにリングを去っていく。
その表情は、負けたとは思えないほど満足そうだった。
○みこと(13分14秒 草薙流裸絞め)南×
☆2本目 結城千種 VS ダークスター・カオス
最近不調の結城と、絶好調のカオスの対決。
結城はシングル王座を保持している以上、ここで負ける事は許されない。
カオスは序盤から重い(新人なら一撃沈むだろう)ダークスター・ハンマーを連発し、結城は得意の投げでカオスの巨体(女性に対して失礼かもしれないが・・・)をマットに強烈に叩きつける。
結城、カオスともに短期決戦スタイルを得意としているので展開が速い。
最後はダークスターハンマーを耐え切った結城のバックドロップ2連発
で結城が勝利。
○結城(11分44秒 バックドロップ→体固め)カオス×
☆3本目 伊達遥 VS 武藤めぐみ
受けの上手さとタフネスでロングマッチを得意とする伊達と、結城同様にハイスパートレスリングを得意とする武藤。
お互いに相手の得意な試合にはしないようにしているので、序盤は微妙にスイングしない。
エルボーで確実に削りにいく伊達と、隙あれば大技で流れを変えようとする武藤とでは仕方ないのかもしれないが、これは課題だな。
当然柔軟性の高い伊達がハイスパートレスリングに付き合う形になるが、基本的に伊達の方が攻撃が重い。
伊達は”暴れん坊なヒザ”コンボで武藤をほぼKO状況に持っていくと、最後はアキレス腱固めで武藤からギブアップを奪った。
これには会場中びっくり!
伊達がギブアップ勝利を収めるのは極めてまれな、いわゆる”大事件”なのだから当然だが。
そもそも勝利した伊達自身が驚いているのだから・・・その珍しさが解ろうというもの。
やられた武藤は「完全に極められて・・・私もびっくりしてギブアップしたのよ・・・」
と力なく応えるのがやっと。
○伊達(15分57秒 伊達流サザンブレーカー)武藤×
1度はアキレス腱固めと発表されたが、大会終了後に”伊達流サザンブレーカー”訂正。
伊達が南に教わったとの事で、南のサザンブレーカーとは伊達の体格の分形が違うので伊達流がつく事になった。
「リーチとコンパスが違うから同じ形にはならないのよ。完璧じゃないわね」とは南の弁。
関節防御はまったく進歩しない伊達だが、関節技の方が上手くなったなあ。
まだまだ課題も多いけど、毎月進化した形を皆が見せてくれるのは社長として嬉しいよ。
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