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NEW WINDの物語 第30話「衝撃のフィニッシュ!?」
NEW WIND社長 風間新 手記より
 


 改訂版発行にあたり、編集部よりご挨拶。

 この作品は連載126回で終了した長編リプレイ『NEW WIND社長 風間新 手記』に大幅な加筆・修正を加えた作品です。
 以前の作品と比べると印象が変わる部分もあるかもしれませんが、より深みを増した風間新社長率いるNEW WINDの成長物語を楽しんでみてください。

(※今回はNEW WIND編のその40「竜虎」の前半に該当するお話です。)

「なにィ!?」

◇5年目10月◇

 今月はいきなり月初めから大変な事になってしまった
 先月の試合で負傷した伊達が、大事をとって欠場する…ところまでは規定路線だった。エースである彼女に無理に試合をさせ、その結果長期欠場という事だけは避けたかったからだ。
 伊達の欠場が決まった直後、狙っていたかのように彼女に映画出演の話が来た。時代劇で、父の残した剣術道場を守るために奮闘する女性師範役だそうだ。あまりセリフはないのだが、ストーリーの上では大事な役だそうだ。確かに伊達ならピッタリかもしれないなと思ったし、気分転換にもなるだろうと思って出演を承諾したのだが、この映画出演に、パートナーのカンナが反発。
「組みたくありません。」と一言だけ言うと、WWCAタッグの返上を申し出てきた。
「そもそもあのチャンピオンからとっても嬉しくなかったですから。」
 どうやらカンナは、前王者チームを評価していないらしい。
「同期のみことと組んで、AACに挑戦したいと思っています。」
これを受け、第4戦大分大会でAAC王座への挑戦決定。3期生『νジェネ』VS2期生コンビでの王座戦はちょっとした世代闘争なのかもしれない。

ここで、冒頭に戻るのだが…

「なにィ!?」  
 会場へ向かっていた私の携帯電話が鳴り、報告を受けた私は大声を出してしまった。
会場へ移動中の選手たち乗ったバスが大きな事故に巻き込まれたらしい。といっても彼女たちが事故にあったわけではないが、事故車の何台か後を走っていたために引くに引けず、進むに進めずの状態に陥ってしまったらしい。
どう考えても時間的に無理だ。私は興行の中止、払い戻しの指示を出し、急ぎ会場へと向かう事にした。
 文句を言ってくるお客様もそれなりにいたが、11月シリーズで再度大分大会を開催、AACもやるということで納得してくれたようだ。こういうことを言うのは不謹慎かもしれないが、事故を起こした奴に損害賠償請求したいよ、まったく。
 
☆第5戦熊本大会☆

 5000人収容の会場に4529人と動員がイマイチ伸び悩む。メインイベントが、カトリーヌ・チャンと吉田龍子のWWCAジュニア選手権なら健闘と言える方だとは思うけど。
 ま、吉田龍子の地元でもあるし、『龍子』って名前を見て『サンダー龍子』と勘違いして来た人も結構いたみたいだ。
 こういう一見さんをグリップできるようないい試合を見せて欲しい。
 特に吉田は、地元でのタイトル戦。サンダー龍子ではなく、吉田龍子を認めてもらえるようになって欲しいな。吉田はまだ基本技だけしか使えないけど、メインイベントでどんな試合を見せてくれるか楽しみだ。

◇WWCA認定ジュニア選手権試合◇

 若手・新人らしく気合と基本技だけの試合。キャリアに勝るカトリーヌ・チャンがリードをしていたのだが、フィニッシュ宣言をして放った技に客席驚愕!!
 なんと出した技は、高速だけどボディスラムだよ。驚いたね。
これには客席も、私たち本部席も口アングリ。WWCAさん、もう少し技仕込んでおいてよ。
 これはもちろんクリアした吉田。
「バカにするな!」と叫んでDDTを2発繰り出した。
 1発目はカウント2.8で、2発目は2.9で返したカトリーヌ。
「これで終わりにしてやるよ!!」とフィニッシュ宣言した吉田は、ボディスラムの体勢に入る。客席は…というと、意外と盛り上がっている。
そして吉田が放った技は、高々と持ち上げてのハイアングルボディスラム!
「おいおい!」と思ったがなんとこの技で決まってしまった。

 ×カトリーヌ(14分58秒 ボディスラム→体固め)吉田○
 ボディスラムでこれだけ盛り上がる試合もないけど、なんだかなあ…



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2008/06/07 18:00 | Comments(0) | NEW WIND 改訂版

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