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2017/05/01 07:37 |
”!!?” その106
NEW WIND社長 風間 新 手記より。



※この手記は基本的にリプレイですが、風間 新 社長視点で書かれており、創作要素を多分に含んでいます。
 ここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人N独自のものです。
 それをご了承の上、つづきへとお進みくださいませ。


◇11年目12月末◇

「なんだとっ!!それは本当かっ!!」
 井上さんの報告を受けた私はびっくりして大声を出してしまった。
「はい。間違いありません。私もさすがに驚きまして、何度も先方に確認いたしました。」
 いつも冷静な井上さんが何度も確認するくらいだ、よほど驚いたのだろうな。
 私だって相当びっくりしたくらいなのだから。
「・・・受賞は受賞か。武藤、道場に皆を集めてくれないか?」
 武藤は先月末からNEW WINDに戻ってきた。
現在は井上さんの手伝いをしてもらっている。
「・・・わかったわ。」
 まあこの調子だから中々受け入れてくれるところもないらしい。
 もう少し素直さがあれば、あの顔立ちなら男が放っておかないだろうに。
「井上さん、どうだい武藤は?」
「そうですね、クールな秘書見習いという評判になっています。まあ見ようによればそう見えるということでしょう。」
 なるほどねえ。

 うちを巣立っていった元所属選手たちはそれぞれの道を歩んでいる。
 ラッキー内田こと内田佐知子はうちの関連会社ハッピープロジェクトの代表に。
 ちなみに現在NEW WINDマットで藤島と前座戦線を盛り上げているハリケーン神田は彼女の推薦だ。
 
 氷室は親元でのんびりと過ごしている。
親が勧める見合い話もいくつかあると聞くが、すべて「運命を感じない」と断っているそうだ。
 氷室の運命の男とはどんな男だろうか。興味はある。

 マッキー上戸こと上戸蒔絵はスポーツジムのインストラクター。
熱血指導が売りらしいのだが、行き過ぎて特訓モードになることもあるとかないとか。

 カンナ神威は行方不明、草薙みことは地元草薙神社で巫女として働きつつ、古流武術草薙流の師範として後進の指導をしている。
 そのうちその弟子が、みこと&スイレンにつづいて女子プロレス界にやってくるかもね。

「社長、全員道場に揃いました。」
「ありがとう武藤。」
 私は武藤に礼をいい、一枚のFAXを手に道場へと向かった。
 

「緊急に集まってもらって悪いな。」
「いえ。なんでありましょうか?」
 リーダー格の吉田が聞いてくる。
「毎年恒例の、女子プロレス大賞が先ほど発表になった。」
 みながざわざわとする。
「まず、ベストバウト部門。結城千種VS吉田龍子。」
「えっ私ですかっ?」
 意外そうな声をあげたのは結城だ。
 これで6年連続受賞(最多タイ記録もう一人はカンナ神威)となるのだが本人は受賞できると思っていなかったようだ。
「ああ。吉田とのタイトルマッチで受賞だ。6年連続受賞おめでとう結城。」
「今年は取れるとは思っていませんでしたから。驚きました。」

 これは結構問題なのだよね。
 新世代同士でのベストバウト受賞を期待していただけに・・・
「吉田初受賞おめでとう。」
「ありがとうございますといいたいところですが、負け試合を評価されても複雑です。」
「まあそういうな。年間で二人しか選ばれない賞なのだからな。胸を張れ。」
「は、はあ・・・」
 まあ気持ちはわかるけどね。
「ベストタッグバウト部門は結城&ハイブリット組VS永沢&吉田組だ。」
 これも結城がカンナの持つ受賞記録に並ぶ7度目の受賞。ハイブリットは2年連続2度目、吉田は3年連続3度目の受賞となる。
 そして永沢はこれが初受賞。
デビュー年(4年目)の新人賞以来の受賞となる。
「これも取れるとは思ってなかったな~。」
「光栄ですけど、ちょっと複雑よね。」
「これは勝った試合ですから嬉しいですね。」
「やったあ!初受賞です!感謝カンシャ!」 

「みんなおめでとう。続いて新人賞だが・・・」
 私は道場を見回す。
「ウインド・ドラゴン(※)が受賞したよ。おめでとう。」
 ハッピー枠採用のウインド・ドラゴンが当然といわんばかりに頷く。
「あ~あ~やっぱダメかあ。」
 と声をあげたのは藤島。
「藤島は次点だったそうだ。ウインドの方が安定していたからね。」
「がっかり~。」
「藤島ちゃんは狙っていたの新人賞?」
 と相羽がきく。
「うん。一応♪先輩たちも“み~んな”受賞している賞だってきいたから。」
 と応えると受賞してない先輩たちの顔が曇る。
具体的には・・・シャイニング、相羽、ジャンヌ、神田、そして武藤。
「あはは・・・み、みんなじゃないけど・・・ね。」
 わかりやすいなあ相羽・・・
「でもとれなければしょうがないよね。ウインドちゃんは上手いもの。」
 ウインド・ドラゴンはハッピー枠採用だが、これには色々と理由がある。
ま、それはそのうち。      

