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2017/07/26 17:27 |
SKY  LOVE  ACT3「挑発」

「てめえっ!」
「なめてんのかっ!」
 風間社長の挑発に乗って激昂する二人。

「…まあ、どうでもいいけど帰りな。今帰れば土足で上がり込んだのは見逃してやるよ。」
 こうなってしまっては完全に風間社長のペースである。さすがは口先だけで(?)NEW WINDを引っ張ってきただけのことはある。
「なんだとコラッ!」
「死にたいのかおっさん!」
 村上姉妹を負けじと噛みつくが、風間社長は顔色一つ変えない。
「おいおい、おっさんはないだろ。こんなダンディな兄さんを捕まえて。」
 風間社長の言葉に場内から笑が漏れる。
「何がダンディだこらっ!」
「おっさんはおっさんだよっ!」
 風間社長の口元に微笑みが浮かぶ。最近ヒールな社長としての出番がなかっただけに、久々のマイクを楽しんでいるように見える。
「まあ、さっきから言ってるけどよ、うちはお前らに用はねえよ、”千夏”・”千冬”。」
 風間社長はしれっとボケをかます。
「てめえ、馴れ馴れしく名前で呼ぶなっ!」
「そうだっ!しかも間違ってるしよ!…お前知っててわざとボケてるだろ!ふざけんなコラ!」
 団体の長ともなればある程度他団体の動向もチェックしておくものだ。なので当然風間社長は、村上姉妹の事を知っている。
「さあ、なんのことやら。それよりも、いい加減帰れや。何度も言うがうちは用はない。」
 断固拒否の姿勢を見せる風間社長。
「…オイ、風間っ!」
「なんだ。」
 風間社長は平然とした顔である。
「お前のところは、自分のとこの選手をやられても平気なのかよ?」
「…!?」
 ピクリと風間社長の眉毛が動く。
「うちらはさっきお前のところのザコを4匹片づけたんだよ。やられたまま逃げるのかよ?どうなんだ風間っ!」
「………」
 風間社長の返答が止まる。
「どうなんだコラっ!」
「何がハイレベル団体だ!ハイレベルが聞いてあきれるぜ。ここまでやられて誰も出てこないなんてな。」
「ケッ!単なるチキンのあつまりじゃねえか。」
 やっといつものペースを取り戻した村上姉妹が反撃にでる。
確かに村上姉妹の言うとおりで、余所者に自分の団体のリングを占拠されているというのに、NEW WINDの所属選手は誰も出てきていない。
「どうしたコラッなんかいってみろチキン!
「オラッ、チキン!」
「ピーチクパーチクうるさいやつらだな。」
 風間社長の語気が強まる。
「なんだとコラッ!」
「そりゃね、団体の看板を背負っているプロのレスラーがうちに乗り込んできたのなら、うちの選手は全力でリングから追い出しにかかるだろうよ。」
「…ならなんで出てこねえ?」
「わからないのか?」
 風間社長は姉妹の顔を交互に見た。。
「君たちは団体を背負っているわけではない、単なる素人だ。素人さん相手にうちのプロ選手が出る必要はないからね。」
「なんだとコラッ!」
「てめえっ!思いあがるのもいい加減にしろっ!」
 風間社長の執拗な挑発に村上姉妹は完全にブチ切れた。

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2008/09/28 18:00 | Comments(0) | NEW WIND外伝

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