「受賞できたものも、出来なかったものもより精進するように。」
「は~い♪」
「・・・を目指す。」
 藤島とウインドは対照的な答え方をする。
   
「では、最後にMVPの発表をする。」

 道場がシーンとする。
これがこの直後どんな反応をするだろうか。

「11年12月発表の女子プロレス大賞 MVPは・・・・」
 
 選手達は吉田・ハイブリット・永沢を交互に見ている。




「スイレン草薙!」



  反応がない。

「11年目12月発表の女子プロレス大賞MVPはスイレン草薙!!」
 私は声を張ってもう一度言った。
 
「わ、私ですか???」
「なっ・・・」
「スイレン先輩??!」
「なんですって?それはどういうことよ!」

 あ~あ、やっぱりなあ。
絶対こうなると思ったよ。

「吉田とハイブリット、スイレンの3人で決戦投票まで行ったそうだ。ハイブリットはスイレン戦での敗戦、吉田はケガでの戦線離脱が多かったことが評価を下げる原因となったという。安定感を買われてのスイレン受賞だそうだ、」
「でも・・・私・・・」
 以前絶対王者結城がいるのに、カンナが受賞したこともあったし、選考委員の投票には疑問がつく部分もある。
 だが、スイレンはカオス・メガライト・モーガンの海外ビック3を撃破している実績もある。
 

「くっ・・・納得いかない。」
「吉田!悔しい気持ちはわかる。だが吉田に実績が足らないのも事実。それに永沢も女王として本来なら受賞してもらわないと困る立場だぞ!」
「・・・」
「・・・ですう・・・」
「スイレン!これからはMVP受賞者として見られる事を忘れるな。自分でも実績不足だと思うのなら、ふさわしい実績を残せ!」

「はい!」

 物議を醸したこの受賞。
いい方向に行ってくれればいいが・・・

 なおスイレンには受賞祝いでタッグタイトルへの挑戦権が与えられた。
「MAX WINDタッグですよね。ありがとうございます。」
「誰をパートナーにする?相手は永沢&吉田のドラゴンダンス強敵だぞ。ハイブリットと組むのが一番奪取しやすいと思うけど。」
 という私にスイレンは頭を振って
「いえ寿美さんと組む気はありません。」
「なら誰と組む?シャイニングか?」
「いえ輝さんとも組む予定はないです。確かに心強いパートナーだとは思いますが・・・」
「うーんとなると結城?」
「いえ、私が組みたいのは和希さんです。」
 スイレンの表情に迷いはない。
「相羽とか?明らかに相羽では見劣りすると思うのだが?」
「いえ、和希さんは力を持っています。今の永沢さんになら和希さんで十分勝てるはずです。」

 1月シリーズのMAX WINDタッグはスイレン&相羽組の挑戦に決定した。

「へえ、意外ですね!」
 たまたま事務所に来ていたガールズゴングのO坂記者がこの話を聞いて目を丸くする。
「私も意外でした。ところでO坂さん、今日は取材ではないですよね?」
「ええ。恥ずかしいお話ですが、この間約束しまして。」
 O坂記者はちょっと頬を赤らめる。・・・デレ?
「?」
「白石なぎさ選手に、今度の試合に勝ったら風船をあげるって。」
「ほう。なぎさに風船を。」
「はい。でも直接渡すのも記者として気が引けるので、ギフトで送りたいと思いまして、社長に相談を。」
 O坂記者は俯く。
「いや直接でいいと思うけどな。もう呼んでいるし。」
「えっ?」
「・・・呼ばれた気がする・・・」
 なぎさが相変わらずの事を言って登場する。
「O坂さん・・・風船?・・・」
「あ、うん(汗)これ・・・この間はがんばったね。」
 O坂記者はテレながら風船ギフトを手渡した。 
「・・・風船貰えるって・・・嬉しいかも・・・」
「これからも頑張って・・・」
「・・・頑張ってみる。」

 なんとも不思議な空間だったが、これはこれでよいだろう。

 なぎさは風船効果で(?)、1月シリーズは好調だった。

「ふ~ん。好調なんだ・・・誰が?」
「いや君だから!」
 というやりとりがO坂記者との間であったとかなかったとか。

 そういえばこの風船ギフトでもらった風船はなぎさの入場時に何度か使われたのだが、しっかりガールズ・ゴングのロゴが入っていた。
 やるなO坂記者。
ちゃっかり宣伝にも使うとは・・・ 
 

 なおMAX WINDタッグ選手権試合、スイレンと相羽の挑戦のお話は次の手記にて。



↓感想などはこちらへどうぞ。

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※ウインド・ドラゴン
 ハッピー枠にて11期扱いで入団した選手。
入寮日からマスク着用、”ダンディ・ドラゴン”ダンディ須永氏の指導によりマスクウーマンとしてデビュー。
 女性版究極龍(ウルティモ・ドラゴン)をイメージしている。
ただし、飛びのセンスはあまりないようだ。

 この選手の正体およびマスクをつける理由についてはそのうち。







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2007/03/28 23:00 | Comments(2) | NEW WIND編

コメント

ウインド・ドラゴンも楽しみですね♪
最近、記事の方までてがまわってなくて申し訳ないんですが~
GS愛が一段落付いたら、再開しますのでお待ち下さい~

では、ありがとうございました♪
posted by オーサカURLat 2007/03/29 00:28 [ コメントを修正する ]
 >オーサカさん
 こんな感じでどうでしょうか。
なぎさのキャラはちょっとだけ”愛”のテイストをふりかけてみてます。
 記事の方はおきになさらず。
まあ本編はどんどん進んでいきますが(笑)
posted by Nat 2007/03/29 00:43 [ コメントを修正する ]

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